コラム

 公開日: 2015-02-02 

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会の緊急声明は日本の宝 ―報復の連鎖を離れよう―

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




〈善男善女が唱える守本尊様すべてのお経に後押ししていただき、1000枚の護摩木を焚く厄除け祈祷は無事、終了しました〉

 湯川遙菜、後藤健二両氏の殺害情報を受け、2月1日、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会は、日本語、アラビア語、英語による緊急声明を発表した。
 全文は以下のとおりである。

後藤健二さんら人質殺害を受けての緊急声明
 
 私たち日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)は、日本人人質事件の発覚後、2通の声明文とビデオメッセージを通じて、 後藤健二さんと湯川遙菜さんの解放を関係者に求めてきました。
 しかし湯川さんに続き、後藤さんを殺害したとする映像が公開され、私たちは深い悲しみでいっ ぱいです。
 
 後藤さんはこれまでに世界各地で苦しむ人びとの側に立ち、事実を伝えることでジャーナリズムの役割を果たしてきました。
 公開された映像が事実であるならば、後藤さんが否定してきた理不尽な暴力により、命を奪われてしまったことになります。
 
 なぜこのような事件が起き、そして繰り返されるのか、「報復」は憎しみと対立を煽るばかりです。
 暴力による負の連鎖を断ち切るために、原因を追求し、私たちは賢明な平和的手段で解決することを訴えます。
 
 今も世界各地では戦闘や空爆が続き、犠牲者は増え続けています。
 暴力から尊い命を守ること、それが後藤さんがジャーナリストとして命をかけて伝えたかっ たことではないでしょうか。
 後藤さんと湯川さんのご冥福を祈ると同時に、彼らの犠牲が最後となることを祈ります。

 2015年2月1日
 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)

 この声明文は、日本の宝である。
 日本中が「決して許せない!」「強い憤りを覚える!」「悪を許すな!」と沸き立っている時、同僚を殺され、自分たちもまた同様の危険性に身をさらす最も危険な立場にありながら、「報復」を拒否し「原因」を追求することと、「賢明な平和的手段」による事態の解決を訴えている。

 平成26年4月、イラン北部ヌールにおいて、死刑囚が公開処刑される直前、殺人事件で息子を殺された母親が罪を赦したため、目隠しされた死刑囚は首からロープを外され、禁固刑となった。
 報復と死の場は瞬時にして、赦しと生の場に転換し、世界中の人々に強い感銘を与えた。
 被害者と加害者と、双方の母親同士が共に泣く写真は忘れられない。

 平成18年10月、アメリカ東部ペンシルバニア州ランカスター郡において、キリスト教の一派であるアーミッシュが運営する学校で暴漢が5人の女子児童を撃ち殺し、自殺するという事件があった。
 その際、かけつけた暴漢の妻と3人の子どもたちは罪を許すアーミッシュたちに抱擁して慰められ、妻は葬儀にも招かれた。
 自分から先に撃ってくれと申し出た少女たちの記憶と共に、ランカスター郡においてのみならず、世界中の心ある人々によって語り継がれることだろう。

 ヒンズー教のインドがイスラム教のパキスタンと深刻な紛争に陥ったおり、ガンジーは平和の回復を訴え断食に入った。
 そこへ、イスラム教徒の子供を殺したヒンズー教徒がやってきて、ガンジーへ生きてくれと頼む。
 ガンジーは「貴方が地獄から抜け出す方法を教えよう。それはイスラム教徒の孤児を自分の子供として育てることだ。しかも、イスラム教徒として」と応えた。

 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会の声明文は日本人の良識を示した。
 お釈迦様が「この世から怨みをなくすには、自らの心から怨みをなくさねばならない」と説かれた真理は不滅の耀きを放っている。
 当山は『不戦堂』に掲げ、日々、「不戦日本」を祈る際の力としたい。

 今日の守本尊不動明王様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=EOk4OlhTq_M


 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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