Q&A(このプロの回答)

悩んでいます。
昨年11月に 父が62歳で亡くなり、次男の父はお墓を用意していなくて、亡くなってからあわてて、引き受けてくれるお墓にお願いしました。

墓石も準備できないうちに、分譲地に納骨だけ先にすませて、年が明けた今年初めに、住職のお母様から、石屋さんを紹介するから、お墓を準備するように言われ、金額が高すぎて買えないので、私達の知り合いの石屋さんにお願いして、墓石を建てて頂きました。

墓石が出来るまでは、凄く良い感じの住職さんと、住職さんのお母さん、でしたが、お墓が出来あがってから態度が変わってしまい、今年の新盆も本堂で法事をして頂きたく、相談したら、お盆は忙しいから、と言われて、親戚全員お墓の前に集まり、そこで住職さんが、お経をあげてくれましたが、そこで住職さんのお母様から、3万円です。と請求があり、支払いました。
住職さんの話では、新盆の方の家は1件1件お盆中に伺います。と言っていましたので、待っていたけど来てはくださらず・・・
後で、来なかったのは何故ですか?と、聞いてみましたが、私が住職のお母様に『お盆中は忙しいので来なくて良い』と言ったから行きませんでした。と言われましたが、もちろん来なくて良いです などと私は言っていません。

そして、今度は、もう直ぐ1周忌なので、1周忌をお願いするのに、連絡すると、予定を確認して、ご連絡いたします。と9月あたまに言われて、9月末まで待っても連絡無いので、こちらから問い合わせてみても、住職が留守なので、帰りましたら、連絡します。とお母様に言われて、もう1周忌まで1ヶ月になっています。

私の母は、1周忌過ぎたら、お寺を変えたい、とまで言い出しています。

お寺さんの紹介してくれた石屋さんにお願いしなかったから法事もしてもらえないのか・・・?
他に何か私達の方で、失礼があったのか・・・?
法事をしてくれないお寺って あるんですか?

住職のお母様は 本堂で法事をする場合5万円。お墓の前でお経をあげるのは3万円と言われていますが、いつ1周忌の法事をしてくださるのか、返事を貰う前に、金額の事だけ言ってくるお寺に 不信感を抱いています。

長くなりましたが、1周忌の法事はどうしたら良いのか?

今後 お墓を変える事も考えて良いのか?

どうしたら良いのか、アドバイス頂きたいと思います。

投稿日時:2010-10-07 15:50:59
くらし

遠藤龍地 えんどうりゅうち

遠藤龍地の回答

ご回答

 寺院がご不快とご不安をお与えしていることは、同じ仏法の門にある者としてまことにもうしわけなく、心よりお詫び申し上げます。
 ぜひ、不快と不安を取り除かれ、寺院との問題を乗り越えて仏法へのご信頼を維持していただきたいと願っています。

 さて、ご疑問、ご質問の要点は三つでしょうか。

①指定業者と特別の関係にある寺院は少なくありません。
 もちろん、寺院すべてがおかしな考えを持ち、指定業者すべてが高価な墓石をお勧めするわけではありませんが、こうした問題は少なからず発生しがちです。
 それは、業者が「住職から言われたのだから断らないだろう」と高を括って高い値段を提示してしまうケース。
 あるいは、業者が寺院から高率なバックマージンを請求されているので、それを上乗せするケース。
 こうした伏線があって高くなる場合があります。
 業者の紹介に関しては、寺院の姿勢に問題がなく、出入りしている業者も緊張感を持ってやってくだされば、ご縁の方にとってとても安心していただけるはずなので、紹介そのものが全否定されるべきではありません。
 皆さんから信頼感を持っていただけるよう、寺院も業者も精一杯、誠意を尽くすしかありません。

 ちなみに当山には指定業者はありません。
 ご希望があれば、その内容に応じて安心できる業者さんをご紹介はできます。
 しかし、そこから先はあくまでもご縁の方と業者さんの問題であり、取引にタッチすることはありません。

②法事をしてくれないお寺があるかどうかですが、残念ながら、それはあり得ます。
 法事どころか、葬儀を断るケースも少なくありません。
 法事も葬儀も、ご縁の御霊に安心していただくための修法であり、修法において、み仏は一切、相手を選ばずお救いくださるので、僧侶や寺院が修法する相手を〈選ぶ〉のは、「あってはならないこと」です。
 
 当山は救いを求める方であれば一切、宗教宗派を問わず行者として血肉になった法を結び、わけへだて無く、み仏のご加護をいただけるよう微力を尽くしています。
 み仏のご加護は時間空間を超え、祈りはどこへでも届きます。
 たとえば、仙台にいて東京の墓地に眠る御霊を供養することも当然、できます。
 どこの寺院へ依頼をしようと、供養のまごころは修法と、み仏のご加護によって必ず御霊へ届きます。
 み仏のこと、御霊のことにウソがあってはなりません。
 まず、ご縁の寺院と話し合って心から信頼感が持てるよう努力し、どうしても信頼できないようであれば、信頼できる寺院へ依頼して、ぜひ供養されますよう。

③お墓を変えることは、比較的簡単にできます。
 ことは憲法に保障された信教の自由に関するものであり、寺院が拒否することは許されません。
 高額な離壇料を請求される場合も多々あるようですが、常識と良識を持って話し合いを行い、円満解決されれば結構です。

 ただし、当山は、「離壇料」自体を恥ずべき言葉であると考えています。
 なぜなら、寺院が手切れ金を請求する時点で、「自由意志により空(クウ)の心で行われる」べき布施の心は吹き飛び、「恩を着せる」というあってはならない現象が起こっているからです。
 営利事業を行わない寺院は、ご縁の方々の布施のみで維持管理されています。
 だから、ご縁の方が寺院を離れる時、寺院は「これまでよくお支えくださいました」と礼を言うべきであると考えています。
 
 注意せねばならないのは、墓地の永代使用料は戻らないことです。
 墓地の使用は永久なので期間の限定はなく、何年で返したからこれだけという算定はできません。
 無限を分母とした割り算は、答が出ないのです。
 それに「永遠に」というみ仏との約束を、事情によって終わりにするわけですから、その上、お金も手にしようとするはいかがなものでしょうか?

 墓石の移動は、それほど大したことではありません。
 信頼できる業者さんに見積もってもらえば判断できましょう。

 いずれにしても、現在の状況は皆さんにとっても、御霊にとっても、残念な状態です。
 現在ご縁のある寺院と話し合いを行い、納得できなければ、信頼できる寺院を探して相談してみることをお勧めします。

 曇りのないまごころで行ってこそ、真の供養です。
 あいまいにせず、真剣に、全力で解決をはかられますよう祈っています。

大師山法楽寺住職遠藤龍地拝

回答日時:2010-10-08

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