コラム

 公開日: 2016-06-20 

瞑想と室内型永代供養納骨堂『法楽殿』について

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




〈個別型永代供養樹木葬『法楽陵』〉


〈自然葬『法楽の郷』〉


〈共同墓『法楽の礎』〉

 6月19日、「ゆかりびとの会」の総会を無事、終えました。
 檀家という縛りを離れたご縁の方々が自主的に当山をお支えくださり、本当にありがたいことです。
 ご挨拶の中で、特に時間を割いて申し上げたのは、終括と心の締め括り、そして阿字観(アジカン)のお話でした。

 ここ数年、「終活」という死への準備が盛んに行われるようになりましたが、当日、参加された方から「言葉の軽さが気になっていました」というご意見が出たとおり、何か肝心な部分が網羅されていないように思えて、小生は「終括」という言葉を提案しています。
 そこには、手続きにとどまらず、心の締め括りもできていますか?という問いかけの思いも籠められています。
 たとえば葬祭会館との契約が済んでも、財産の処置を決めても、死を前にした時の死への不安や怖れは消えないからです。

 さて、当山では最近、特に瞑想法に関する時間を設けています。
 この世の苦に正面から挑んだお釈迦様が最終的に、この世にいながら苦を脱することができたのは、瞑想という手段にたどりついたからであり、仏教の歴史とは、その境地と方法を追体験したいという消えない願望のつながりだからです。
 弘法大師に導かれる当山では、大師が根本経典を読み解いて構想した阿字観と、その方法に準じたさまざまなみ仏の世界へ入る瞑想こそが、現代人のストレスや不安を解消し、生きる方向を導き、最終的には臨終の安心へもつながるものと信じています。

 また、このたび、納骨堂『法楽殿』を改装し、室内型永代供養堂として皆さんにご利用いただくことにしました。
 三十三回忌まで、本堂に隣接する『法楽殿』で憩い、最終的には『五輪の塔』で自然に還り永代供養を受けるという形です。
 お大師様と十三仏様に導かれる供養堂から五輪の塔へ、そして永遠の安心の世界へというインスピレーションは、幾度も高野山の奥の院へお詣りし、幾度も途中の参道に並ぶ五輪の塔に霊気を感じてきた体験からもたらされました。

 室内型永代供養堂『法楽殿』の中心は阿字観の御本尊様であり、『法楽殿』は十三仏様に導かれる世界です。
 私たちは、阿字観の稽古によって、日々のストレスや苦にうち克ち、最期もまた、阿字観瞑想の中で安らかに迎えたいものです。
 そして、ご供養する時にもまた、阿字観のご本尊様へ手を合わせ、あの世で憩う御霊とまごころで通じ合いたいものです。

 私たちは、東日本大震災において、常々、心を縛っている〈自己愛〉から離れるという体験をしました。
 この世の儚さを突きつけられ、離れがたい哀しみと共に生き、立ち上がって今を生きています。
 あそこで顕わになったものは何だったでしょうか?

 あの時の私たちは、日常生活の喪失とひき換えに、日常生活を支えていたはずの〈底〉が抜け落ちた地点に立っていました。
 そこで多くの方々は自分が生きつつ、生かし合ってもいたはずです。
 阿字観の瞑想は、忙しく生きる日々にあって、ふと、〈我〉を忘れ、知らぬ間に、生かし合う心を回復する時間でもあります。

 阿字観は、この世の苦を抜き、ひいてはあの世の安心にもつながる伝統的な瞑想です。
 多くの方々へ真の安寧をもたらすよう願ってやみません。
 イスでも問題なく実践できますのでご心配なく……。
 



 今日の守本尊不動明王様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=EOk4OlhTq_M

 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

この記事を書いたプロ

大師山 法楽寺 [ホームページ]

遠藤龍地

宮城県黒川郡大和町宮床字兎野1-11-1 [地図]
TEL:022-346-2106

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