コラム

 公開日: 2018-02-14 

歯茎が腫れた!3つの原因と治療方法

歯茎の腫れは、「歯の病気」「ストレス」「差し歯」などが主な原因です。痛みがなければ放置することもあるでしょう。しかし、場合によっては悪化することがあります。原因によって対処法は変わるので、早めに適切な処置を受けましょう。

歯茎が腫れる3つの原因(歯の病気、ストレス・疲労、銀歯・差し歯の炎症) 

突然歯が痛くなったら、原因は虫歯だろうと見当がつきますが、歯茎が腫れると原因は何なのか戸惑ってしまうことが多いでしょう。

歯茎、つまり歯肉が腫れて痛みがあれば、歯科に行くでしょう。しかし、腫れていても痛みが伴わなければ、そのまま放置している人も少なくないでしょう。

ここでは、歯肉が腫れる3つの原因を探り、それぞれの対処方法を紹介します。

(1)歯肉炎や歯周病、虫歯
歯肉全体が腫れているのなら、歯肉炎や歯周病が疑われます。
歯周組織に炎症を起こす病気を歯周病と呼びますが、中でも歯肉の炎症に限っては「歯肉炎」といいます。歯と歯肉の間にプラークや歯石が溜まり炎症を起こします。

正常な歯肉はピンク色で引き締まり、三角の山形を保っています。歯肉炎になれば三角の部分は赤く腫れて、盛り上がってきます。悪化するにつれてさらに赤黒くなりブヨブヨしてきます。

この段階では痛みはほとんど感じられません。見た目以外の変化としては、朝起きたときに口の中がねばつく、歯磨きで血が出るということくらいです。歯がぐらつき痛みがあるわけではないので、見逃されことがあります。

さらに炎症が歯根の先へと深く進行すると、歯周ポケットが大きくなり歯の周囲の骨を壊していくようになります。こうなると「歯周病」です。

歯肉が下がって歯が長くなったように感じます。歯と歯の間の隙間も大きくなります。硬いものを噛んだ時に歯が動き、歯肉から出血するようになります。痛みも出てくる頃です。歯周ポケットから膿が出ることもあり、口も臭うようになってきます。

歯肉全体ではなく特定の部分だけ腫れるのであれば、原因は虫歯かもしれません。虫歯になることで歯の根元部分から細菌が侵入し、膿が溜まり炎症を起こすこともあるのです。

(2)ストレスや疲労
虫歯も歯周病も心当たりがないのに、歯肉が腫れ違和感を覚える。よく「歯が浮く」などと表現されることがありますね。

ストレスや疲労があると全身の免疫機能が下がってしまいます。免疫が細菌を退治することができなくなり炎症を起こしてしまうのです。

ストレスによって歯を食いしばっていたり、就寝中に歯ぎしりをしたりすることもあります。そのせいで健康な歯でも過多の圧力がかかり、歯が浮いたような症状も見られるようになります。

(3)親知らずや銀歯・差し歯
親知らずや差し歯があるのならば、それが原因となり得ます。
親しらずは一番奥に生えているため歯磨きもしにくく、細菌が繁殖しやすい場所です。親知らずの周囲には炎症が起きやすく、噛んだり物がふれたりすると痛みもあります。悪化すれば終始ズキズキと痛むようになります。

銀歯や差し歯は入れた当初はぴったりと合っていても、時間の経過とともに劣化し欠けやぐらつきが生じてきます。その影響でかみ合わせや歯周病といったトラブルとなり、付随して歯肉も腫れることがあります。

原因別、治療方法

歯周病の中でも歯肉炎程度であれば、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返します。症状が治まると大丈夫だろうと油断してしまい、放置することで徐々に悪化してしまいます。

いつも腫れたところから膿が出ることで口臭がきつくなります。歯のぐらつきもひどくなり、嚙合わせると強く痛むようになります。

日常生活に支障がないからといって放っておかず、プラークコントロールを徹底しましょう。歯周病の対策は一にも二にも歯垢と歯石の除去です。

歯科医で定期的にプロにケアしてもらうとともに、自分自身で行うセルフケアを行います。歯にこびりついたバイオフィルムや歯周ポケットに入り込んだ歯石を、歯ブラシや歯間ブラシで取り去ることは不可能です。

こうした汚れは、歯科医や歯科衛生士によるスケーリングやルートプレーニングといった専門的なケアが必要です。また、いくら歯科でプラークコントロールしていても、歯間ブラシやデンタルフロスでの日常的なケアを怠っては片手落ちです。プロの手を借りながらセルフケアを欠かさないことで、歯茎の健康は守られるのです。

ストレスが原因の場合は休息を取る抵抗力や免疫力を高める

ストレスや疲労が原因の場合は、適度に休息を取って抵抗力・免疫力を高めることです。そして、歯を食いしばるクセがあるのならば、意識して治すようにしましょう。何かに集中しているときに、無意識のうちに歯を食いしばるクセを持つ人は少なくありません。こまめに意識することで、しだいに改善されます。

就寝中の歯ぎしりは、自分の力だけでは対処が難しいものです。歯科医院で専用のマウスピースをあつらえてもらい、歯ぎしりしても圧力がかからないようにすることで良い方向に進みます。

親知らずや差し歯が原因ならば、歯科医を受診するようにしましょう。その場しのぎの対応では、時間が経つほどに症状が悪化していくからです。それでも、受診まで間が空くこともあります。その時は市販の痛み止めを服用し、硬いものを噛まないようにしてください。無理をして体に負担をかけないことも大切です。

この記事を書いたプロ

きとう歯科クリニック [ホームページ]

歯科医 鬼頭昌盟

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TEL:022-794-8221

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