コラム

 公開日: 2017-07-14 

慢性腰痛の症状や痛みの特徴は?急性腰痛との違い

腰という字は「月」(にくづき)に「要」と書きます。体の中心にある腰は、上半身を支えるだけでなく、体を曲げる、ねじるなどさまざまな動きの、まさに要となる部位です。

そのぶん負担がかかりやすく、不調を起こしやすいともいえます。腰痛には2つのタイプがあり、慢性腰痛と急性腰痛があります。今回はそれぞれの違いについてご説明いたします。

急性腰痛と慢性腰痛の定義

一般的には持続時間で両者を区別しています。

痛みがおよそ1ヶ月程度で治るものを急性腰痛と呼び、3ヶ月以上続くものを慢性腰痛と呼んでいます。急性腰痛と慢性腰痛では、痛みの質や症状に違いがあります。

急性腰痛の痛みの特徴

急性腰痛の痛みは、初期の症状が激痛であることが多いです。人によっては身動きできないほどの痛みを感じ、実際、その場に立ち尽くしてしまいます。

急性腰痛のきっかけになりやすい動作としては
・重いものを持ち上げる
・腰をひねって振り返る
・腰を反らす
・くしゃみをする
・前かがみの姿勢で作業する・・・などがあります。

しばらくは激しい痛みのために日常生活が制限されることがありますが、X線などの画像検査を行っても異常が見られないことも少なくありません。

しかし、急性腰痛は2~3日安静にしていれば徐々に楽になりますし、適切なケアを行うことによって、回復を早めることもできます。
当院でも、ほとんどの方が1~2回の施術で回復しておられます。

急性腰痛の原因として考えられるもの

こうした腰痛の原因としては、腰椎の椎間関節のねんざ、筋肉や筋肉を包んでいる筋膜、靭帯、椎間板、椎間関節などの異常が考えられますが、一時的には腹部に血液が急激に集まることにより、腰の組織が腫れ上がることで起こります。

この腹部に集まっている血液を抜くことができれば、この急性期の痛みは引きます。

肉離れと呼ばれるような筋膜の損傷があった場合でも同様です。もともと腰椎の病気がある人では、何らかの姿勢や動作で腰椎に負荷が加わったときに、急に強い痛みが起こることもあります。

その他の主な病気

ただし、強い腰痛が起こるのは、ぎっくり腰ばかりではありません。胆石症、尿路結石、化膿性脊椎炎、脊髄腫瘍・脊椎腫瘍、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸管炎、腹部大動脈瘤などでも、急に腰が痛むものもあり、中には早期治療が必要なものもあります。

「どの姿勢でも楽にならない」「安静にしていても痛い」「発熱・腹痛・冷汗を伴う」といった場合は、これらの病気を疑って、医療機関を受診することをお勧めします。

急性腰痛は再発する?

痛みというものは、身体を守るために身体が発するサインであるととらえることができます。急性腰痛はそのような意味合いがあります。

「ぎっくり腰はクセになる」というようなことをよく聞きます。
ほとんどの人がぎっくり腰になったときの動作がいけなかったと考えますが、そうではなく、一度痛めた組織は固まってかばっている状態なので痛みが止まっても必ず再発するようにできています。なので繰り返すのです。

その原因を解消しなければまた繰り返しますので、再発防止に努める必要があります。

慢性の腰痛の特徴、急性との違い

慢性の腰痛は急性のものよりやっかいです。

慢性腰痛の初期症状は、なんとなく腰が重いという認識から始まることが多いです。きっかけも原因も思い当たることは少ないものです。この点、急性腰痛との違いは歴然としています。

慢性腰痛は、痛みの強さが一定のタイプや、強弱はあるものの途切れないタイプなど、人それぞれ。痛みの質としては、「鈍く重苦しい」「身体の奥に響くよう」というように表現されます。

また、急性は安静にしておくことでおさまりますが、慢性の場合は何らかの対処をしなくては、治ることはほとんどないと言っていいでしょう。命にかかわることはないと思って、放置しておく方が多いですが、悪化していくこととなります。

特異的腰痛と非特異的腰痛

最近では原因が明らかな腰痛を特異的腰痛、原因がはっきりしない腰痛を非特異的腰痛と呼んで区別しています。

特異的腰痛の原因としては、若い世代ではケガやスポーツ障害、中高年になると骨の加齢変化による椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症などが多く見られるようになります。

慢性腰痛のほとんどは、原因が特定できない非特異性腰痛であると言われています。原因が特定できないとは、画像検査で異常が発見できないということです。筋肉疲労や心の病も関係していると思われています。また、原因はひとつではなく、さまざまな要素が複合的に作用しているとも考えられます。

「原因がわからない」と言われて、せっかく病院を受診したのにとがっかりされる必要はありません。病気の心配のない腰痛だということが判明したわけですから、あとは改善にむけての適切な処置を行っていけばよいだけです。

画像診断でも分からない体の異常は必ずあります

ただ、慢性の腰痛は急性のものと違って長い期間を要することは確かです。老化は避けられなくても、歳だからと諦める必要はありません。きちんと対処すれば多くの腰痛は改善できるのです。

慢性の腰痛も背後に深刻な病気が潜んでいる場合がありますので、排尿、排便の異常、しびれ、麻痺などがある方は医療機関を受診することが大切です。

この記事を書いたプロ

おあしす整骨院 [ホームページ]

整体師 鈴木友貴

宮城県仙台市青葉区 上杉1-15-8 アーバンハイツ101 [地図]
TEL:022-796-9927

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
鈴木友貴 すずきともたか

痛みの根本原因を探り解消するオステオパシー(1/3)

 肩、腰、膝、自律神経の乱れ…。年齢を重ねるにつれて、「どうもあちこち痛くて仕方ない」「整形外科に行ったけれど、治らない」「なんだか調子が悪い」。そんな悩みを抱えていませんか? もし、あなたが“治らない痛み”や“調子の悪さ”を抱えているのな...

鈴木友貴プロに相談してみよう!

河北新報社 マイベストプロ

仙台唯一のオステオパシー認定者

医院名 : おあしす整骨院
住所 : 宮城県仙台市青葉区 上杉1-15-8 アーバンハイツ101 [地図]
TEL : 022-796-9927

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

022-796-9927

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

鈴木友貴(すずきともたか)

おあしす整骨院

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
プロのおすすめコラム
原因不明の慢性腰痛は腰以外に原因あり!?

腰痛は人間の宿命であると言われています。4本の足で身体を支えている動物は、上体の重みが腰に集中することは...

[ 腰痛 ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ