コラム

 公開日: 2012-04-10  最終更新日: 2014-06-04

厄年の過ごし方一口ポイント(その1)

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




 運勢に関するご相談が多く、これまでとは少し異なる面からも書きとめておきます。

【八方塞がりの年】
○1・10・19・28・37・46・55・64・73・82・91・100歳(数え歳)の方

「我、明と暗の区別をするは、人を惑わさず、自他の発展を願うがゆえなり」

 ここは混沌たる迷いの世界です。
 1才に当たっていることを見てもわかるように、生まれたての赤児が何も知らずに泣いているような状況になるやも知れません。
 迷わずにやっていれば、悪も一時は栄えるとおり、私たちの栄枯盛衰と迷いのあるなしは大いに関係があります。
 この時期には、考えがしっかりしないままに強行したくなりがちですが、それではなかなかはかばかしい結果は得られません。
 大切なのは心の安らぎや子孫の幸せを願い、我を張らず、迷う部分を解消してから行動に移ることです。
 親不孝をしている人は、八方塞がりの時期には天変地異など不意のできごとで大難に遭う可能性があるとされており、ここで生き方を変えましょう。
 心身の弱っている人も、交通事故などに要注意です。
 また、強い迷いや疲れでフラフラしている人は、各種のもらい事故に要注意です。

 しかし、道が見えにくくなっている時期は、み仏の教えや人生の達人に学んで自分の判断力を高め、人生の方向を見直す絶好のチャンスでもあります。
 まず、自分にとって本当に明らかになっていることがらと、そうでないことがらをはっきりと見極めましょう。
 また、周囲へ廻す視線が安心なものをとらえられない時は、天を見上げましょう。
 仏神の世界を思い、偉人たちの人生へ想いを廻らしてみましょう。
 惑い、ままならぬ焦りがフッと遠ざかるかも知れません。
 自他のいのちとこの世のありようが持つ尊いものをしっかり見つめ、正しい見解を持って精進しましょう。

【種蒔きの年】
○2・11・20・29・38・47・56・65・74・83・92・101一歳(数え歳)の方

「我、愚痴を言わず未来を語るは、人につけ入られず、自他の発展を願うがゆえなり」

 この年は、自分を奥から突き上げるものに動かされていろいろなことを思い立ちます。
 しかし、表面的には立派な計画でも、裏に我欲や煩悩が隠れている場合は、うまく行きません。
 忙しい一方で、地獄をかいま見る可能性もあります。
 それは、煩悩に突き動かされているその時、その場が地獄の世界だからです。
 故武田泰淳は指摘しました。
「『地獄』とは何か。人間の苦悩の全てである」
「地球上の総人口、生きとし生けるものに平等にわかちあたえられている、この地獄的要素」
として
「つまずきがある。壁がある。矛盾がある。絶望がある。迷いがある。くらやみがある。疑いがある。自分および他人に対する、許しがたい裏切りがある。みしくさがある。汚れがある。弱さがある。競争がある。攻撃がある。抹殺がある」
を挙げました。
 何と恐ろしく、かつ、日常的な光景でしょうか。
 私たちは誰かが踊っているのを見ると踊りたくなり、唄っていれば唄いたくもなります。
 それが煩悩に動かされている場合ですら、同じです。
 自分にも煩悩があるからです。
 悟りを得ていない私たちが呼吸をしているこの世界がそのまま地獄の様相を持っていることを忘れてはなりません。

 この時期は、ものの道理をあらためて考え、自分勝手(我欲のしわざです)な理屈に走らず、口にしても仕方がないグチを言わず、誰かのためになる喜びを知る生き方をしましょう。
 剣豪は、こうした心で前進しました。
「斬り結ぶ刃の下ぞ地獄なれ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」(柳生石舟斎)
「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、一歩進めば後は極楽」(宮本武蔵)
「切り結ぶ刃の下ぞ地獄なれ、踏み込み行かば後は極楽」
 他のため、社会のためになる計画へ捨て身で当たれば、協力者が現れるなどして成功へ向かいます。
 そこから、結果的に、自分の運勢も地獄的なものから離れて上昇することでしょう。



 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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