コラム

 公開日: 2018-01-09 

~子供の虫歯予防~ 虫歯にならない丈夫な歯をつくる食事!

子どもの歯は大人の歯に生え変わる過程でトラブルが起きやすいもの。歯磨きと並んで心がけていきたいのが、虫歯になりにくい食事習慣です。必要な栄養素を毎日の食事に取り入れながら、正しい食べ方を今のうちから習慣化しましょう。

虫歯予防に効果のあるカルシウム・フッ素・食物繊維などの栄養のとれた食事

乳歯から永久歯に生え変わり始める6歳頃から、だいたい8年くらいの時間をかけて少しずつ大人の歯へ変化していきます。

生え変わる期間が長期にわたるため、トラブルも多くなります。特に、生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいという性質を持っているので要注意です。生えたばかりの歯は永久歯であっても柔らかく歯肉がかぶさっていることもあります。6歳臼歯の場合では、溝も深いので保護者が気を使って状態をチェックしてあげることが大切です。

歯磨きも大事なことですが、それ以前に虫歯予防の観点から毎日の食事を考えることも忘れてはいけません。食べ物は1日3食の食事のほか、間食もあります。それだけに、いつも口にしているものが歯の健康にも大きくかかわってくるのです。栄養バランスの取れた食事をすれば良いのは想像がつくかと思います。

そこから一歩進んで、虫歯予防に効果が期待できる栄養素を覚えておきましょう。それは、カルシウム・フッ素・食物繊維の3つです。

【カルシウム】
カルシウムは、成長過程の子どもにとって必要不可欠な栄養素です。カルシウムが不足してしまうと、骨や歯に含まれているカルシウムが溶け出してしまいます。せっかくの永久歯がもろくなってしまうのです。

そのため、永久歯がすべて生えそろうまでは意識的にカルシウムの含有量が多い食品を摂取するようにメニューを考えるのがよいでしょう。

現代のライフスタイルでは、意識的に摂らなければ不足しがちな栄養素です。食材としては牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品のほか、ひじきや煮干し、ワカメ、昆布、海苔などに豊富に含まれています。

朝にデザートとしてヨーグルトを食べる、料理にチーズや牛乳を使う、ひじきや昆布などはふりかけを作り置きしておにぎりやお弁当に使うなどすると取り入れやすくなります。

【フッ素】
フッ素の虫歯予防効果は広く知られてきて、小学校で塗布を行っているところも出てきています。フッ素には唾液中のカルシウムが歯につくのを助ける働きがあり、初期虫歯を修復してくれます。

このフッ素は歯磨き剤やうがい薬としても市販されていますが、食品にも含まれています。身近なところでは緑茶、煮干し、芝エビなどがそれにあたります。

【食物繊維】
繊維質の多い野菜などを食べると唾液の消化酵素では分解されないため、よく噛まなくてはなりません。噛むことで唾液が出やすくなり、歯の表面の汚れを落としやすくなります。

食物繊維が多い食品は、ゴボウやサツマイモ、ホウレン草などの野菜類や、大豆やエンドウ豆といった豆類、ワカメ、昆布、ひじきといった海藻類などとなっています。

よく噛んで食べる

一般的に子どもが好むメニューとなると、ハンバーグやグラタン、唐揚げなど、あまり噛む必要がない柔らかいものが挙げられます。

現代人は大人であっても舌触りの良い柔らかな食べ物を好む傾向があるので、意識しなければあまり噛まなくても済むメニューばかりが食卓に上っているかもしれません。

しかし、子どもの頃にこそ、よく噛むことが大切です。噛むことで唾液の分泌が促され、歯や歯茎に付着した食べかすを洗い流します。

酸性に傾いた口内の中和や、歯の再石灰化も促します。つまり、意識して噛む回数を増やすだけで虫歯予防になるのです。さらには、歯茎の血行も改善され抵抗力が高まることで、歯肉炎の予防にもつながります。

成長過程のあごや口の発達を促すことで、歯並びやかみ合わせも良い方へ向かうでしょう。

噛まなくても食べられるラーメンや、早食いが太るといわれているように、よく噛まなければ満足感が得にくくなります。噛む刺激で満腹中枢が刺激され、早食いや食べ過ぎも防げます。

親が教えてあげなければ、よく噛むことは身につきにくいものです。幼児のうちから、楽しい雰囲気の中で練習していきましょう。目標としては1口あたり20回~30回ですが、まずは回数を少しずつ増やすことから始めてみましょう。

虫歯になりやすい食事と虫歯予防にいい食事

生活リズムも食事に影響しています。朝いつまでも寝ていれば朝食を食べ損ねて、代わりにお菓子で間に合わせたりすることもあるかもしれません。就寝時間が遅ければ、口さみしさからついつい食べ物を口にしてしまうかもしれません。

常に子どもの手の届くところに食べ物を置いておくのは、好ましいことではありません。アメやスナック菓子などの食べ物が長い時間口の中にあるような「ダラダラ食べ」が習慣化してしまうと、歯を溶かす原因となる酸が作られ続けることになってしまいます。

それは虫歯の危険性を高めることになります。

逆に、虫歯になりにくい食事とは何でしょう。特定の食品を食べていれば良いというものはありません。規則正しい生活を心がけて、決まった時間にバランスの取れた食事や適度な間食をよく噛んで食べること。小さなうちから生活習慣を整えることが、将来の歯の健康にもつながります。

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