コラム

 公開日: 2014-09-22 

共に雨宿りを、共によき願いを ―彼岸供養会を行います―

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。






〈日陰にあれど〉

 9月23日午前10時より、秋の彼岸供養会を行います。
 唱える「相互供養和讃」です。

「一樹の陰の雨宿り 一河の流れくむ人も 深き縁(エニシ)の法(ノリ)の道 歩むに遠き行く手をば 情に包む人の慈悲 供うる人も受くる身も 共に仏の御光(ミヒカリ)を 受けて輝く嬉しさに 施主(セシュ)の功徳(クドク)を讃えつつ お御名(ミナ)唱えて報いなん 南無大慈如来(ニョライ)尊 南無大師遍照(ヘンジョウ)尊」

(一樹の陰の雨宿り…同じ木陰で憩うのも
 一河の流れくむ人も…同じ渓流の水を汲むのも
 深き縁の法の道…前世からの深い因縁の法による
 歩むに遠き行く手をば…輪廻転生の果てしなく長い道行きにあって
 情に包む人の慈悲…思いやりが情という潤いで包む
 供うる人も受くる身も…布施行を行う人も布施に救われる人も
 共に仏の御光を…共にみ仏のお慈悲の光を
 受けて輝く嬉しさに…受けて生き生きと輝ける嬉しさに
 施主の功徳を讃えつつ…施主の功徳を讃えながら
 お御名唱えて報いなん…救い主のお御名を唱えてお報いしよう
 南無大慈如来尊…大いなるお慈悲を持った尊い如来様へ帰依(キエ)します
 南無大師遍照尊…大日如来となった尊いお大師様へ帰依します)

 金剛流御詠歌の歌詞です。
 これを読むたびに、人の心を潤す思いやりのありがたさが身に沁みます。
 そして、その源泉であるみ仏とお大師様へ自然に頭が垂れます。

 唱える発願(ホツガン)の文です。          

「いまだ苦しみを離れざる者には、願わくは苦しみを離れしめ、
 いまだ楽しみを得ざる者には、願わくは楽しみを得せしめ、
 いまだ菩提心を起こさざる者には、願わくは菩提心を起こさしめ、
 いまだ悪を断じ善を修せざる者には、願わくは悪を断じ善を修せしめ、
 いまだ成仏せざる者には、願わくは成仏せしめん」

 江戸時代に活躍した慈雲尊者(ジウンソンジャ)の文章です。
 これを唱えるたびにありがたくもあり、身が引き締まりもします。

 参加された方々へは、光明真言の祈りを込めた聖なる御砂をお分けいたします。

「おん あぼきゃ べいろしゃのう まか ぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」

 この真言にはブログ「御守となる言葉は?」に書いたとおりの意味があります。

・おん…あらゆるものを捧げ尽くして帰依します
・あぼきゃ…み仏は、この世でも、あの世でもお救いくださいます
・べいろしゃのう…この身は大日如来そのものになります
・まかぼだら…私たちがそのままみ仏であると認め、悟りの境地へ導いてくださいます
・まに…宝珠のご利益で、この世でも、あの世でもよき願いが叶い、この上ない安楽が得られます
・はんどま…蓮華のようなお慈悲によって罪障が消え、慈悲の心が起こります
・じんばら…智慧の光明で愚かさが消え、ご縁の浄土へお導きくださいます
・はらばりたや…宝珠と蓮華と光明の功徳が私たちの迷いを悟りへと転じて、み仏になります
・うん…罪障によってこの世の地獄にいた私たちは、たちまち浄土の住人になります

 そして、光明真言の土砂加持(ドシャカジ)法を結んだ砂には以下のような功徳力があるとされています。

・迷いを脱し、平安へと向かわせる
・過去の罪過を清める
・死者を地獄へ向かわせない

 もちろん、真言を唱えさえすればよいのではなく、聖砂を持ちさえすればよいのではありません。
 何よりも大切なのは、心を澄ますということです。
 ご本尊様へ向かい、先亡の方々へ想いをいたし、損得や効率に追われている日常生活のパターンを離れて合掌することです。
 右手は聖なるもの、左手は自分、それが一つになる感覚を持った上で、真言を唱え、聖砂を所持し、あるいは撒きましょう。
 その時初めて、言葉は言霊として力を持ち、砂は冥加(ミョウガ…知らぬ間に授かる仏神のご加護)を発揮することでしょう。

 どなたでも自由に参加できます。
 どうぞおでかけください。

「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA



 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、この世の幸せとあの世の安心を祈っています。

この記事を書いたプロ

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