コラム

 公開日: 2015-05-13 

映画『日本と原発』の鑑賞会を終えました ―脱原発へ向けて―

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




〈今は亡き吉田所長たちの献身的行動と、原因不明の僥倖が重なったおかげで今の日本があることを忘れるわけにはゆきません〉

 5月9日、たくさんの方々にご参加いただき、おかげさまにて映画『日本と原発』の鑑賞会を無事、終えました。
 映画の冒頭にある河合弘之弁護士の言葉です。

「原発事故は
 国民生活を工程から覆す。
 経済も文化も芸術も教育も司法も福祉も
 つつましい生活もぜいたくな暮らしも
 何もかもすべてだ。
 したがって、
 原発の危険性に目をつぶっての
 すべての営みは、砂上の楼閣と言えるし、
 無責任とも言える。
 そのことに国民は気が付いてしまった。
 問題は、そこで
 どういう行動をとるかだと思う。」

 映画で紹介されている事実です。

○原発が環境に優しいという主張はまやかしである

「被告(国)は,原子力発電所の稼働がCO2の排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが,原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって,福島原発事故はわが国はじまって以来最大の公害,環境汚染であることに照らすと,環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることははなはだしい筋違いである。」(平成26年5月22日、福井地裁で出された原発差し止め判決より)

○すでに人類史「第四の革命」が起こっている

 世界的に眺めてみると、平成18年をピークに原子力発電の量が落ち始めている一方、自然エネルギーの発電量は急激に上昇している。
 自然エネルギーに関する設備投資などの投資額は、平成16年から7年間で約5倍となり、今後ますますスピードアップする。
 平成24年には、世界の設備容量において、〈風力+太陽光=約3億8千万キロワット〉、それに対して〈原子力=約3億7千万キロワット〉となり、21世紀に入ってから12年で逆転している。

 映画を鑑賞した方々から当山へ寄せられた思いです。(プライバシーの関係上、手を加えてあります)

○科学者A氏

「ここまで来れば、原発の問題は、もはや科学的にどうかというより科学の力を用いる考え方の問題になります。
 データが示すとおり、原発を離れ、自然の力を利用するという世界的傾向は動かしようがなく、人類が生き残るためにどうあらねばならないかは、もはや明白です。
 つまるところ、国策を決める政治の動き次第です。
 根本的な解決のためには国民一人一人がよく考え、選挙や輿論という形で政治を動かして行かねばなりません。
 政財界に、原発を使いたい〈今の都合〉があっても、この映画のように事実を伝える啓蒙活動が盛んに行われれば、人々の意識はきっと変わることでしょう。」

○某電力会社役員の友人がいるB氏

「友人は昔から、原発のことについては触れないでくれと言っており、友人づきあいも親戚づきあいも、それが絶対条件なので、彼の周囲で原発を話題にする人はいませんでした。
 彼は決して高望みをせず、黙々とはたらいていました。
 原発事故後は人が変わったように難しい性格になり、周囲は腫れ物に触るような感じで接しています。
 彼にとって、原発はよほど重いものなのでしょうね。
 この映画を観て、彼が抱えてきた苦しみや葛藤や心の闇が、いくらかは想像できるような気がしました。」
 
 映画の最後にある河合弘之弁護士の呼びかけです。

「想像してみてください。
 あなたの住む町が、放射能に犯されることを。
 目に見えない匂いも形もないものが、あなたの未来も過去さえも奪うことを。
 あなたがあなたの家に帰れなくなる。
 町から生活の音が聞こえなくなる。
 毎日挨拶していた人たちと会えなくなる。
 日本人はチェルノブイリを見ても、自分たちにも起こることとは想像できませんでした。
 そして、福島を見ても忘れてしまいそうになっています。
 この映画で感じたことをそばにいる人たちと分かち合ってください。
 この映画のことを新たな原発事故の避難所で思い出すことのないように。
 あなたができることを考えてみてください。」

 地震大国日本における原発の再稼働は世界の脅威ですらあります。
 子々孫々のために、世界のために、しっかり考え、行動したいものです。

 今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8


 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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