コラム

 公開日: 2012-06-21  最終更新日: 2014-06-04

2012年7月の運勢

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




 2012年7月─平成24年7月(文月…7月7日から8月6日まで)─の運勢です。
 運気の流れを参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

一 この世にはいつも、尽き果てるものと、新たに始まるものがあることを観ておきましょう。

 この世の万物は実に諸行無常、変化の相を免れるものは何一つありません。
 オウム真理教事件の菊池容疑者や高橋容疑者の顔の変容は、一部自分から手を加えた部分があったとはいえ、無常の真実を如実に示しています。
 ホームセンターのレジに並んで眺めていると、ふしくれだった指で建築金物などを並べる中年男性は、黒く日焼けした顔から飛び出そうな自信満々の目つきであたりを睥睨し、赤児をおぶった髪の短い母親は身体を揺らしてあやしながら会計を済ませ、手にいっぱいのおむつなどを抱えて足早に駐車場をめざします。
 こうした活気に包まれているうちに、生活の気配も生きものの気配も失せた浜を思い出します。
 仏壇すら取り出せず、玄関前での供養を受けて撤去を待つばかりとなった家の傾きを思い出します。
 また、保険金や公的援助によって憧れの車を手にし、交通安全のご祈祷に来られた若者の神妙な顔も、それまで病気一つしたことのなかったご老人が震災後見る見るうちに生きる意欲をなくし、周囲があっけにとられている間にさようならと逝ってしまって行われたご葬儀の光景も思い出します。
 実にこの世では、日盛りの時期もあれば、暗がりに閉じ込められたようになってしまう時期もあります。
 俳人松瀬青々(マツセセイセイ)は、
「日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり」
と詠みました。」
 肌を焦がすように照りつける陽光の中でなお、はばたく蝶は、小さなはばたきの一回一回に、陽光をしのぐほど激しくいのちを燃やします。
 そうした蝶同士がふれ合っている世界は、もうこの世を遙かに超えた幻と言うしかありません。
 そのように、日盛りも暗がりも、有為転変に表れる幻のような世界です。
 皮膚が輝くように張っている青年は、変化があればこそ成長も発展もあると眉を上げ、はたらきざかりの壮年は、自分のかかわりで何かが動く実感と積み上がる成果に生き甲斐を覚え、役割を終えつつある老年は、次々と去りゆく者たちを見送ることによって、自分の行く先への納得を徐々に深めます。
 いずれにしても、無常の鬼に連れ去られた先人を想い、今、生きて在ることのありがたさを忘れず、日々を過ごしたいものです。

二 ふたたび巡り来る季節を観て、過去と同じ失敗へ向かってはいないか、振り返りましょう。

 私たちはどうしても、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ものです。
 失敗した当初は、これではいけないと強く心に期したつもりでいても、好みの状況に飛びつく姿勢を自分から追い出しておかないと、また、やらかしてしまいかねません。
 失敗という結果が出るまで、対象にとらわれ離れられないでいた自分の心を変えなければ、対象から離れたりして一時的にはうまくいったとしても、それは対症療法でしかありません。
 もう大丈夫などと甘く考えていると、再び現れた〈対象〉に負けてしまうかも知れないのです。
 つまり、心を変えねばならず、それには、ウオーキングによって身体の健康管理を行うのと同じく、心の訓練が必要です。
 訓練ではまず、心底から懺悔をせねばなりません。
 次に同じ罪を二度と犯さぬ決意が必要です。
 そして、決意は自分で〈思う〉だけでなく、み仏へ帰依し、〈約束する〉ことです。読経などでそれを堅固にしましょう。
 おりにふれ、空(クウ)や無常を学んだり考えたり、「人の振り見て我が振り直せ」で、自分の慈悲心はどうなっているかを省みたりすることも大切です。

 今月も六波羅蜜(ロッパラミツ)行で開運しましょう。
 皆さんの開運を祈っています!

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は自分を省みて足元を固め成功します。
 不精進の人は外へ、遠くへと爪を伸ばして利を求め、近くにある宝ものを見落としがちです。
[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人はつき合う相手を間違わず、相手の信用も生きて発展します。
 不精進の人は好き嫌いで交わり、失敗しがちです。
[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は変化を正確に見極めて無事安全です。
 不精進の人は変化に惑わされて揺れ動き、軽々に行った約束ごとなどで失敗しがちです。
[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は自分から善行へと進み、徳を積んで発展します。
 不精進の人はふとしたことからもくろみが崩れ、「元の木阿弥」になりがちです。
[禅定行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は志操堅固にして黙々と励み、成功します。
 不精進の人は中途半端にあちこちへ突撃し、どれもこれも空振りに終わりがちです。
[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人は忠告がよく耳に入り、早めに安全対策を行って無事安全です。
 不精進の人は欲にかられてどこまでも独断専行を改めず、失敗しがちです。

 


 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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