コラム

 公開日: 2013-01-28  最終更新日: 2014-06-04

2013年2月の運勢(平成25年2月の運勢)─流れの生かし方と人生修行─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。






 2013年2月の運勢(如月…キサラギ…2月4日から3月4日まで)です。
 運気の流れによる注意点を参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

一 うまく行かない時は、まず、誰かのためになりましょう 

 うまく行かない時は、誰でも「もっと早く!」と思います。
 災害などの非常時は別として、行楽時の渋滞や取引上の停滞などに際しては、一歩引く心がけが大切です。
 急いで走っていれば、自分が問題のある割り込みをしておきながら、誰かに前へ入られると「このっ!」と怒ったりしますが、百害あって一利無しです。
 このことについては何度も書きました。
 運転する方々にはぜひお心がけいただきたいものです。

 さて、私たちは他のためになること一般を仏教用語の「布施」として理解していますが、イスラム教においても、同じような奉仕の心である「喜捨」が、日本の文化における「布施」の感覚よりも遥かに強い宗教的義務として信者さん方の心と生活を律しています。
「布施」は決して義務ではなく、必ず自発的でなければなりません。
 しかし、貧しき人へ恵む「喜捨」は信徒の義務として明確に位置づけられています。
 しかも神に対する法的義務なので、ごまかすという発想は許されません。
 喜捨は所得の2・5パーセントと決まっており、その他にサダカという任意の寄附もあります。
 肝心なのは、いかなる富豪対貧者の間であろうと喜捨する側と喜捨される側とに決して上下関係がないことです。
 与える方は信じる神の命ずるままに困っている人を助けて喜び、与えられる方は敬虔な心を持つ富者に神のお恵みがあるよう祈ったりします。

 仏教では神の命令ではなく、因果応報の道理が「福田(フクデン)」という思想をもたらしました。
 善き行いによって、後に善き結果をもたらす影響力としての善業(ゼンゴウ)が生じます。
 その中で、特に徳の高い相手へ対する善行は大きな善業になると信じられ、たくさんの善き結果をもたらしてくれそうな人を「福田」と呼ぶようになりました。
 お釈迦様やお弟子さん方はもちろん、最高の福田さんでした。
 やがて仏教の発展深化と共に三宝(仏法僧)を尊び、信じるみ仏へ、ありがたい仏法へ、がんばって欲しい僧侶や護持する人々への布施が行われるようになりました。
 そして「利他(リタ…他を利する)」を重視する大乗(ダイジョウ)仏教へと進み、布施の対象は一気に広まりました。
 相手を選ばなくなり、「恵まれない人たちのためにこそ慈悲心を発揮すべきである。それによって自分も救われる」という考え方が興り、日本では四天王寺に敬田院・悲田院・施薬院・療病院が設けられ、東大寺にも悲田院・施薬院が造られました。
 そして、行基菩薩(ギョウキボサツ)やお大師様などが托鉢行と共に全国へそうした教えを広め、貧窮福田(ビングウフクデン…困窮した人を福田と考える)や看病福田(カンビョウフクデン…病人を福田と考える)などの言葉も生まれて、仏教における社会的実践としての慈善事業が広がりました。
 お大師様が慈善事業として創建された授業料無料の綜芸種智院(シュゲイシュチイン)は世界初の開かれた総合大学であり、西洋に一般向けの大学が誕生する数百年も前の偉業でした。

 キリスト教にも「与えよ、さらば与えられん」があります。
 誰かへ与える行為を行えば、神がその行為に相当するものを行為者へ必ず与えてくださるのです。
 このように、宗教を問わず施しの尊さが説かれています。
 その事実は、親の愛情を初め、生まれた時から〈施されなければ決して生きていけない〉私たちにとって、倫理の根本が何であるかを示して余りあります。
 何とかせねばと焦りそうになる時ほど、根本へ立ち返ってみたいものです。

二 交渉の不調は相手の強情ではなく自分の強情のせいではないのか

 自分の気持が突っ張っている時は、相手がいかにも突っ張っているように思えます。
 強情という鏡には相手の強情しか映らなくなっているからです。
 これでは埒があきません。
 頭脳や資金を武器にし、チキンレースをするような生き方を続け、いつも勝者だったはずなのに、人生の終盤で今度は自分が逃げ場がないほど追いつめられている方々を何人も知っています。
「怖いものなし」の人は、怖いという意識に強い警戒信号を感ずる人々をひれ伏せさせることができるかも知れません。
 しかし、そうして敗れる人々は必ず、納得できない思いを抱き続け、それが何人もの因縁となって重なり膨れあがると勝者を倒さねばやまない地点まで行きかねません。
 自然界ではアリが群がって象や人間を倒す場合があり、人間社会では国家スケールの革命や会社スケールの革命などが起こります。
 強情を通そうとせず、自省する思慮深さと思いやりで難しい局面を乗り切りましょう。

 今月の六波羅蜜行(ロッパラミツギョウ)と運勢です。
 精進しようではありませんか。
 皆さんの開運を祈っています!

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は前進して結果を得、驕らず安泰です。
 不精進の人はせっかく実りを得てもそれを見せびらかしたばかりに「好事魔多し」となりがちです。
[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人は相手に恵まれ、仏神に加護され順調です。
 不精進の人は我欲や色情に流され、まがった行動によって失敗しがちです。
[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は万事、警戒を怠らず不意のできごとにも助っ人があり、揺らぎません。
 不精進の人は思わぬ異変に対応できず大損を招きがちです。
[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は目上から認められて大事をなし遂げ、声望を高めます。
 不精進の人は私欲が先に立って運気や時流を生かし切れず、期待に背きがちです。
[禅定行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は誠実第一のまごころが人からも仏神からも認められ、成功します。
 不精進の人は姑息な手段によって失敗に終わりがちです
[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人は自分を省みて根性を改め、私欲を抑えて危険を乗り切ります。
 不精進の人は私欲が恨みを買い、知らぬ間につくった敵から攻撃されがちです。



 

 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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