コラム

 公開日: 2012-02-09  最終更新日: 2012-02-16

「『日本は一つ』忘れたか」 ─3月11日は般若心経を百万巻唱えて供養しましょう─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。
 また、当山へかずかずの温かいご支援をくださった方々へ、深く深くお礼申し上げます。



 仙台市の主婦佐野のぶ氏(69才)が2月6日付の河北新報へ「『日本は一つ』忘れたか」を寄稿しました。
 東日本大震災からもうすぐ11カ月が経とうというのに、瓦礫処理が遅々として進んでいないことへ異を唱えたのである。
<blockquote><p>「全国の皆さんに、11カ月前のあの時のことを、忘れないでほしいと思う。
 そして今、被災地が、必死に立ち直りの努力をしていることを知ってほしいと思う。
 できるなら、さらに想像してみてほしいと思う。
 被災地のがれきの山が取り除かれ、そこに広々とした土地が広がっているさまを。
 復興の足掛かりが一つ、できるのだということを」</p></blockquote>
 被災した人々の立場に立って現実を冷静に見れば、被災地以外の場所で瓦礫の処理を受け入れることがいかに必要であるかはすぐにわかるはずです。
 しかし、全国各地で首長が受け入れを検討しても「どうして〈ウチの近く〉で瓦礫を受け入れる必要があるのか」という住民の感情がそれを邪魔します。
 どこかで処理が行われねばならないことは理解しても、当事者が自分になった途端、ものの道理は後へ引っ込み、嫌だ、放射能で汚染されているかも知れないから怖い、となってしまいます。

 当山は、被災した方々からの願いに応えようと無宗教の新たな墓地を造り、宗教宗派を超えた合同慰霊祭などを実行しようとしました。
 当山では宗教宗派を問わず墓地を開放してはいます。
 しかし、十三仏様に守られた聖地に来られると、伝統仏教各宗派の方々は問題ありませんが、キリスト教などの方々はなかなか決断できません。
 だから、共同墓『法楽の礎』を検討したり、安骨供養の『法楽堂』へ遺骨を預けたりという形になってしまいます。
 この点を打破ししようとしてことを進めましたが、「どうして〈ここ〉でなければならないのか」あるいは「犠牲になった方々の無念の思いが集まるのが不安だ」などというごく一部の住民の嫌悪感が強固な意志となっているさまに、断念せざるを得ませんでした。
 必死に求めている相手の願いと自分の感情とを冷静に天秤へかけ、ものの道理で判断するのは実に難事です。
 断念せざるを得なかったのはまことに不徳のいたすところであり、非力さを突きつけられた思いです。

「こうしたことを解決するのは、被災自治体だけでは無理である。
 国が旗振りをしてもこの通りである。
 なぜなら、その扉の鍵を握っているのは住民一人一人だからである。
 全国に張り巡らされているメデイアの力を利用して、住民の意識に訴えることはできないものだろうか。
 起きていることを知らせるのも、これからのことを切り開くのも、メデイアの大事な使命ではあるまいか。
『日本は一つ』が形になることを、念じてやまない」
 当山は、来る3月11日(日)、般若心経百万巻を唱える供養会を催します。
 日本人は古来、国難に際しては宗教宗派を超えて般若心経を寺院でも神社でも唱え、乗り切ってきました。
 だから、当ブログでは毎日欠かさず、原発事故の早期解決にむけた読経を呼びかけています。
 3月11日には、当山において100返の読経を行います。
 100人の方々が集まられれば1万巻になります。
 もしも、あと9900人の方々が全国各地で一緒に午前10時から100返唱えてくだされば100万巻になります。
 あるいは10返だけでも唱えていただければ、人数によって膨大な数になり、大きな供養となることでしょう。
 この時、「日本は一つ」が実現できはしないでしょうか。
 ご先祖様方がそうして日本をここまで導いてくださったように、私たちも今、一年の節目に状況を大転換させるべく、般若心経を一緒に唱えましょう。
 ネットで知らせるのも〈メデイアの大事な使命〉です。
 3月11日、共にやりましょう。
 この69才の方に代表される被災地の方々の願いを形にするために。




 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。

 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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