コラム

 公開日: 2015-05-11  最終更新日: 2015-05-19

自分史は・・・ブーム?

創業以来、出版を手掛けて40数年になります。
その間、出版の内容は随分変化してきました。
最初の10年くらいは、戦争体験記が主流でした。
と言うのも、戦争に行かれた方々が、定年を迎えたころだからです。
当時は、個人の戦争体験記をはじめ、1000頁を超える聯隊史までも
出版させていただきました。
その後、自分史が増えて参りました。

『自分史』
自分史と言うと、立身出世された方々の『自伝』をイメージされる方もいますが、
決してそうではありません。確かにそういう時代もありましたが、
今日では
自分史は、自分の歩んできた道を振り返り、
自他の指針になればと言う願いが込められたものが多いのです。

『自分史の魅力』
自分を振り返ることで、自分に自信がつく。
自分と他人の違いが明確になって、他人を尊重し優しくなれる。
自分の知っていることを書き残すことは、子や孫たちの礎になる。
他にも沢山挙げられます。

『自分史を書く意欲』
私が思うに、新天地を求めて生活基盤を築いた人々は、その苦労を書き残したい。
また、根無し草であってはならないという、心情が作用していると思えてなりません。
特に、戦後の高度経済成長期を支えて来た団塊の世代層は、タンポポの種子が風に乗って、
野や山に散らばり芽を生やした様に、核家族の全盛期でもありました。
だからこそ、自分の居場所を明確にし、根を張ろうという意欲が湧くのです。
先祖のこと、父母のこと、兄弟・親族のことなど、『自分が知ることを書いておこう』 
と言う心情に駆られるのだと思うのです。

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