コラム

 公開日: 2013-03-23  最終更新日: 2014-06-04

2013年4月の運勢(卯月…4月5日から5月4日まで)です。

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。






 2013年4月の運勢(卯月…4月5日から5月4日まで)です。
 運気の流れによる注意点を参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

一 素材やきっかけを大切にして、よきものを創りましょう 

 たとえば、周囲にいる児童が篠笛とか書道とか将棋とかケーキ作りとか、何であっても関心と意欲を示したなら誉めてやり、伸ばしてあげましょう。
 故岡潔先生のように、強い外的刺激に鋭く反応する大脳側頭葉が引き起こす感覚だけでなく、大脳前頭葉がしみじみと反応する情緒に注目しましょう。
 気持が〈良い〉のは感覚であり、心持ちが〈佳く〉なるのは情緒です。
 先生は、初めは素晴らしいと思った景色を二度、三度と眺める気にならなければ感覚、時雨のように、聴けば聴くほど好さがわかるのは情緒であると説かれました。
 また、感覚はすぐに消える一方、情緒の印象はずっと尾を引き、江戸娘が一目惚れして恋に苦しんだのは情緒が生じたからであるとされました。
 もしも、感覚でしかものごとをとらえられなければ、心が刹那的、かつ自己中心的になっているからです。
 テレビの恋物語にさんざん泣いていながら、数分後にはお笑い芸人に笑わされ、次いでいじめの報道に憤慨するのも結構です。しかし、時には、テレビを観た結果、自分の心に何が残り、それをきっかけとして自分は何を考え、また、いかなる行動をとったか、ふり返ってみたいものです。

 こんな体験があります。
 新しい墓地が完成し、開眼供養と、若くして亡くなられた奥さんのお骨を納める修法とを行った時のできごとです。
「~」家と大書された中央の棹石の片隅に「家族愛」と小さく彫ってありました。
 一緒に暮らしていた家族から一人欠けたことによって、残った三人の心にあらためて芽生えた気持と、津波で一人ぼっちになり、新たな家族ができない限りこうした気持になれない方々の心を想うと、小さな三文字は私の心へも深く刻み込まれました。
 そして、ときおり、思い出されます。
 これは情緒の反応だろうと考えています。

 心を刹那的でなく、自己中心的でなくするには、自然や古典や経典など、時を超えて私たちの魂へ訴えかけてくるものと親しんでおくことです。
 また、煩悩(ボンノウ)を直視し浄める心のトレーニングをしておきましょう。
 そうすれば、小さなきっかけも心を深め、大切な何かを心と周囲に育て、やがては形あるものを創るかも知れません。

二 何が杞憂で、何が考えるべき真の問題なのかをよく見極めましょう

 昔、杞の国に「もしも天が落ち、地が崩れたら居場所がなくなる」と心配し、夜も眠れず、食事も喉を通らなくなった男がいました。
 ある男が彼を心配し、出かけていって言い聞かせました。
「天は気が積み重なってできたものであり、気はどこにでもある。
 人が身体を曲げ伸ばし、呼吸をするのは皆、天の中でやっているのだ。
 そんな心配は要らない」。
 すると
「天が本当に気の積み重なりならば、太陽や月や星は落ちてくるではないか」
と反論します。
「太陽も月も星も気の積み重なりだから、たとえ落ちてきても、人はけがなどしない」。
 今度は
「地が崩れたらどうしよう?」
と訊きます。
「地は土が積み重なったものでどこにでもある。
 人が歩いたり踏んだりしているのはすべて一日中、地上でやっているのだ。
 崩れる心配はない」。
 ここに至ってようやく憂いていた男は納得し、言い聞かせた男も喜びました。
 これが「杞憂」の始まりです。
 この話にはおちがあり、さる長老は
「男はあまりにも先の心配をし過ぎているが、天地は決して崩れないと断定するのも正しくはない」
と指摘しました。
 そして、この寓話が書かれている『列士』の主人公列士は
「天地が崩れようと崩れまいと、そうしたことに乱されない無心の境地こそが大切である」
と結論づけました。

 あまりにも急速に情報が乱れ飛ぶようになった昨今では、疑い出せばきりがない反面、疑う視点を持たずにうかうかしているといつしか〈乗せられてしまう〉危険性もあり、一人一人の叡智が試される厳しい世の中になりました。
 しかし、そもそも、自分で考えねば人生をきちんとまっとうできないことは人間の歴史が始まって以来、変わりません。
 自分で食べて自分で排泄せねばならないのと同じく、感じ、考え、判断をくだし、行動するというパターンは、誰かに代わってはもらえないのです。
 この点で私たちは果たして、百年前、あるいは五百年前のご先祖様方より精度や深度を上げ、進歩していると言えるでしょうか。
 テレビやネットで誰かが不安を煽れば不安になり、怒りをかき立てれば怒り、どこからか「~改革!」や「~反対!」などのかけ声がかかれば、反射的に一緒に叫びたくなってはいないでしょうか?

 杞憂は無益ですが、流されるのは危険です。
 自覚して過ごしたいものです。

 今月の六波羅蜜(ロッパラミツ)行と運勢です。
 精進しようではありませんか。
 皆さんの開運を祈っています!

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は不善の輩に引きずられず、守るべきものを守れます。
 不精進の人は賢者の声が耳に入らず、愚か者に邪魔され、騙されて失敗しがちです。
[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人は我を主張せず、無益な争いと無縁で無事安全です。
 不精進の人は傲慢になって下から突き上げられ失敗しがちです。
[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は怪しい人物を見極めて近づかず、成功します。
 不精進の人は隠しているつもりの私利私欲が露見して信用を失い、失敗しがちです。
[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は幸運を善き仲間や家族と分かち合い発展します。
 不精進の人はせっかくの幸運を独り占めして目上に叱られ、他から横取りされがちです。
[禅定行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は花の心で耐え、幸運の鍵が授かります。
 不精進の人はちょっとした妨害に冷静さを失い、最後の最後に挫折しがちです。
[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人は懸案が解決し、運気が願う方向へ盛り上がります。
 不精進の人は円満解決に失敗し、仕事も人間関係も流動的になり不安増大となりがちです。







 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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