コラム

 公開日: 2012-01-29  最終更新日: 2014-06-04

2012年2月の運勢

大渋滞の車窓から
 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。
 また、当山へかずかずの温かいご支援をくださった方々へ、深く深くお礼申し上げます。


 2012年2月の運勢──平成24年2月(如月…2月4日から3月4日まで)の運勢です。
 運気の流れを参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

一 暴れようとする強気の虫を抑えましょう。

 今月は高慢心が強まりかねません。
 自尊心は矜恃として大切なものですが、こうした一面もあります。
 文藝春秋社へ投稿された性犯罪者の懺悔です。

「性暴力というと、どうしても人は『性欲』の問題だと理解したがります。
 しかし、私が本当に求めていたことは、強姦という性行為ではなく、強姦後に作る『被害者たちとの関係性』でした。
 他者を嘘と演出で意のままに繰ることで、自分の優位性や切れない関係を維持しようとし、そのことで半ば無自覚的に自尊心を満たしていたのです。
 自分の劣等感や支配欲の裏返しだったのでしょう」

 何とみごとな自己分析であり、懺悔でしょうか。
 彼は、自分の再犯を防ぐため、責任をとるため、ここまで言っています。
「必要ならば民事拘禁されることもやぶさかではありません。
 GPSについては、人権上の問題など様々な議論があると聞いています。
 しかし、私は加害者の生活の質が低下することくらい、当然のことではないかと思うようになりました。
 加害者の多くが失念していることですが。被害者の方は事件前の暮らしを取り戻すことができず、今もこれからも一生深い傷を負ったままの生活を強いられているのです」
 お釈迦様は説かれました。

「身体をあたかも城であるかのようにかんちがいしているが、骨を幹として肉を泥のように貼り付けただけではないか。
 生まれてから老いて死ぬまで、心には怒りと慢心を蓄えているだけではないか」

 自分の自尊心の中身はどうか、確認しつつ生きたいものです。

二 他の欠点を指摘する際は、誰のためにそれを行おうとしているのか、確認してからにしましょう。

 今月は、攻撃的な気持になりがちです。
 いささか品の悪いことわざですが、古人は「目くそ鼻くそを笑う」と言いました。
「腐れ柿が熟柿を笑う」も同じです。
 要は自分のことを棚に上げて他人の欠点をあげつらう愚かしさへの戒めです。
 こうしたことを考えると、教師や親は教育やしつけができなくなってしまうと心配する向きもありますが、それは杞憂というものです。
 人間は、天界の神々と修羅以下の悪界との〈間〉にあり、支え合ってしか生きて行けない存在なので、自分をふり返れば懺悔のネタに不足はありません。
 大切なのは、それをふまえた上で自分の役割を果たすことです。
 未熟な教師でも、夫婦げんかをする親でも、謙虚さと信念があれば、教育もしつけもできるはずです。
 信念の核は「生徒のため」「子供のため」という一念です。
 これさえあれば、自信を持って生徒や子供の欠点へ面と向かい、他からあざ笑いを受けず、たとえあざ笑われても動ぜずになすべきことをまっとうできることでしょう。

三 崇高なものへ向かう心の窓を開けておきましょう。

 東京都現代美術館のチーフ・キュレーター(主席学芸員)を務める長谷川祐子氏は指摘しました。

「自分がそこにいなくても見ることのできる間接的な資格情報があまりに増えたために、自分と身体との関係が希薄になってしまい、視覚体験を自分の深いところ、生の意味を問う領域までかかわらせることが難しくなってしまいました」

 誰でもが情報提供者の意図するままに反応させられてしまい、(感動までも!)「なぜ?」なしには深まらない心が怠惰になっているのではないかと言うのです。
 氏は、そこに〈わからない〉現代アートの出番があるとします。
 本当の「なぜ?」が生じる感性を保ちたいものです。

○み仏の子として、煩悩を脱し、菩薩になるための六つの修行を、日々、行いましょう。

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は力が認められなくても心は充実しています。
 不精進の人は不平不満が溜まり、目上とぶつかって勝ち目のない争いに入りがちです。

[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人は進んで他のためになることを行い、認められます。
 不精進の人は自分のことを先にして信用を失いがちです。

[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は正直さを知る人々の助力で成功へ向かいます。
 不精進の人はその場しのぎや騙しの作戦に走り、見透かされて信用を失いがちです。

[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は愚直に、ぶれずに進み、チャンスをつかみます。
 不精進の人は、迷って考え過ぎ、思い込みにとらわれてチャンスを失しがちです。

[禅定行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は強く前へ出ても信頼を失わず成功します。
 不精進の人はうぬぼれが見え見えで、「お高くとまっている」と敬遠されがちです。

[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人は出処進退を誤らず役割をまっとうできます。
 不精進の人はいつまでも闘争心などを失わず、せっかくの安心や満足感を手放しがちです。

 皆さんの開運を祈っています。


 
 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 当山のサイト(http://hourakuji.net/)へもどうぞ。

 山里の寺から、有縁無縁の方々の、この世の幸せとあの世の安心を祈っています。

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