コラム

 公開日: 2014-03-24 

花の終わり方

終わり方の表現です。桜散るって言いますよね、もう良いですよね言っても(笑)
では・・・色々ネットから拾ってみました。だから正しいかどうかは定かではありませんが・・・
花屋としてもこの表現で言うことは少ないです・・・というか終わりかけの花は売ってないので(笑)
解釈表現ですから、これって言う正解では無いかと思いますが、美しい日本語というのでしょうか?日本人にしか出来ない表現方法としてご理解下さい。  しかし奥深い・・・

☆梅
梅の散るさまを「散りしおれる」と表現しているのを見つけました。梅の異名「好文木」の説明の中で、「中国、晋の武帝が学問に励んでいるときは梅の花が開き、学問を怠るときは散りしおれていたといわれる故事による」とありました。

一方で梅はこぼれるという表現もあります。素性法師 梅の花折ればこぼれぬ我が袖に匂ひか移せ家づとにせむ  

☆沈丁花
沈丁花の散るさまは
「庭石に 花こぼしをり 沈丁花」
と、富安風生の俳句の中に見つけることができました。「こぼす」「こぼれる」という表現は確かに実感できますね。

☆雪柳
雪柳は散る姿にこそ、人は心を惹かれるのでしょう。江戸時代の俳諧に下記のやうなものがあります。
「ちればこそ 小米の花も おもしろき」
小米花は雪柳の異名です。
また、山口誓子の俳句には
「雪やなぎ 苑をしろくし ひと死せり」
「苑をしろくする」という表現で、雪柳が散る様子を表しているのですね。
また、次のような句もあります。
「雪柳 ふぶくごとくに 今や咳く」
石田波郷の俳句です。確かに、雪柳が風に吹かれて散る様子は「ふぶく」がぴったりです。

☆すもも
すももの花のちる様子は古く万葉集の中にあります。
「わが園の 李花(すもものはな)か 庭にちる はだれのいまだ のこりたるかも」
大伴家持の歌です。「散る」と表現されていますが、実は「はだれ」という表現が素晴らしい。「はだれ」とは、雪がはらはらと降るさまを表現する言葉なのです。すももの散るさまをはらはらと降る雪にたとえているのですね。
万葉集にはほかにも「はだれ」を用いた歌があります。
「沫雪(あわゆき)か はだれに降ると 見るまでに 流らへ散るは 何の花そも」
ここでは何の花かわかりませんが、「流れ散る」という表現がされています。

☆花蘇芳(はなずおう)
花蘇芳に関しては面白い表現を見つけました。
「風の日や 煤ふりおとす 花蘇芳」
滝井孝作という人の俳句です。花の散る様子を「煤ふりおとす」と表現したのですね。実にユニークな表現だと思います。

☆ゆすらうめ
ゆすらうめを題材にした句には
「万両に ゆすらの花の 白き散る」
正岡子規の句ですが、「白く散る」という表現をしています。

☆枳殻(からたち)
「こぼれる」の表現をまた、見つけました。枳殻の花です。
「家鴨等に 枳殻の花の こぼれけり」
江戸時代末期の俳諧なのですが、「こぼれる」と表現していますね。

☆山吹
山吹もまた古くから歌に詠まれてきた花です。
「ほろほろと 山吹ちるか 滝の音」
松尾芭蕉の句です。「ほろほろと散る」と表現しています。表現としては目新しいものはないのですが、正岡子規もまた次のように詠んでいます。
「山吹や 小鮒入れたる 桶に散る」
もう一つ、時代は前後しますが、面白い表現を見つけました。
「山吹や 井手を流るる 鉋屑」
与謝蕪村の句です。山吹の散るさまをかんなくずにたとえているのです。ああ、これもユニークな表現ですね。

☆椿
椿はやはり「おちる」なのでしょうね。
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」
河東碧梧桐の超有名な句ですね。しかしながら、「散る」という表現がまったくないかというとそういうこともなく、次の例があります。
「ちり椿 あまりもろさに 続て見る」
芭蕉の門人、志太野坡の句です。散る椿を「ちり椿」と表したのですね。


桜⇒散る
梅⇒こぼれる
椿⇒落ちる
朝顔⇒しぼむ
菊⇒舞う
牡丹⇒崩れる

牡丹はこのようなご意見もありました。
牡丹が落ちるだと思ってました、
落ちる姿が介錯される武士の姿に通じるので、武士の屋敷に牡丹は植えないと思って居ました。
崩れるなんですね。 タイ国の慎さんより

最後に・・・春彼岸では御世話になりました。有り難うございました!!お盆、秋彼岸と同じ場所での販売を予定していますので、皆様・・・他で買わないで来てね(笑)

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