コラム

 公開日: 2013-11-27  最終更新日: 2014-06-04

レイテ島のご英霊

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




〈町役場に立つ慰霊碑(産経新聞様よりお借りして加工しました)〉

 レイテ島が台風30号に襲われたと報じられてからずっと、ご英霊を慰霊する施設などの状況が案じられてきた。
 当然ながら、島民の方々や滞在中の方々の救助が第一であり、寡聞にしてこれまで、ご英霊に関する報道に接してはいなかった。
 11月26日、8日に台風が島を席巻して以来、おそらく初めて、産経新聞が『日本人慰霊碑立つレイテ島』を掲載した。

 レイテ島では、昭和19年(1944年)に日本軍とアメリが軍との間で激戦がくり広げられ、絶望的な戦力差の下でも退かなかった日本側は79261人の戦死となった。
 ウィキペデイアは「残された将兵の多くが山中で飢餓に倒れ、一部の部隊は生還者がないため今でも消息が判っていない。」としている。

 島には日本、アメリカ、オーストラリア、そしてフィリピンの慰霊碑が並んで建てられ、住民によって守られてきた。
 しかし、今は、そうした方々自体がいのちを失い、家を失われた。
 日本人遺族会はこれまで、30カ所に慰霊碑を造ってきたが、会員の減少と高齢化により、現在は手弁当で、住民に支えられた管理を行うのが精いっぱいという状態である。
 記事は、セブ島日本人会会長石田武司氏の言葉で締めくくられている。
「修復の予算はなく、復旧のめどは立っていない」

 願わくば、自衛隊が住民の生活を確保し、慰霊碑にも手を差し伸べられますよう。

 奇しくも、同日の朝日新聞はインドネシアにおけるご英霊の焼骨を報じた。
 全文を転載する。


〈ご英霊の焼骨式(朝日新聞様よりお借りして加工しました)〉

 「激戦の島 282人の焼骨」

 インドネシアのビアク島(パプア州)で25日、太平洋戦争中に現地で戦死した旧日本兵の遺骨を焼く「焼骨式」が行われた。
 今回、厚生労働省の収集派遣団は平成以降では最多となる282人の遺骨を確認。東京の千鳥ケ淵戦没者墓苑に納められる。
 日本軍は戦時中、ビアク島を「絶対国防圏」に指定し、連合軍と激戦となった。
 1万人以上が戦死したとみられる。
 兵士は岩手や青森、秋田など東北出身者が多かったとされ、生還したのは約500人にとどまる。
 1956年以降、政府の派遣団は今回を含めて計15回現地入り。確認した遺骨は計4250人になったが、身元が判明した人は1人もいない。
 なお約6500人が残されているとみられる。
 派遣団に参加した有馬咲子さん(72)=福岡県行橋市=は父をビアク島で亡くした。
「召集令状一枚で出征し、ずっと外国で眠らないといけないのはかわいそうです」と話す。
 焼骨式は日本軍が司令部を置いたヌンフォル県の「西洞窟」近くで営まれた。
 洞窟を夫とともに管理しているマテルダさん(41)によると、洞窟と周辺で日本兵約3千人が死亡したという。
 派遣団は今回、焼骨した遺体とは別に密林で日本兵と見られる人骨を見つけた。
 近くに漢数字が書かれた認識票や水筒、薬瓶、戦前の硬貨などもあった。
 地元住民らによると、あちこちに日本軍の手投げ弾が残され、子どもが拾って爆発する事故がたびたび起きているという。





 隠形流(オンギョウリュウ)居合の行者A氏は平成17年、南方の海において、魂入れを行った地蔵菩薩像108体を捧げ、ご英霊のご供養を行った。
 当山は今年の10月、ご英霊のご遺骨を収集しにでかける機会を逸した。
 何としても南方へでかけ、空に、海に、山に、川に、野辺に祈りたい。
 あるいは町や村で祈りたい。
 南無守本尊大法護如来。
 南無大師遍照金剛。

 今日の守本尊不動明王様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=EOk4OlhTq_M



 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

この記事を書いたプロ

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