コラム

 公開日: 2014-05-06  最終更新日: 2014-06-04

守本尊様と厄年のすべて ―第五十一回寺子屋『法楽館』を開催します―

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。




〈『法楽農園』のあぜ道に〉


〈善男善女の写仏や写経が寄せられています〉

 みなさんは、「厄年」が9年に一度、巡ってくることに気づいておられますか?
 八方塞がりの年にはお地蔵様が「厄除け」をしてくださり、本厄の年には千手観音様が「厄除け」をしてくださることを知っておられますか?
 厄除けと、私たちが生まれによってご縁となる守本尊様とは切っても切れない関係にあります。
 今回の寺子屋では、私たちに身近な守本尊様について、祈り方などもまとめてお話しします。
 
○八方塞がりの厄除けをしてくださる地蔵菩薩様

「この世に過ごす父母たちよ 真にわが子の救済を 涙の中で願うなら この世において恵まれぬ 子供や病気の人々に わが子に代わって善根を 積むことこそが供養なり ここに地蔵の大悲心(ダイヒシン 在(ア)るを悟って自らも 地蔵となって励むべし。」

 これは、水子などとして早いうちに我が子を失った親へ対し、お地蔵様が、我が子の不憫さを嘆くばかりでなく、周囲にいる哀しい人々へ自分がお地蔵様になったつもりで手を差し伸べよと説いた部分です。
 そうした善行(ゼンギョウ)による功徳(クドク)を積むことこそが、我が子への真の供養になります。
 親がそれをできぬうちは、お地蔵様が、身代わりとなってあの世の子供たちの悲しみや苦しみをお引き受けくださるのです。

「地蔵菩薩の加持力(カジリキ)は この世に絶望せし人を 苦海(クカイ)の淵から救い出し 冥府(メイフ)・地獄で苦しみを 受けし衆生(シュジョウ)を救済す この世と後(ノチ)の世における 苦しみ受けし人々の 現当(ゲントウ)二世(ニセ)の利益(サイワイ)に 発揮されると知るべしや。」

 お地蔵様のご加護のお力は、この世で絶望的な状況に陥っている人も、あの世で地獄の苦しみを受けている人も救います。
 そのご利益が及ぶ範囲は、この世からあの世にまで、遍く及びます。
 しかも、衆生すなわち生きとし生けるものすべてが救われるので、当山では、ペットのご葬儀やご供養でも、お地蔵様の法を結びます。

○本厄の厄除けをしてくださる千手観音様

「二つの蓮華共に在(ア)る その理由(コトワリ)を求むれば 菩提(ボダイ)に向かうその意志(ココロ) 仏の心であることを 証(アカ)していると悟るべし。」

 観音様の手にある蓮華には、開いている花とまだ開いていない花との二種類があります。
 まだ開いていない花は、「これではいけない。まっとうな人間として生き直そう」と決心して尊い心が輝きだした様子を示します。
 開いた花は、み仏の子として霊性を輝かせながら生きる様子を示します。
 だから、揺るがぬ決心をした時はすでに、蓮華になっています。
 観音様は、失敗を繰り返す私たちの懸命な歩みに寄り添い、「そうです。大丈夫。あなたはみ仏の子だから」とお励ましくださっているのです。

「順風満帆(マンパン)平安の 時期(トキ)に思わぬ災難に 出会ったときの苦しみを 救い給(タマ)うたその人を 観音菩薩応現(オウゲン)の 姿であったと手を合わす 心ぞ真(マコト)に菩提心(ボダイシン) この菩提心(ボダイシン)堅持(ケンジ)して 観音菩薩を念ずれば 必ず菩薩眼前(ガンゼン)に 現れ衆生(シュジョウ)を救済す。」

 万事うまくいっていると思っていた矢先に突然、運命が暗転したりします。
 そうした時に手を差し伸べてくださる人は観音様に見えて、思わず心で合掌します。
 感謝し合掌する心こそが、人をまっとうに生きさせる心すなわち菩提心(ボダイシン)です。
 この心を忘れず観音様を心に思い描きながら生きれば、その人はすでに観音様と一体であり、知らず知らずのうちに生きとし生けるもののためになっているのです。

 どなたでも参加できます。 
 質疑応答の時間もあります。
 どうぞふるってご参加ください。

・講 師  住職遠藤龍地
・日 時  5月10日(土)午後1時30分~午後3時30分
・場 所  法楽寺講堂
・参加費  千円
・送 迎  午前9時30分に、『イズミティ21』前へ送迎車がまいります。乗車希望の方は前日午後5時までに必ずご連絡下さい。



 今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8



 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。。

この記事を書いたプロ

大師山 法楽寺 [ホームページ]

遠藤龍地

宮城県黒川郡大和町宮床字兎野1-11-1 [地図]
TEL:022-346-2106

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