コラム

 公開日: 2013-04-24  最終更新日: 2014-06-04

2013年5月の運勢(平成25年5月の運勢)─流れの生かし方と人生修行─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。






 2013年5月の運勢(皐月…5月5日から6月4日まで)です。
 運気の流れによる注意点を参考にし、人間修行の六波羅蜜(ロッパラミツ)行で改運し、開運し、快運となりますよう。

1 内から湧き上がる力を内なる規範に従ってコントロールしましょう

 今は自分に勢いを感じても、すべては変化の中にあり、いのちにもリズムがあるので必ず勢いの下降する時がきます。
 そうなってもきちんと生きられるために、余裕のある時にこそ生きる形を整えておく必要があります。
 もしもそうしないで勢いのままに突っ走っていれば、やがては、勢いが衰えてうろたえ、右往左往するしかなくなりかねません。
 この時期は、孔子の説いた「克己復礼(コッキフクレイ)」を心がけましょう。
 これは「己(オノレ)に克(カ)ち礼に復(カエ)る」と読みます。
 自己中心的な気持や果てしない欲望を抑え、心の中にある清浄な道徳や道義などに依って生きることです。

 かつて「ニュースセンター9時」でそれまでのNHKカラーを大きく変えたニュースキャスター磯村尚徳氏は、4月23日付の産経新聞でこう語っています。
「私は番組で自分の意見を言ったことはない」。
 あれほど闊達な弁で視聴者を惹きつけた氏について、記者は「自分の言葉で語ることと、自分の意見を言うこととの間に、一線を画した自負がある」と書いています。
 豊富な体験と深く広い知識を持った氏は、日々のできごとについて〈言いたいこと〉が山ほどあったはずです。 しかし、氏の立場はあくまでも、できごとをニュースとして客観的な視点から伝えることです。
 しかも、書かれた原稿を読み上げるだけでは、時々刻々と変化する状況を伝えきれません。
 氏は言います。
「ニュースは流れるもの。ストックされると、その分だめになってします」。
 そこで到達したのが「変に気取らないで、キャスターという人間をつうじてニュースをわからせる」という方法でした。
 自分の内に豊富な思いを抱えながら、立場をわきまえて自分の意見を言わないことが氏にとっての「克己」。
 そして、自分の内にある最も適切な言葉をありたけの力で探し、語ること、これが「復礼」だったのではないでしょうか。

2 同輩などの気安さに流されないようにしましょう

 私たちは、誰かが同窓や同郷や同年だったりすると、それだけでなぜか嬉しくなり、心のどこかが緩みもします。
 飲み屋さんで誰かがどこかのご当地ソングを唄うと、自分もその街の出身者であるという人が手を上げ、急に場が盛り上がったりします。
 不思議なものです。
 こうした気持は人間関係をよい方向へ進展させる潤滑剤になる一方で、相手の持つ悪に対して鈍感にならせかねないという面もあります。
 また、悪意ではなくても、自分の心にある気安さが相手との関係における甘さになり、結果的に相手へ迷惑をかける事態もあり得ます。
 もちろん、そうした心理を悪用する輩も絶えません。
 嬉しい気持はすなおに喜びながら、自他の心の動きには充分に気をつけたいものです。

3 高みにあるものを引きずり下ろそうとせず、自分の中にある高みもまた、しっかり守りましょう

 よく、「日本人は横並びが好きである」といわれますが、事実として考えねばならないのは、日本人ならずとも人間には嫉妬心があり、それは不毛の破壊に結びつきかねないという点です。
 村上春樹氏の最新作に、主人公が嫉妬を直感する場面があります。
 愛する女性が、どうしても肉体か心かどちらかしか彼に与えられないという夢です。
 彼は半分しか得られないことに耐えられず、そうかといってすべてを諦められもしません。
 夢から覚め、嫉妬は「世界で最も絶望的な牢獄」であり、それは囚人が「自らそこに入り、内側から鍵をかけ、その鍵を自ら鉄格子の外に投げ捨てた」ようなものであると理解しました。
 驚くべきことに、このできごとの後、ずっと死を望んでいた彼から死神が去りました。
「あの焼けつくような生の感情」が、「死への憧憬を相殺し、打ち消してしまったのだろう」。
 こうした強烈な激情に流されないよう、今月は特に注意が必要です。

 今月の六波羅蜜行(ロッパラミツギョウ)です。
 皆さんの開運を祈っています。

[布施(フセ)行と運勢]水を供えましょう。
 精進の人は大事に慎重で、決して強情にならず、無事安全です。
 不精進の人は軽々に大事へ踏み込み、障害に短気を起こして失敗しがちです。
[持戒(ジカイ)行と運勢]塗香(ヅコウ)で身と心を清めましょう。
 精進の人は謙譲と質素倹約の精神で成功に近づきます。
 不精進の人は相手の非を責める刃が自分へ跳ね返り、失敗しがちです。
[忍辱(ニンニク)行と運勢]お花を供えましょう。
 精進の人は先頭へ立とうと争わず、無事安全です。
 不精進の人は実力以上のことに挑みながら強気だけで押し切ろうとして挫折しがちです。
[精進行と運勢]お線香を供えましょう。
 精進の人は天の時、地の利、人の和に恵まれ盛運に向かいます。
 不精進の人は闇雲に進もうとし、下心や捻れた心が露見して運気を損ないがちです。
[禅定(ゼンジョウ)行と運勢]飯食(オンジキ)を供えましょう。
 精進の人は常に柔和で争わず、誰とでも親和を第一とし、凶事を避けます。
 不精進の人は強気が凶事を膨らませ、大難を招きがちです。
[智慧行と運勢]灯火を供えましょう。
 精進の人はいかなる状況下でも的確な判断で道を見失いません。
 不精進の人は身内や足元に起こる混乱を制御できず、進退窮まる状態を招きがちです。

 今日の守本尊大日如来薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA



 こうした内容に関心のある方はブログ(http://hourakuji.blog115.fc2.com/)の拙稿をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

この記事を書いたプロ

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