コラム

 公開日: 2018-02-15 

歯茎の痛み・腫れ・出血は「歯周病」のサイン!自宅でできる応急処置

歯周病では歯茎の痛みとともに腫れや出血がみられます。歯科医に診てもらうのが基本ですが、それまでの応急処置としては冷やさずに痛み止めを服用すること。安静にして栄養を摂ること。そして、柔らかい歯ブラシでマッサージすることを試みてください。

応急処置として患部を冷やすのはNG

歯茎が腫れて痛みもあれば、まずは歯科医院に行くことが大切です。しかし、そうは言っても痛みが出たのが夜中だったり、休日であったりすればすぐに診てもらうことは難しいでしょう。病院に行くまでの間の応急処置として、自宅でできることについてご説明します。

気を付けて欲しいのが、患部を冷やさないこと。「痛みがあるなら冷やす」と覚えている人が多いですが、これは時と場合によります。感染症を起こしているならば、ちょっと待ってください。

冷やすことで血管は収縮し、血流が抑制されます。すると患部に流れる血液量が減少してしまいます。それがどういうことかというと、薬を服用しても効果が出にくくなるということなのです。
薬は通常、腸で吸収され血液に乗って患部まで運ばれます。冷やしてしまうと、薬の効果が最大限に発揮されなくなるのです。

痛みの原因は細菌感染による可能性も

原因によっても対処方法は変わってきます。
しかし、痛みや腫れの原因が何かということを自分で判断することは困難です。歯や歯茎が痛むといっても、大本の原因が歯や歯茎にあるのかどうかは医師が診断しなければ分かりません。歯以外の要因から炎症を起こすこともあるのです。

歯に問題がある場合は痛みの場所が特定しにくく、痛みもズキズキと強いものが多くなっています。痛みの範囲も広く、耳や頬、頭にまで及ぶことがあります。これが歯茎となると比較的痛みの場所を明らかにしやすくなっています。

細菌感染による歯肉、歯根膜、歯槽骨の急性炎症がその主な原因です。歯茎の腫れや痛みとともに出血があれば、これらの歯周病の可能性が高いです。
ただし、親知らずの歯による炎症や、全身疾患に伴う口腔内の痛みもあるので、自分で判断することは危険です。

すぐに病院に行けない場合は、市販の薬でいったん痛みを和らげき

痛みが我慢できないくらいならば、市販の痛み止めを記載されている量や用法を守って飲んでみましょう。

痛みで食事もとれずに、体力が低下して免疫力が下がる方が体にとってダメージは大きくなります。

市販されている物以外、前回歯科医にかかったときの痛み止めが残っていれば、それでも良いでしょう。

痛み止めを飲んで痛みが治まっているうちに病院へ行くことができれば一番良いのですが、数日間が空く場合もあるでしょう。

そうなれば、何度か食事もします。このときに注意したいのが、歯に負担をかけないということです。歯茎が腫れている部分の歯では噛まないようにしましょう。せんべいやゴボウなど噛み応えのあるものも、しばらくお休みしてください。噛むことでかかる負担を極力少なくすることで、炎症は早く治ります。

歯茎が痛いと食事をする気も失せるかと思いますが、何も食べなければ体は炎症に対抗できません。食事から栄養を補給し免疫力を上げていくことで、炎症を抑える力も出てきます。

さらに、炎症によって壊された組織を修復するためのエネルギーも必要です。つまり、体は普段以上に栄養を求めているのです。

そう言われても痛くて食べられないという人は、ゼリー状の栄養補助食品やスープはどうでしょう。豆腐やおかゆ、軟らかく煮たうどんなどとあわせて、何かしら食べるようにしましょう。

水分補給も意識的に行います。最低でも1日に1リットル以上は摂ることで、体の代謝を高めると言われています。代謝が良ければ、炎症で傷んだ歯肉が新しい細胞に生まれ変わりやすくなります。

腫れている場合、やさしく歯磨き&うがい薬で口内を消毒 

腫れているから歯磨きはしたくないかもしれませんが、しなければ腫れは悪化します。腫れているのは細菌が増えている証拠です。原因菌をブラッシングで取り除きましょう。

食後の歯磨きではやわらかめの歯ブラシを使います。硬めの歯ブラシで強く磨いてしまうと腫れがひどくなります。だんだんと腫れが収まってきたならば、通常のものに戻しても大丈夫です。腫れがあるときには出血を伴うこともありますが、しだいに落ち着いてくるでしょう。

歯磨き後は、市販されているうがい薬で口の中を消毒しましょう。殺菌作用が強く、刺激が少ないタイプのものが適しています。また、歯茎はストレスや体調不良の時に体の免疫力が落ちることによって腫れやすくなります。できるだけ安静にして消化の良いものを食べ体力の回復に務めましょう。

普段から睡眠時間が足りないという人は、早めに寝て睡眠時間を確保しましょう。寝不足は免疫を弱めます。休息を取り、体を労りましょう。

出血の応急処置

歯茎の組織は柔らかく、炎症を起こしていればブラッシングの刺激でも出血します。
歯周病などによる少量の出血ならば問題はありません。怖がって磨かず、炎症の原因となっている細菌を取り除かない方が悪い影響があります。清潔な柔らかい歯ブラシで患部をやさしくマッサージしてください。血行や新陳代謝が促進され強く正常な歯茎が戻ってきます。

この記事を書いたプロ

きとう歯科クリニック [ホームページ]

歯科医 鬼頭昌盟

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TEL:022-794-8221

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