コラム

 公開日: 2013-09-29  最終更新日: 2014-06-04

平成25年(2013年)10月の運勢─離れている人を想う─

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。










 10月の運勢は「遠ざかり」にポイントがあります。

○人と人とが離れる時や、離れている時に、自分の道と相手の道をよく観て、次のステップへ進みましょう

 もしも、受験で自分は第一志望校へ入れず、友人が合格したなら、その先はどうなるでしょうか。
 友人は自分より高い世界へ遠ざかってしまうような気持になったりします。
 社会へ出て昇進に差がつく場合もあります。
 もちろん、自分と相手が逆になったりもします。
 立っている場所が異なれば、〈これまでと同じ気持で〉いることは、なかなか困難です。
 だから、青春時代の「いつまでも友だちでいようね」は、その時の真実ではあっても、続きにくいのです。

 では、気持はまったく儚いものなのか?

 そうとばかりは言えません。
 相手への思いを自分の心に秘め続けることができ、秘めたものは、相手がどうなろうと関係ないからです。
 それが表面へ出てくるのは相手が困難に陥った時です。
 大病に罹ったり、手酷い挫折に陥ったりした時にこそ、思いが顕れます。
 それは、自分もびっくりするような強さで出てきたりします。
 しかし、表現方法となると、一筋縄ではいきません。
 人にはプライドがあるからです。
 同情や憐れみが、いっそう、相手へ傷つけるかも知れません。

 では、どうすればよいか?
 
 祈ることです。
 特定の仏神へおすがりしようとしまいと、相手の運命が明るい方向へと向くよう、祈りましょう。
 そうすれば、祈りに祈った結果、出てくる考えも、言葉も、行動も、だいじょうぶです。
 なぜなら、自分なりに、人間として最高の心になった上でのことだからです。
 もう、これ以上、やりようのない状態になっているからです。
 そうして書いた手紙の一節が相手にとって光明となろうが、斬られる斧となろうが、結果は従容として受け入れられるはずです。
 それ以外に歩みようのない一本道を歩んでいるからです。

 約千二百年前、淳仁天皇が詔(ミコトノリ)を発せられました。
「摩訶般若波羅蜜多(マカハンニャハラミタ)は諸仏の母なり。
 四句の偈(ゲ)などを受持し、読誦すれば、福寿を得ること思量すべからず」。
 般若心経における「ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼうじそわか」の四句(同じ「ぎゃてい」を一つと考える)は、もろもろのみ仏方のお力を生み出す元となる真言なので、心に抱き、読誦すれば、福徳も長寿も得られる。
 だから、「男女老少を論ずることなく、口に閑(シズ)かに、般若波羅蜜多(ハンニャハラミタ)を念ずべし」とされました。
 男女を問わず、年令を問わず、いかなる時でも落ちついて真言を唱えればよかろうと勧められたのです。
 藤原仲麻呂が権勢にまかせて淳仁天皇を誕生させましたが、天皇はすでに、先に待つ動乱を見通しておられたのでしょうか。

 人は必ず、人生のどこかで追いつめられます。
 それは自分がマイナスを受ける状況だけとは限りません。
 家族・友人・恋人・恩人を問わず、遠くにいる〈思い人(ビト)〉の困難も自分を追いつめます。
 そこでの祈りこそ、結果的に仏性を発揮し霊性を高めるチャンスとなります。
 思いが相手へ届こうが届くまいが、祈ることです。
 祈れる自分であることは、すでに救いの中にある証拠なのです。
 そして、救われている自分は、必ず相手にとって何らかの救いとなれることでしょう。

 今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y


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 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

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