コラム

 公開日: 2013-02-24  最終更新日: 2014-06-04

2013年3月の運勢(平成25年3月の運勢)─流れの生かし方と人生修行─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。



気仙川

 2013年3月の運勢(弥生…3月5日から4月4日まで)です。
 運気の流れによる注意点を参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

一 困難を克服しかけた時ほど、気を引き締めましょう 

 梅が咲き、桜もそれを追うように、苦労してきた問題に解決の手応えを感じることでしょう。
 特に、仏神を敬い、目上を立て、謙虚にやってきた方は陽光を仰ぎ見る思いがするかも知れません。
 この先も、決して「この私の力があれば何でもできる」などと思い上がることなく、他人の人徳を見つけて憧れる気持を大切にしましょう。

 写真家の畠山直哉氏が著した『気仙川』の「あとがきにかえて」です。

「今でも心ある人たちが発している『忘れるな』という呼びかけは、『震災という出来事を忘れるな』『被災者のことを忘れるな』『死者のことを忘れるな』という意味だけで発せられているのではない。
 あの時僕らの多くは、真剣におののいたり、義憤に駆られたり他人を気づかったりしたではないか。
『忘れるな』とは、あの時の自分の心を、自分が『真実である』と理解したさまざまを『忘れるな』ということなのだ。」

二 誰しもがわかっていながらそう思えない「足るを知る」大切さを考えて幸せになりましょう

 日本人はおしなべて礼儀正しいという定評があります。
 その根本的心性は、日本人特有の「微笑み」となって顕れています。
 渡辺京二は、明治の初めに来日した画家の言葉を紹介しています。

「レガメによれば、日本のほほえみは『すべての礼儀の基本』であって、『生活のあらゆる場で、それがどんなに耐え難く悲しい状況であっても、このほほえみはどうしても必要なのであった』。
 そしてそれは金であがなわれるのではなく、無償で与えられるのである。」

 現代の私たちから失われつつあるものの一つがこの微笑みではないでしょうか?
 まるで互いの運命や宿命を許し合うかのような穏やかで相手を選ばない微笑みは、数千年かけて磨かれてきた私たち特有の「これでよい」という感謝を伴った小さな達観から生まれています。
 渡辺京二は、明治になり失われたと指摘していますが、そうは思えません。
 たとえば、伴侶を送り身を斬られるような悲嘆の中におられる妻や夫が他人へ挨拶し言葉を交わす時にかいま見せる微笑みに、あまりの美しさを感じて合掌したくなる場合があります。
 観音様やお地蔵様に通じる微笑みこそ、私たちの宝ものではないでしょうか。

三 陽気に誘われてでかけたなら、人間も自然の一部であることを実感してみましょう。そして、自然の前で謙虚になりたいものです

 昭和三十八年、評論家の渡辺一夫氏は『大自然と人間』を書きました。
 その中に、信濃川の分水工事が採りあげられています。
 新婚夫婦として越後方面へ挨拶まわりにでかけた時に見た現場はほとんど完成しかかっており、水害が食い止められるなどの恩恵が得られる様子に、「人間は、こうやって自然を征服し馴致して、その暴威を食い止めたのだ、というような若干誇らしい気持」を抱きました。
 それから三十二、三年後に越後を訪れた時は、〝不幸な名所〟となっている護岸工事の現場を見なければなりませんでした。
 一説によれば、分水工事を行ったために信濃川から流れ出る土砂の様子が変わり、海が激しく海岸を浸蝕するに到ったらしいのです。

「分水工事はまさに偉業であり、そのために、越後の人々はどのぐらい助かっているか判りますまい。
 しかし、年月がたつにつれ、越後の一角がすこしづつ削り取られ、これを防ぐために莫大な費用を支払わねばならぬ結果になったことと、この分水工事との間に何かの関係があると仮定するならば、人間が大自然を征服し馴致することが、どんなにか危ないものかという反省を、今更のごとく抱かざるをえません。
 なにかうまくやったと思いましても、必ず気づかぬ手ぬかりがあり、そして自然は悠々と復習してきます。」

 まるで東日本大震災における原発事故を予言していたかのような文章です。
 私たちはいかに万全を尽くしたつもりでも、大自然の前では所詮「手ぬかり」をやってしまう程度の存在です。 こうした意識をもっていれば、「この先へ進んではならない」という歯止めがかかることでしょう。
 氏は「付記」を加えました。

「孫娘が、高校生になった頃(1970年)公害と呼ばれる『人害』や、やっとのことで問題になりました。
 ところが、孫娘が大学生になった今年(1973年)排気ガスを撒き散らす自動車が売れすぎて品不足になったという話を聴いたが、これはどういうことなのであろうか?(mai1973)」

 皆さんの開運を祈っています!

 今月の六波羅蜜(ロッパラミツ)行と運勢です。
 精進しようではありませんか。

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は力量ある人の協力を得て成就へ向かいます。
 不精進の人は争論や色情因縁に巻き込まれ、仕上がりを待っていた段階で挫折しがちです。
[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人は人を観る目のある人物から高く評価され、成功します。
 不精進の人は家業や家督を守りきれず、失敗しがちです。
[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は慎重にとりかかり、愚直に目的を達成します。
 不精進の人は巧言を用いたり他人の名声を利用してうまくやろうとし裏目に出がちです。
[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は親衛隊を上手に動かして小さな成功を積み重ねます。
 不精進の人は高圧的で独断的な態度やが反発を招き、大きな失敗を招きがちです。
[禅定行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は目下が自主的に動き、ますます手腕が発揮できます。
 不精進の人は自慢や高慢が信望を失わせ、せっかくの大役に失敗しがちです。
[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人は誠実一路で自分に厳しく、他のためになり安寧を得られます。
 不精進の人は外面だけを考えて判断し行動し、出費がかさんで失敗しがちです。





 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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