コラム

 公開日: 2015-10-08 

日本自費出版文化賞 入選作品 6 特攻隊の生き残り

エッセー部門
『暑い暑い喜界島の夏』

暑い暑い喜界島の夏

著者の山田忠男さんは現在90歳。このご著書が弊社で3冊目の出版になります。
初めて自分の思いを、特攻隊員としての思いを吐露されました。
『無心』 を座右の銘としておられる山田さんは、
この本を無心になって書きました。すべての雑念を捨て去って書きました。
私に残された時間はありません。だから私の記憶に残っているあの時の全てを書いたつもりです。
《なぜ生き残る羽目になったか》 についても、書きました……。

今年の2月10日に発行したのに無くなってしまい、
100冊増刷することになったのが昨日(10/7)の事です。
資料に基づく特攻隊の本は数あれど、特攻隊の生き残りの一人として
書き上げた作品は少ないはず。

是非ご一読あれと願います。
しかし、どのご本にも定価が付いていません。
私が 「欲しい方には有償ではいけませんか」 というと、
山田さんは 「亡くなった隊員に申し訳ないから」 との1点張りです。
どのお作品も無料で差し上げて来られましたが、
郵送料もかかることなので、如何なものでしょうか

過去のお作品
第1冊 『さくら花』 は、
九段特別攻撃隊に選ばれた12名の若者たち。8名は任務のために散華した。
残りの4名は任務半ばで敗戦の詔勅に涙を呑まねばならなかった。
散った隊員の、迫りくる人生終焉に書き残された手紙や遺書、死生観を発表したものです。
生き残った隊員も、重い任務の重圧に耐えながら、歩んだ日々を記述されています。

第二冊 『遊 翔』 は、
飛行機乗りに憧れた山田少年が歩んだ自分の歴史でもあります。
時代は戦争へと突入し、祖国を想う山田少年も、進むべくして進んだ道でありました。
陸軍少年航空兵への道、熊谷陸軍飛行学校、実戦部隊へ向かって、
九段特別攻撃隊の編成へと続きます。
九死に一生を得た山田青年に降りかかってきた重圧に耐え、
戦後編は、大空に集う飛行兵の絆、慰霊祭と全国組織へと活動された。
特攻隊について、多くの人々に知ってほしいと願い書かれたものです。

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