コラム

 公開日: 2013-07-21  最終更新日: 2014-06-04

花文化11 一葉式いけ花

一葉式いけ花(いちようしきいけばな)


植(はな)
いけばなの素晴らしさは、大地に生えている植物を器という地に蘇らせることにあります。草花や、樹木といった植物だけではなく、時には金属なども作品の材料として考えます。
それを総称して“植(はな)”としています。

間(はざま)
物事には-間-があります。それは、空間であったり、時間であったり、関わり方であったり、或いはバランスであったり、人により感じ方は様々です。
『植・間』(はなはざま)は、花をいける上で自分なりの“間”を意識して、“植”の良さや表情を捉えていきたいという姿勢を表した造語です。
少しでも深く『植・間』の関係を理解していきたいというのが一葉式いけ花の願いです。




特徴1 『流』ではなく『式』

一葉式いけ花はそれぞれの人の個性と感性を大切にしています。
流派という「流れ」にとらわれるのではなく、一葉『式』で学び、それぞれの個性を生かし、いつか自分『式』に花を生けられる様に、という考え方の下、流派名を一葉『流』ではなく、一葉『式』としています。



特徴2 誰でも早く上達できるカリキュラム

一葉式いけ花が発足する以前は、生け花の主な流派ではテキスト(教本)を使わずに伝える事が主流でした。その為、早く上達する人とそうでない人との差が大きかったのです。また、教わる先生との相性もかなりな影響を与えていました。
そこで、自由花会で先駆けてテキスト(教本)を導入し、誰でも生け花を早く上達してもらおうと、発足したのが一葉式いけ花の前身である『一葉式女塾』です。言うなれば、一葉式いけ花は『誰でも早く上達できる』ように教えるために生まれてきたといえます。



特徴3 その土地、その季節に合わせる生け花

一葉式いけ花は発足当初から空間に調和する花を追及しておりました。
その季節、その土地の花材にこだわってきたからこそ、独創性豊かな生け花を創る一葉式の特徴です。海外でとても広く受け入れられているのは、一葉式の華道は、その国その国にある花を使って生け花ができるからです。
また、家元による海外向けの即興デモンストレーションはいつも好評を得ていますが、花材はそのイベントの土地で調達し使用する事も多く、初めて出会った花でも生け花ができる強みがあります。

昭和12年3月に初代家元粕谷一葉が主宰する「紅遊会」と舞台挿花を確立した粕谷明光の主宰する「東花会」とが合体し、規格化した教科書とカリキュラムを使用した新しい教授法を旗印に、「一葉式花道」を創流。市ヶ谷田町にいけ花道場「一葉女塾」が創設されました。
第二次世界大戦中、閉校を余儀無くされましたが、戦後昭和21年に明光が復員、翌22年に家元を継承し、「一葉式いけ花」と改名いたしました。それぞれの個性と感性を大切にし、流派という‐流れ‐にとらわれることなく、一葉式の花を学び、個性を生かし、いつか自分“式”の花を生けられるように、という考えの下、流派名を“一葉流”ではなく、“一葉式”としました。

昭和23年に本部を中野に移し、第二代家元明光と夫人粕谷房子の二人三脚でさらに発展いたしました。
昭和58年に一葉式いけ花第三代家元を継承した粕谷明弘(現家元)は、クリエイティブな竹の魅力を引き出した作品を創出し、昭和52年には、花材同士を花留めにした水盤での投げ入れ手法(剣山等の留め道具なしでの盛花)を先駆けて行うなど、斬新でユニークなアイデアを発信し続けています。
二代目明光の確立した舞台挿花のデモンストレーションを進化させ、いつもその瞬間にしか生まれない「植・間」(はなはざま)を大事にし、いけ手と観客とが一緒になって一から花が生けられていく過程を共有する、プロセスを重視したダイナミックないけばなデモンストレーション(いけばなライブ)を30年以上前から継続して行っています。

一葉式いけ花は、海外へのいけばなの紹介、普及に力を入れています。戦後二代目明光はじめ多くの一葉式の教授者は、国内外で誇りを持って精力的に海外の人々にいけばなを指導しました。その指導を受けた人々が世界各地で活躍し、弟子、孫弟子へといけばなに対する熱心な取り組みが受け継がれています。
現家元粕谷明弘は、海外からの評価も高く、世界38ヶ国、86都市を訪問し、延べ180回以上の海外公演を行っております。75周年の節目を迎え、現家元、次期家元 粕谷尚弘をはじめとする一葉式いけ花のメンバーは、日本のみならず世界各国の多くの人々の応援を受けながら益々いけばなによる国際交流の輪を広げています。


海外への普及に力を入れている所が特徴的ですね。また教室は仙台にはなく、青森なので、本部東京が近いのでしょうか・・・
http://www.ichiyo-ikebana-school.com/

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