コラム

 公開日: 2014-07-18 

広い墓地をお探しの方へ ―ご友人同士で、ご本家と嫁ぎ先とご一緒に、ペットも一緒に―

 おはようございます。
 皆さん、今日もお会いできましたね。
 今般の大災害に際し、亡くなられた方々と、被災された方々と、原発事故の現場をはじめ、復興に尽力しておられる方々に、み仏のご加護がありますよう心よりお祈り申し上げます。





 共同墓や自然墓のご縁が増える一方で、墓所を広く求める方のご希望が多い当山では、このたび、間口8尺(約2・4メートル)、奥行9尺(約2.7メートル」の大形区画を用意しました。
 永代使用料は50万円、年間管理料は1万円、8区画限りです。
 ご友人同士で仲良くあの世の家を建てたり、ご本家と結婚したお子さんの二家族が並んだり、由緒正しい五輪の塔を建てたり、ペット供養の分もしっかり作ったりと、使用は自由です。
 後を嗣ぐ方の指定もありません。
 今まで何宗何派の方でも、これから先、当山の姿勢や修法を信じられるならば、自由にご縁の糸を結べます。
 もちろん、お仏壇のご本尊様やご先祖様のお戒名など、すべてこれまで通りで何ら問題はありません。
 当山から、このご本尊様を祈りなさいといった押しつけや、お布施の強要もありません。
 ご参考までに、4年前に当山が行った「脱『檀家』宣言」を再掲しておきます。
 皆様へみ仏のご加護がありますよう。

「脱『檀家』宣言」 ─仏法の復興をめざして─ 

 平成22年6月15日、昨今の仏教界への危機感を募らせた末、「脱『檀家』宣言」を行った。
 高額な戒名料など、お布施に関する檀家の疑問や不安が寺への不信を招いたと世間でいわれるようになって久しい。
 仏法の危機を痛感しての決断について記してみたい。

 そもそも檀家とはインドの言葉でダーナ(檀)すなわち布施をする家であり人である。
 だから本来、檀家は仏宝・法宝・僧宝という三宝を守るすばらしい家と人を指す言葉だった。
 しかし日本では「ご先祖様を託している家」に限定して使われるようになり、問題が生じた。
 檀家は寺に所属する信徒の称だが、問題は「所属」にある。
 以前は、どこかの寺院に所属していればご先祖様の供養に心配がなく、万が一の時にも安心だった。
 また、子供が寺子屋へ通って勉強したり、病気平癒を願って祈祷を依頼したり、夫婦げんかの仲裁を頼んだりというように、地域の人々と寺には切っても切れない安心と信頼の関係があった。
 しかし、今の寺院の多くは普段、門を閉ざし、会話や法話の機会を十分に設けていない。
 檀家は何かの折には「いくら請求されるか」とビクビクする。
 安心よりも、不安の方がはるかに大きい。
 戒名料などで意のままにお布施を請求することに慣れた寺院はお布施本来の意義とありようを忘れ、堕落したかにみえる。
 それは仏教界の習俗に浸り切った姿を表している。

 お布施には「空(クウ)」と「自主性」が欠かせない。
 渡す側は真心を込める。
 受ける側は相手や多寡に惑わず、真心を受け止め、感謝する。
 これが真の布施である。
 「嫌々ながら差し出す布施」も「請求する布施」もあり得ない。
 こうして「所属」がもたらした縛り縛られる関係を基礎とするやりとりは檀家と寺双方の布施行を破壊した。
 だから、今や、縛り感覚が抜き難い「檀家」という言葉から離れる必要があるのではないか。

 しかし、営利事業を行わない寺院はお布施が納められなければ寺院を維持し法務を継続できない。
 この問題を解決するには、仏縁を求める人が自由意志で「サポーター」になればよい。
 寺院は、サポーターに対し、来るを拒まず、去るを追わなければよい。
 例えば、当寺には無縁だが、世間では確かに存在する、檀家への入檀料、離檀料は廃止すべきである。
 檀家300を超す当寺は脱宣言したが、サポーターという形をとるようになり、むしろその数は増えた。
 寺と「ゆかりびと」と称するサポーターの変わらぬ交流が続いており、それは、檀家という縛りから解き放たれ、双方がより自由になったことの証といえる。
 寺には人生相談、葬儀、などさまざまな任務があるが、布施はあくまで皆さんの常識と良識にお任せしている。
 寺院は法務内容を公開し、誰に対しても平等に祈ることはもちろん、勝手な請求をせず、真の布施のみで運営すべきである。
 真剣にサポートしてもらえるかどうかに存否をかけねばならない。
 寺院へ仏縁を求める方には、寺院の法務と僧侶の姿勢をよく見て自主的に判断し、布施行を実践していただきたい。

 こうした方法は、難しく険しい道のりになるかも知れないが、双方がここから再出発するならば、釈尊から流れ始めた仏法の清流は日本でレベルアップし、やがては世界を清め潤す力にもなると信じている。

(平成22年7月21日 河北新報「持論・時論」に掲載された投稿へ加筆修正した文章です)

 今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8



 ご関心のある方は当山のホームページ(http://hourakuji.net/)をご笑覧ください。
 山里の寺から、有縁無縁の方々の、あの世の安心とこの世の幸せを祈っています。

この記事を書いたプロ

大師山 法楽寺 [ホームページ]

遠藤龍地

宮城県黒川郡大和町宮床字兎野1-11-1 [地図]
TEL:022-346-2106

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