コラム

 公開日: 2015-09-12  最終更新日: 2015-09-13

Q&A(その10)ご本尊様って何でしょうか?

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。

◎御礼
 今回の豪雨に関してたくさんの方々からご連絡をいただきました。
 おかげさまにて、当山に被害はありませんでした。
 『法楽農園』のササニシキも大難を免れました。
 被災された方々へ思いをいたしつつ、謹んでご報告とお礼を申しあげます。
 まことにありがとうございました。合掌



〈関東方面からご本尊様へ捧げられたお菓子〉

 お仏壇についてご質問されるAさんへ申しあげました。

「お仏壇は、お位牌を安置する箱ではありません。
 ご本尊様のお力によって、お位牌をより所とする御霊が守られ、手を合わせる私たちが守られる〈ミニ寺院〉なのです」

 すると、若く利発なAさんはすかさず、第二の質問を行いました。

「そう言えば、ご本尊様っていろいろありますよね。
 ご本尊様っていったい、何なのでしょうか?」

 お答えしました。

「どこのお寺でも、本堂の真ん中に必ず、お不動様やお地蔵様などがご本尊様としてお祀りされています・
 そして、お仏壇の中にも必ず、お釈迦様や阿弥陀様などがおられます。
 そうしたご本尊様は、私たちの敬虔な気持やおすがりする必死な思いを受け止めて、異次元へとお導きくださる方であり、私たちから謙虚で清らかな心を引き出してくださる方でもあります。
 私たちは、立体の仏像や掛け軸に書かれた尊像を前にして合掌しますが、祈りを込める段階では瞑目して真言やお経を唱えたり、願いごとを念じたりします。
 目を大きく見開き、お姿についてあれこれと考えながら念じる人はおられません。
 それは、無意識のうちにご本尊様を自分の心中へ写し込み、そのイメージに対して意識を集中させている状態です。

 さて、こうしたことを考えてみると、ご本尊様はまず、ある特定の〈お姿〉を持った者として存在し、視覚のある私たちへ聖なる世界をお示しくださっていると言えます。 お姿の根拠になっているのはもちろん経典です。
 だから、目の見えない方でも、経文によってお姿を想像できます。
 そして、私たちの静まり、清まった心はだんだんに、ご本尊様の聖なる世界へ入って行きます。
 やがて、ご本尊様の姿形は消えるか、あるいは無限大の大きさに広がって、姿を失うことでしょう。
 祈りに没頭する時、ご本尊様は私たちのいのちであり、心であり、〈そこにおられるご本尊様〉と〈ここにいる自分〉との区別はなくなります。
 これを明確な手順として行えば、ご本尊様と一体化する瞑想の修行になるのです。

 私たちは古来、雄大な山も、澄浄な泉も、皎々たる満月も、聖なる世界へお導きくださるご本尊様として尊んできました。
 ご本尊様はいつでも清らかな心へ顕れてくださるのです。
 ご本尊様へ手を合わせる時、私たちは自分の心におられるご本尊様にお会いしているとも言えます。
 尊いものを感じる私たちの心をこそ、お互いに尊び合い、いずれのご本尊様へもすなおな気持で合掌したいものです」

「のうまく さんまんだ ばざらだん かん」
 今日の守本尊文殊菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=WCO8x2q3oeM


 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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