コラム

 公開日: 2012-07-19  最終更新日: 2014-06-04

いじめ、いじめられているお子さんへ(その3) ─親御さんが教育するための一助として─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。





〈傾いた石碑の下で江戸時代から座ったままの僧侶が祈っていると信じられますか〉

 いじめているお子さん、いじめられているお子さんのために、簡単な運勢を書きました。
 運勢はいのちと心が動いて行く可能性の高い方向を示しています。
 必ずそうなるわけではないので、決して予言やお告げではありません。
 良き可能性をどんどん伸ばし、悪しき可能性へは早めに処置するためこそ、古人はこうした判断方法を残してくれました。
 縛られることなく、兆しを見逃さず、智慧をもって対応するのがそれを生かすコツと言えそうです。

【数え年14才の貴方】

 子供の世界のありようも、大人の世界のありようもはっきりと見え始め、大人の欺瞞などへ敏感になり、ものごとをはっきりさせたくなります。
 毀誉褒貶(キヨホウヘン…誉めることと貶すこと)に対する意識も高まり、気持はだんだん〈一人前〉に近づきます。
 約束ごとにどう対処するかによって仲間を厳しく評価し、自分でも親友との約束を最優先にします。
 また、何が正しいかによってお互いに譲れない争いや戦いも起こり、ままならなさを実感します。

 今年はまず、自分の人間としての器がいったいどの程度なのかをふり返り、相手の器もまた冷静に判断しつつつき合いましょう。
 自分を過大評価したり、必要以上に卑下したりすると、軋轢(アツレキ)だらけになりかねません。
 戦いに勝つヒーローだけに目を向けていると成長しません。
 敗れた側にある真実にも気づくようになればグンと成長することでしょう。
 自分が正当に求めていても得られずに悩んだりしたなら、勢至菩薩(セイシボサツ)様の梵字やお姿をイメージして祈れば、祈りの響きの中へそうした悩みは解消してしまいましょう。
 真言は「おん さん ざん ざん さく そわか」です。
 また、社会的に不当な扱いを受けたり、社会的問題によって貧困や飢餓に苦しむ人などが見捨てられない気持になった時は、自分の志を堅固にすれば、心は強くなります。
 頭をぶつけないよう、心臓がドキドキする時は無理をしないよう、気持にムラがあると思ったなら深呼吸をしてみましょう。

 こんなことに気をつけながら過ごし、いじめたい心が起こった時も、いじめに遭って辛い時も、この一年を守ってくださる守本尊勢至菩薩様の真言を唱えて、そうした悪い流れにうち克ちましょう。

【数え年15才の貴方】
 
 出口のない悩みを体験し、そうした悩みを持った仲間がいることに深く思いをいたすようになります。
 自分の本当の心や姿をなぜ周囲が理解してくれないのかともがき、「誰もわかってくれない」と捨て鉢な気持になったりもします。
 そんな時、たった一人、ありのままに観てくれる仲間がいたりすると生涯を通しての親友になるかも知れません。
 ご縁のAさんが詠まれました。
「合図あり 生きてる限り あげは舞う」
 この〈合図〉は、ピンと来る人にだけ通じるのです。
 これでよいではありませんか。

 今年はまず、小説や歴史や偉人伝などに目を向け、これまで人間がどう生き、何を考えてきたかを考えてみましょう。
 そうすると人と人の間にある人間として悩むのは〈自分だけではない〉ことに気づくことでしょう。
 今日はたちまち、昨日になり、明日はたちまち、今日になります。
 時の激流の中でもまれもまれているうちに、やがては一人前の鯉となって滝登りもできるようになります。
 自分の未熟さに嫌気がさし、賢者の遙かな高みがあまりにも遠いと感じられたなら、千手観音(センジュカンノン)様の梵字やお姿をイメージして祈れば、祈りの響きの中へそうした悩みは解消してしまいましょう。
 真言は「おん ばざら たらま きりく」です。
 自分は〈これから〉であり、どういう社会が創られて行くのかは自分たちにかかっているし、いのちをバトンタッチしてくれた親や祖父・祖母やご先祖様をやがて守って行くのは自分であると思えば、いつまでもウジウジしてはいられません。
 転んだりして血を流すことにならないよう気をつけ、落ち込んだ時は好きな生きものと接してみましょう。

 こんなことに気をつけながら過ごし、いじめたい心が起こった時も、いじめに遭って辛い時も、この一年を守ってくださる守本尊千手観音様の真言を唱えて、そうした悪い流れにうち克ちましょう。



 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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