ゴルフを楽しむ人なら、一度は考えたことがあるはずです。もし打球が他の人に当たってしまったら、高価なクラブが折れてしまったら、そしてホールインワンを達成したら。ゴルフにはさまざまなリスクと、時には予想外の出費が伴います。
実は、ゴルフ保険に加入している人の割合は90パーセント以上とも言われています。でも、いざ保険を選ぼうとすると、保険会社は30社以上あって、プランも様々。正直、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ゴルフ保険の基本から、あなたにぴったりの保険の選び方、そして本当におすすめできる保険プランまで、わかりやすくご紹介します。初心者の方から、月に何度もラウンドする上級者の方まで、きっと参考になる情報が見つかるはずです。
- ゴルフ保険ってそもそも何なの
- ゴルフ保険の4つの基本補償を知っておこう
- あなたに合ったゴルフ保険の選び方
- おすすめのゴルフ保険3選
- 保険料を比較してみよう
- ゴルフ保険に加入する前に確認すべきこと
- ゴルフ保険の申し込み方法
- ゴルフ保険を使う時の手続き
- ゴルフ保険に関するよくある質問
- こんな時どうする?ゴルフ保険の活用事例
- ゴルフ保険加入のタイミング
- 保険選びで失敗しないためのチェックポイント
- ゴルフ保険で安心してプレーを楽しもう
- ゴルフ保険の具体的な補償額を比較してみる
- 保険会社別の特徴をさらに詳しく見る
- レベル別おすすめプランの選び方
- ゴルフ保険加入時の注意点をもっと詳しく
- 保険金請求の実際の流れを詳しく解説
- ゴルフ保険に関するさらに詳しいQ&A
- ゴルフ保険で本当に役立った実例集
- 保険に入った上で、事故を防ぐための心がけ
ゴルフ保険ってそもそも何なの
ゴルフ保険は、ゴルフプレー中に起こるさまざまなトラブルや事故から、あなたを守ってくれる保険です。正式にはゴルファー保険とも呼ばれています。
ゴルフ場でプレーしていると、思いがけない事故が起こることがあります。打ったボールが隣のホールの人に当たってケガをさせてしまったり、スイングした時にクラブが後ろの人に当たってしまったり。また、高価なゴルフクラブが盗まれたり、折れてしまったりすることもあります。
さらに日本では、ホールインワンを達成すると記念品を配ったり、お祝いの会を開いたりする習慣があります。これが実は、数十万円から時には100万円以上かかることも。

ゴルフ保険って、そんなにいろいろなことをカバーしてくれるんですね。初心者の僕でも入った方がいいのかな。

むしろ初心者こそ入っておくべきよ。慣れてない分、思わぬ事故を起こしやすいから。それに保険料も意外と安いのよ。
ゴルフ保険には、大きく分けて4つの補償があります。この4つの補償内容を理解することが、自分に合った保険を選ぶための第一歩になります。
ゴルフ保険の4つの基本補償を知っておこう
賠償責任補償で他人への損害をカバー
ゴルフ保険で最も重要なのが、賠償責任補償です。これは、あなたがゴルフプレー中に他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、法律上の賠償責任を負った時に補償してくれるものです。
例えば、こんなケースがあります。打ったボールが他のプレーヤーに直撃して、相手が入院することになってしまった。ゴルフカートを運転中に操作を誤って横転し、同乗者が骨折してしまった。スイングしたクラブが後ろの人に当たって、ケガをさせてしまった。
実際の事故例では、ゴルフカートを運転中に横転して同乗者の足がカートの下敷きになり、後遺障害を負わせたケースで783万円の賠償金が発生したこともあります。また、打ったボールが走行中のカートに接触して運転者が落下し負傷したケースでは156万円の賠償となりました。
賠償責任補償のポイント
賠償額は数百万円から、場合によっては1千万円を超えることもあります。そのため、補償金額は最低でも1億円、できれば2億円以上のプランを選ぶことをおすすめします。
多くのゴルフ保険には示談交渉サービスが付いています。これは、保険会社があなたの代わりに相手方と交渉してくれるサービス。法律の知識も必要ですし、精神的な負担も大きい示談交渉を、プロに任せられるのは大きな安心材料です。
ゴルフ用品の補償で大切な道具を守る
ゴルフクラブは、安いものでも数万円、高価なものになると1本で10万円以上することもあります。そんな大切なゴルフ用品が、盗まれたり壊れたりした時に補償してくれるのが、ゴルフ用品補償です。
補償の対象となるのは、ゴルフ場やゴルフ練習場の敷地内での出来事です。クラブハウスのロッカーからクラブが盗まれた、プレー中にクラブのシャフトが折れてしまった、カートからクラブバッグごと盗まれたなどのケースで保険金が支払われます。
補償金額は保険会社やプランによって異なりますが、10万円から80万円程度の範囲で設定されています。自分が持っているゴルフ用品の総額を考えて、適切な補償額のプランを選びましょう。

僕のクラブセットは全部で20万円くらいだから、20万円の補償があれば安心ですね。
注意したいポイント
多くのゴルフ保険では、3千円から5千円程度の免責金額(自己負担額)が設定されています。例えば、3万円のクラブが破損して、免責金額が3千円の場合、実際に受け取れる保険金は2万7千円になります。
ゴルフ用品補償は、実際に請求される件数が最も多い補償です。それだけ、ゴルフ用品のトラブルは身近に起こりやすいということ。しっかりと補償内容を確認しておくことが大切です。
ホールインワン・アルバトロス費用補償は日本独特の文化
日本には、ホールインワンやアルバトロスを達成すると、記念品を配ったりお祝いの会を開いたりする独特の習慣があります。この費用を補償してくれるのが、ホールインワン・アルバトロス費用補償です。
ホールインワンは、パー3のホールで第1打がカップに入ること。アルバトロスは、各ホールの基準打数より3打少ないスコアでホールアウトすることです。どちらも滅多に達成できない素晴らしいプレーですが、日本では達成者がお祝いの費用を負担する文化があります。
具体的には、以下のような費用が発生します。
- 同伴プレーヤーや友人への記念品代
- ゴルフ場への記念植樹代
- 祝賀会の開催費用
- ゴルフ場への記念品寄贈
- キャディへのご祝儀
これらの費用は、参加人数や選ぶ記念品によって大きく変わりますが、少なくとも数十万円、場合によっては100万円を超えることもあります。
保険金を受け取るための条件
ホールインワン・アルバトロス費用の保険金を受け取るには、達成を証明する必要があります。具体的には、同伴プレーヤーとキャディなど第三者の両方が目撃していることが条件です。セルフプレー(キャディなし)での達成は、残念ながら補償の対象外となることがほとんどです。
補償金額は、10万円から100万円程度まで、プランによって様々です。初心者の方や、ホールインワンの可能性が低いと思う方は、この補償を外したり、補償額を抑えたプランを選ぶこともできます。

ホールインワンを達成する確率は、アマチュアで1万回に1回程度と言われているわ。でも達成した時の費用は本当に高額になるから、備えておくと安心よ。
なお、海外のゴルフ場でホールインワンを達成した場合は、補償の対象外となる保険がほとんどです。海外でゴルフをする予定がある方は、この点も確認しておきましょう。
自分のケガの補償で医療費をカバー
ゴルフプレー中に自分自身がケガをした時の治療費を補償してくれるのが、傷害補償です。
ゴルフ中のケガというと、他の人が打ったボールが当たることを想像しがちですが、実際にはもっと様々なケースがあります。ラフで足を滑らせて転倒して骨折した、バンカーショットの時に手首を痛めた、カートから降りる時に足をひねって捻挫した、夏場のプレーで熱中症になったなど。
傷害補償には、以下のような種類があります。
- 死亡・後遺障害保険金(事故により死亡したり後遺障害が残った場合)
- 入院保険金(入院1日あたり3千円から8千円程度)
- 手術保険金(入院中の手術で入院日額の10倍など)
- 通院保険金(通院1日あたり1千円から5千円程度)
初心者の方は、まだスイングが安定していなかったり、コースでの危険を予測しにくかったりするため、ケガをする可能性が比較的高いと言えます。そのため、傷害補償が手厚いプランを選ぶことをおすすめします。
熱中症も補償対象になる保険が増えています
夏場のゴルフで心配なのが熱中症です。最近では、熱中症も補償対象に含める保険商品が増えています。夏場にもよくゴルフをする方は、この点もチェックしておくといいでしょう。
あなたに合ったゴルフ保険の選び方
ゴルフの頻度で保険期間を決める
ゴルフ保険を選ぶ時、まず考えたいのが保険期間です。ゴルフ保険には、大きく分けて2つのタイプがあります。
年間契約タイプは、1年間を通して補償が続くタイプです。保険料は年間で2千円から2万円程度。月に1回以上ゴルフに行く方、定期的にゴルフを楽しむ方におすすめです。
短期契約タイプは、日帰りや1泊2日、1週間など、ゴルフに行くその時だけ加入するタイプです。保険料は日帰りで400円から1千円程度。年に数回しかゴルフに行かない方、会社のコンペなど特別な時だけゴルフをする方に向いています。
どちらがお得かは、あなたがどれくらいの頻度でゴルフをするかによります。例えば、日帰りで1回千円の短期保険の場合、年に8回以上ゴルフに行くなら、年間8千円の年間契約の方がお得になる計算です。

僕は月に2回くらいゴルフに行くから、年間契約の方が絶対お得ですね。
また、短期契約タイプは前日や当日でも加入できる商品が多いので、急にゴルフに行くことになった時でも安心です。ただし、申し込み完了前に発生した事故は補償されないので、できるだけ早めに手続きを済ませましょう。
賠償責任補償額は最重要ポイント
ゴルフ保険を選ぶ上で、最も重視すべきなのが賠償責任補償の金額です。
前述の通り、ゴルフ中の事故で他人にケガをさせた場合、賠償金額が数百万円から1千万円を超えることもあります。万が一、重大な後遺障害を負わせてしまった場合、賠償額はさらに高額になる可能性があります。
現在、多くのゴルフ保険では賠償責任補償が1億円または2億円に設定されています。保険料の差はそれほど大きくないので、できるだけ2億円の補償があるプランを選ぶことをおすすめします。
また、賠償責任補償に示談交渉サービスが付いているかどうかも重要なポイントです。示談交渉サービスがあれば、保険会社が専門知識を持った担当者を通じて、被害者との交渉を代行してくれます。これにより、あなた自身が直接交渉する精神的・時間的負担を大幅に減らすことができます。
示談交渉サービスの注意点
示談交渉サービスは、国内で発生した事故のみが対象となることがほとんどです。海外のゴルフ場でプレーする予定がある方は、この点も確認しておきましょう。
ゴルフ用品の補償額は持ち物に合わせて
ゴルフ用品補償の金額は、あなたが持っているゴルフ用品の総額に合わせて選びましょう。
まず、自分のゴルフクラブセット、ゴルフバッグ、ゴルフシューズ、ウェアなどの総額を計算してみてください。新品で購入した時の金額ではなく、現在の価値(時価)で考えます。
初心者の方で、比較的安価なクラブセットを使っている場合は、10万円から20万円程度の補償で十分かもしれません。一方、高価なクラブを複数本持っている上級者の方は、30万円以上の補償があると安心です。
ただし、補償額が高くなればなるほど、保険料も高くなります。自分の持ち物の価値と保険料のバランスを考えて、適切なプランを選びましょう。
また、免責金額(自己負担額)も確認が必要です。免責金額が3千円の場合、3千円以下の損害は自己負担となり、保険金は支払われません。また、3千円を超える損害でも、保険金から3千円が差し引かれます。
ホールインワン補償の要不要を考える
ホールインワン・アルバトロス費用補償は、人によって必要性が大きく異なる補償です。
以下のような方は、ホールインワン補償を手厚くすることを検討しましょう。
- 会社のゴルフコンペによく参加する方
- ゴルフ仲間が多く、達成した時に大勢に記念品を配る必要がある方
- 中級者以上で、ホールインワンの可能性がある方
- キャディ付きでプレーすることが多い方
逆に、以下のような方は、ホールインワン補償を外したり、最小限に抑えることで保険料を節約できます。
- 初心者で、まだホールインワンを狙える実力がない方
- セルフプレー(キャディなし)でしかゴルフをしない方(セルフプレーは補償対象外のため)
- ゴルフは個人的な趣味で、達成しても大きな費用をかけるつもりがない方
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”ララちゃん”]初心者のうちは、ホールインワン補償を最小限にして、その分賠償責任補償や傷害補償を手厚くする方が現実的かもね。[/speech_bubble]
ホールインワン補償の有無や金額によって、年間保険料が数千円から1万円程度変わることもあります。自分のゴルフスタイルや実力、交友関係などを考えて、適切な補償額を選びましょう。
自宅や海外での補償範囲も確認
ゴルフ保険の中には、補償される場所の範囲が広いものと狭いものがあります。
自宅での練習も補償対象になる保険があります。自宅の庭やガレージでゴルフの素振りをしていて、隣の家の窓ガラスを割ってしまった、という場合でも賠償責任補償が適用される保険です。自宅で頻繁に練習する方には、この補償があると安心です。
海外のゴルフ場でのプレーも補償される保険もあります。海外旅行のついでにゴルフを楽しむ方、海外のゴルフツアーに参加する方は、海外補償があるプランを選びましょう。ただし、ホールインワン・アルバトロス費用補償は、海外では対象外となることがほとんどです。
練習場での補償
ほとんどのゴルフ保険は、ゴルフ練習場(打ちっぱなし)での事故も補償対象に含まれています。練習場で他の人にケガをさせてしまった、練習中に自分がケガをした、という場合にも保険が適用されます。
補償範囲が広いプランは、その分保険料も高くなる傾向があります。自分がどこでゴルフをするのか、どんな練習をするのかを考えて、必要な補償範囲を選びましょう。
おすすめのゴルフ保険3選
ここからは、数あるゴルフ保険の中から、特におすすめできる3つの保険をご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったものを見つけてください。
1. 三井住友海上「ネットde保険@ごるふ」
三井住友海上の「ネットde保険@ごるふ」は、初心者から上級者まで幅広い方におすすめできる、バランスの取れたゴルフ保険です。
おすすめポイント
まず、保険料の安さが魅力です。スタンダードプランのAコースなら、年間わずか2620円から加入できます。これは1ヶ月あたり約220円という計算。缶コーヒー2本分程度の金額で、1年間の安心を買えるのは大きなメリットです。
プランの選択肢が豊富なのも特徴です。スタンダードプランが3種類、プレミアムプランが3種類の合計6種類から選べます。初心者の方はホールインワン補償のないAコースから始めて、上達に合わせてBコースやCコースに変更できます。さらに上級者の方は、プレミアムプランで手厚い補償を受けられます。
補償範囲の広さも見逃せません。海外でのプレーも補償対象(ホールインワン・アルバトロスを除く)ですし、自宅でのゴルフ練習中の事故も賠償責任補償の対象です。自宅の庭で素振りをしていて隣家の窓を割ってしまった、なんて時にも安心です。
示談交渉サービスも付いているので、万が一の賠償事故の時には、保険会社が相手方との交渉を代行してくれます。
補償内容の例(スタンダードBコース・年間8950円)
- 賠償責任補償: 2億円限度
- 死亡・後遺障害: 最高500万円
- 入院保険金: 日額6000円
- 通院保険金: 日額3000円
- ゴルフ用品損害: 25万円限度
- ホールインワン・アルバトロス費用: 30万円限度
こんな人におすすめ
- 保険料をできるだけ抑えたい方
- 初心者でホールインワン補償が不要な方(Aコース)
- 自分のレベルに合わせてプランを選びたい方
- 自宅でもゴルフの練習をする方
- 海外でもゴルフをする方
- インターネットで手軽に申し込みたい方

プランがたくさんあって選べるのがいいですね。初心者の僕はまずAコースから始めて、上達したらBコースに変更しようかな。
2. 東京海上日動「ゴルファー保険」
東京海上日動の「ゴルファー保険」は、賠償責任補償を重視する方におすすめのゴルフ保険です。
おすすめポイント
最大の特徴は、すべてのプランで賠償責任補償が1億円に設定されている点です。最も安いCプラン(年間3880円)でも、1億円の補償が付いています。賠償事故は高額になる可能性があるため、どのプランを選んでも十分な補償額が確保されているのは安心です。
示談交渉サービスも標準装備されており、国内で発生した賠償事故については、保険会社が専門的な知識を持つ担当者を通じて交渉を代行してくれます。
海外での補償にも対応しています(ホールインワン・アルバトロスを除く)。海外旅行中にゴルフを楽しむ機会がある方には嬉しいポイントです。
さらに、24時間緊急医療相談や介護・健康・生活相談など、付帯サービスも充実しています。これらのサービスは、ゴルフとは直接関係ありませんが、日常生活での困りごとを相談できる窓口があるのは便利です。
損害保険会社の中でも大手の東京海上日動という安心感も、見逃せないポイントです。
補償内容の例(Bプラン・年間6020円)
- 賠償責任補償: 1億円
- 死亡・後遺障害: 最高300万円
- 入院保険金: 日額3000円
- 通院保険金: 日額1000円
- ゴルフ用品損害: 20万円限度
- ホールインワン・アルバトロス費用: 20万円限度
こんな人におすすめ
- 賠償責任補償を特に重視する方
- 1万円以下の保険料でしっかり比較したい方
- 大手保険会社の安心感を求める方
- 海外でもゴルフをする方
- 付帯サービスも活用したい方

東京海上日動は、どのプランでも賠償補償が1億円あるから、保険料を抑えたい人でも安心して選べるわね。
3. 楽天損保「ゴルフアシスト」
楽天損保の「ゴルフアシスト」は、楽天ユーザーに特におすすめのゴルフ保険です。
おすすめポイント
最大の特徴は、楽天ポイントが貯まる・使えることです。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まりますし、貯まったポイントを保険料の支払いに使うこともできます。普段から楽天のサービスを利用している方には、大きなメリットです。
年間3850円からという手頃な保険料も魅力です。1ヶ月あたり約321円という計算になります。
補償内容もバランスが取れています。賠償責任補償は1億円、ゴルフ用品損害は20万円、ホールインワン・アルバトロス費用は10万円と、必要十分な補償が揃っています。
海外でのプレーも補償対象(ホールインワン・アルバトロスを除く)ですし、熱中症も補償対象に含まれています。夏場にもよくゴルフをする方には嬉しいポイントです。
インターネットで簡単に申し込めますし、プレー前の当日でも加入可能です。急にゴルフに行くことになった時でも、スマホから手軽に申し込めます。
補償内容の例(スタンダードプラン・年間3850円)
- 賠償責任補償: 1億円
- 死亡・後遺障害: 300万円
- 入院保険金: 日額3000円
- 手術保険金: 入院中10倍、入院外5倍
- ゴルフ用品損害: 20万円
- ホールインワン・アルバトロス費用: 10万円
こんな人におすすめ
- 楽天のサービスをよく利用する方
- 楽天ポイントを貯めたい・使いたい方
- 手頃な保険料で基本的な補償を確保したい方
- インターネットで手軽に申し込みたい方
- 前日や当日でも加入できる柔軟性を求める方
保険料を比較してみよう
年間契約の保険料比較
年間契約タイプのゴルフ保険の保険料は、補償内容によって大きく異なります。ここでは、主要な保険会社の代表的なプランを比較してみましょう。
保険会社 | プラン名 | 年間保険料 | 賠償責任 | ゴルフ用品 | ホールインワン |
---|---|---|---|---|---|
三井住友海上 | スタンダードA | 2620円 | 1億円 | 20万円 | なし |
三井住友海上 | スタンダードB | 8950円 | 2億円 | 25万円 | 30万円 |
三井住友海上 | プレミアムC | 18190円 | 2億円 | 80万円 | 50万円 |
東京海上日動 | Cプラン | 3880円 | 1億円 | 10万円 | 10万円 |
東京海上日動 | Bプラン | 6020円 | 1億円 | 20万円 | 20万円 |
東京海上日動 | Aプラン | 8690円 | 1億円 | 30万円 | 30万円 |
楽天損保 | スタンダード | 3850円 | 1億円 | 20万円 | 10万円 |
この比較表から、いくつかのことがわかります。
最も安いのは、三井住友海上のスタンダードAコース(年間2620円)です。ただし、ホールインワン補償はありません。初心者の方や、ホールインワン補償が不要な方にはぴったりです。
3千円台から5千円台の価格帯には、東京海上日動のCプランと楽天損保のスタンダードプランがあります。どちらも基本的な補償がバランスよく揃っていて、コストパフォーマンスが高いと言えます。
8千円から9千円の価格帯では、三井住友海上のスタンダードBコースと東京海上日動のAプランが選択肢になります。三井住友海上の方が賠償責任補償が2億円と手厚いのが特徴です。
最も補償が充実しているのは、三井住友海上のプレミアムCコース(年間18190円)です。ゴルフ用品補償が80万円、ホールインワン補償が50万円と、どちらも最高水準の補償額です。

僕は初心者だから、まずは三井住友海上のスタンダードAコースか、楽天損保のスタンダードプランあたりが良さそうですね。
短期契約の保険料比較
年に数回しかゴルフに行かない方には、短期契約タイプのゴルフ保険がおすすめです。代表的なのが、au損保の「ゴルフの保険」です。
保険会社 | プラン名 | 保険料(日帰り・1泊2日) | 賠償責任 | 携行品損害 |
---|---|---|---|---|
au損保 | ブロンズ | 428円 | 5000万円 | 10万円 |
au損保 | シルバー | 675円 | 1億円 | 10万円 |
au損保 | ゴールド | 1051円 | 1億円 | 10万円 |
au損保の「ゴルフの保険」は、日帰りまたは1泊2日で428円から加入できます。ゴルフ中のアクシデントはもちろん、出発から帰宅までを補償してくれるのが特徴です。
当日でも加入可能(申し込み完了前の事故は対象外)なので、急にゴルフに行くことになった時でも安心です。au PAYでの支払いにも対応しています。
年に何回ゴルフに行くかで、短期契約と年間契約のどちらがお得かが変わります。
例えば、au損保のゴールドコース(1051円)を利用する場合を考えてみましょう。
- 年2回ゴルフに行く: 1051円×2回=2102円(年間契約より安い)
- 年5回ゴルフに行く: 1051円×5回=5255円(年間契約の方がお得かも)
- 年10回ゴルフに行く: 1051円×10回=10510円(年間契約の方が断然お得)
目安としては、年に5回から7回以上ゴルフに行くなら、年間契約の方がお得になります。逆に、年に3回から4回程度なら、短期契約の方が経済的です。
短期契約のメリット
短期契約は、保険料の節約だけでなく、必要な時だけ加入できる手軽さも魅力です。会社のコンペに誘われた時、友人とたまにラウンドする時など、スマホから簡単に申し込めます。
ゴルフ保険に加入する前に確認すべきこと
他の保険との重複をチェック
ゴルフ保険に加入する前に、すでに加入している他の保険との重複がないかを確認しましょう。
多くの方が加入している自動車保険や火災保険には、個人賠償責任特約が付いていることがあります。この特約は、日常生活で他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした時の賠償責任を補償してくれるものです。
ゴルフ保険の賠償責任補償は、基本的にゴルフプレー中の事故に限定されます。一方、個人賠償責任特約は、ゴルフを含む日常生活全般の賠償事故を補償します。つまり、個人賠償責任特約があれば、ゴルフ中の賠償事故もカバーされる可能性があります。
ただし、両方に加入していても、保険金は重複して支払われません。実際の損害額が上限となります。
確認すべき保険
- 自動車保険の個人賠償責任特約
- 火災保険の個人賠償責任特約
- クレジットカードに付帯するゴルフ保険
- 傷害保険の特約
とはいえ、ゴルフ保険には、ゴルフ用品補償やホールインワン・アルバトロス費用補償など、他の保険ではカバーされない独自の補償があります。これらの補償が必要かどうかを考えて、加入を検討しましょう。

既に個人賠償責任特約に入っている人は、ゴルフ保険ではゴルフ用品補償やホールインワン補償を中心に考えるといいわね。
クレジットカード付帯のゴルフ保険も確認
一部のクレジットカード、特にゴールドカードやプラチナカードには、ゴルフ保険が自動的に付帯していることがあります。
カード付帯のゴルフ保険は、多くの場合、以下のような特徴があります。
- 追加の保険料が不要(年会費に含まれている)
- 補償内容は基本的なものに限られることが多い
- 賠償責任補償やゴルフ用品補償が中心
- ホールインワン補償がない、または少額のことが多い
- 利用条件(ゴルフ場の予約をカードで支払うなど)がある場合がある
お持ちのクレジットカードにゴルフ保険が付帯しているかどうかは、カード会社のウェブサイトや会員規約で確認できます。付帯している場合は、その補償内容をよく確認して、足りない部分を別途ゴルフ保険で補う、という選択肢もあります。
加入可能な年齢を確認
ゴルフ保険には、加入できる年齢に制限があります。
一般的には、満18歳以上から満69歳以下までが新規加入できる範囲です。70歳以上になると、加入できる保険商品が限られてきます。
ただし、保険会社やプランによって年齢制限は異なります。例えば、三井住友海上の「ネットde保険@ごるふ」は満80歳以下まで加入可能です。また、au損保の「ゴルフの保険」は満74歳以下まで加入できます。
すでに70歳を超えている方、またはこれから70歳を迎える方は、年齢制限を確認してから保険を選びましょう。
継続契約の場合
多くの保険では、新規加入時の年齢制限を超えていても、継続契約であれば加入できることがあります。例えば、69歳で加入して、70歳以降も継続できるケースなどです。
免責事項も必ず確認
ゴルフ保険にも、保険金が支払われない免責事項があります。主な免責事項を知っておきましょう。
賠償責任補償の主な免責事項
- 故意による事故
- 地震・噴火・津波による損害
- 同居の親族に対する賠償責任
- 仕事上の賠償責任
- 自動車の使用に伴う賠償責任
ゴルフ用品補償の主な免責事項
- 故意または重大な過失による損害
- 自然の消耗や劣化
- 置き忘れや紛失
- ゴルフ場や練習場の敷地外での盗難(多くの保険で)
- 地震・噴火・津波による損害
ホールインワン・アルバトロス費用補償の主な免責事項
- 目撃者がいない場合(セルフプレーなど)
- ショートコース(全ホールがパー3など)での達成
- 公式でないゴルフ場での達成
- 商品券やプリペイドカードなどの購入費用
これらの免責事項は保険会社によって異なる場合があるので、契約前に必ず約款や重要事項説明書を確認しましょう。
ゴルフ保険の申し込み方法
インターネットでの申し込みが主流
現在、多くのゴルフ保険はインターネットで簡単に申し込めるようになっています。
インターネット申し込みのメリットは、以下の通りです。
- 24時間いつでも申し込める
- スマートフォンからでも手続きできる
- 保険代理店に行く必要がない
- 複数の保険を比較しやすい
- 申し込みから数分で完了する
- 保険料がインターネット割引で安くなることもある
申し込みの流れは、以下のようになります。
まず、保険会社のウェブサイトにアクセスして、希望するプランを選択します。次に、契約者と被保険者の情報(氏名、生年月日、住所など)を入力します。そして、重要事項説明書や約款を確認して、同意します。最後に、支払い方法を選択して、申し込みを完了させます。
申し込みが完了すると、保険証券が郵送またはメールで送られてきます。保険証券には、契約内容や保険金請求の方法などが記載されているので、大切に保管しましょう。

スマホから申し込めるのは便利ですね。ゴルフに行く前日でも間に合いそうです。
申し込み期限を確認しよう
ゴルフ保険の申し込みには、期限があります。保険会社によって異なりますが、主に以下のようなパターンがあります。
前日までの申し込みが必要な保険では、例えば土曜日にゴルフに行く場合、金曜日までに申し込みを完了させる必要があります。三井住友海上の「ネットde保険@ごるふ」などがこのタイプです。
当日でも可能な保険では、ゴルフに行く当日でも申し込みができます。ただし、申し込み完了前に発生した事故は補償されないので、できるだけ早めに手続きを済ませましょう。au損保の「ゴルフの保険」や楽天損保の「ゴルフアシスト」などがこのタイプです。
年間契約の場合は、保険開始日を自由に設定できることが多いです。例えば、今日申し込んで、1週間後からの1年間を保険期間とする、といったことも可能です。
余裕を持って申し込もう
当日でも申し込める保険であっても、できれば前日までに申し込みを済ませておくことをおすすめします。インターネットの不具合やシステムメンテナンスなどで、当日申し込めない可能性もゼロではありません。
支払い方法を選ぶ
ゴルフ保険の保険料の支払い方法は、保険会社によって異なります。
主な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード払い(最も一般的)
- コンビニ払い
- 銀行振込
- 口座振替
- キャリア決済(au PAYなど)
- 電子マネー決済(楽天ポイントなど)
年間契約の場合、保険料は一括払いが基本です。月払いができる保険は限られています。
クレジットカード払いを選ぶと、カードのポイントも貯まるのでお得です。楽天損保の場合は、楽天ポイントで保険料を支払うこともできます。
短期契約の場合は、au PAYなどのキャリア決済が使える保険もあり、支払い方法の選択肢が広がっています。
ゴルフ保険を使う時の手続き
事故が起きたらすぐに保険会社に連絡
ゴルフ中に事故が起きたら、できるだけ早く保険会社に連絡しましょう。
特に、他人にケガをさせてしまった場合や、他人の物を壊してしまった場合は、その場で相手の連絡先を確認し、すぐに保険会社に連絡してください。示談交渉サービスが付いている保険であれば、保険会社が対応してくれます。
自分がケガをした場合も、治療を受けたら速やかに保険会社に連絡しましょう。治療が長引く場合は、途中経過も報告することが大切です。
ゴルフ用品が盗まれたり壊れたりした場合は、警察に届け出を出すことも必要になることがあります。特に盗難の場合は、警察の受理番号が必要になることが多いです。
絶対にしてはいけないこと
事故の相手と、保険会社に連絡する前に示談してしまうことは絶対に避けてください。保険会社に連絡する前に示談してしまうと、保険金が支払われないことがあります。
保険金請求に必要な書類
保険金を請求する際には、事故の内容に応じて様々な書類が必要になります。
賠償責任補償の請求に必要な書類
- 保険金請求書
- 事故状況報告書
- 示談書または和解書
- 相手のケガの診断書や治療費の領収書
- 破損した物の修理見積書や領収書
- その他、保険会社が求める書類
傷害補償の請求に必要な書類
- 保険金請求書
- 事故状況報告書
- 医師の診断書
- 治療費の領収書
- 入院・通院証明書
- その他、保険会社が求める書類
ゴルフ用品補償の請求に必要な書類
- 保険金請求書
- 事故状況報告書
- 破損したクラブの写真
- 修理見積書または領収書
- 盗難の場合は警察への届出証明書
- 購入時の領収書やレシート(あれば)
- その他、保険会社が求める書類
ホールインワン・アルバトロス費用補償の請求に必要な書類
- 保険金請求書
- ホールインワン・アルバトロス達成証明書(ゴルフ場発行)
- 同伴プレーヤーの証明書
- キャディの証明書
- 記念品や祝賀会の費用の領収書
- その他、保険会社が求める書類
書類の準備には時間がかかることもあるので、事故が起きたら早めに保険会社に連絡して、必要な書類を確認しましょう。

ホールインワンの場合は、達成した時にしっかり証明してもらうことが大切よ。後から証明書を取ろうとしても難しいことがあるから。
保険金が支払われるまでの期間
保険金請求の書類を提出してから、実際に保険金が支払われるまでには、通常1週間から1ヶ月程度かかります。
ただし、事故の内容や必要な調査によっては、さらに時間がかかることもあります。特に、賠償責任補償の場合は、相手との示談が成立するまで時間がかかることがあります。
書類に不備があると、その分支払いも遅れてしまいます。請求する際は、必要な書類を漏れなく準備しましょう。
保険会社によっては、スマートフォンから保険金請求ができるサービスを提供しているところもあります。写真を撮って送信するだけで請求できるなど、手続きが簡単になっています。
ゴルフ保険に関するよくある質問
セルフプレーでも補償されるの
はい、セルフプレー(キャディなし)でも、ほとんどの補償は対象になります。
賠償責任補償、傷害補償、ゴルフ用品補償は、セルフプレーでも問題なく補償されます。
ただし、ホールインワン・アルバトロス費用補償は、多くの保険でキャディまたは第三者の目撃が必要とされています。そのため、セルフプレーでホールインワンを達成しても、残念ながら保険金は支払われないことがほとんどです。
最近では、セルフプレーでのホールインワンも補償対象とする保険も一部登場していますが、まだ少数派です。セルフプレーが多い方は、ホールインワン補償を外したプランを検討するのも一つの選択肢です。
練習場でも使えるの
はい、ゴルフ練習場(打ちっぱなしなど)での事故も補償対象です。
練習場で他の人にケガをさせてしまった、練習中に自分がケガをした、練習場でクラブが盗まれたり壊れたりした、といった場合にも保険が適用されます。
ただし、ゴルフ用品補償については、ゴルフ場や練習場の敷地内での事故に限定されることが多いです。自宅や車の中で盗まれた場合は、補償対象外となることが一般的です。
一部の保険では、自宅でのゴルフ練習中の事故も補償対象としています。自宅の庭などで頻繁に練習する方は、この点も確認しておくといいでしょう。
家族も一緒に補償できるの
ゴルフ保険は、基本的に個人単位で契約します。
家族でゴルフを楽しむ場合、それぞれが個別に保険に加入する必要があります。
ただし、一部の保険会社では、家族向けのプランを用意しているところもあります。例えば、ミズノスポーツ保険のゴルフ保険には、家族も補償対象になるファミリータイプがあります。
また、個人賠償責任特約が付いた火災保険や自動車保険に加入している場合、その特約は同居の家族全員が補償対象になることが多いです。ゴルフ中の賠償事故も、この特約でカバーできる可能性があります。
海外のゴルフ場でも使えるの
多くのゴルフ保険は、海外でのプレーも補償対象としています。
賠償責任補償、傷害補償、ゴルフ用品補償は、海外のゴルフ場でも適用されることが多いです。海外旅行のついでにゴルフを楽しむ方には嬉しいポイントです。
ただし、ホールインワン・アルバトロス費用補償は、ほとんどの保険で国内のゴルフ場のみが対象です。海外でホールインワンを達成しても、保険金は支払われません。
海外でゴルフをする予定がある方は、契約前に海外での補償範囲を確認しておきましょう。
海外旅行保険との関係
海外でゴルフをする場合、海外旅行保険にも加入することをおすすめします。海外旅行保険は、病気やケガだけでなく、携行品の損害や賠償責任もカバーしてくれます。ゴルフ保険と海外旅行保険、両方に加入しておくとより安心です。
更新の手続きは必要なの
年間契約のゴルフ保険の場合、自動更新される保険と、手動で更新が必要な保険があります。
自動更新の場合、保険期間が終了する前に、保険会社から更新の案内が届きます。特に手続きをしなければ、同じ条件で自動的に次の1年間の契約が更新されます。保険料は、登録されているクレジットカードや口座から自動的に引き落とされます。
手動更新の場合は、保険期間が終了する前に、自分で更新の手続きをする必要があります。更新を忘れると、保険期間が切れて無保険の状態になってしまうので注意が必要です。
更新の際に、プランを変更することもできます。例えば、上達してホールインワンの可能性が出てきたので、ホールインワン補償を追加する、といったことが可能です。

自動更新だと、うっかり保険が切れる心配がなくて安心ですね。
途中でプランを変更できるの
保険期間の途中でのプラン変更は、基本的にできません。
プランを変更したい場合は、現在の契約を解約して、新しいプランで再度契約する必要があります。ただし、解約すると、残りの期間の保険料が返金されないこともあるので注意が必要です。
どうしても途中でプランを変更したい場合は、保険会社に相談してみましょう。場合によっては、柔軟に対応してくれることもあります。
プラン選びで迷ったら、まずは基本的なプランから始めて、更新の時にプランを見直すのがおすすめです。
保険料は経費にできるの
ゴルフ保険の保険料が経費として認められるかどうかは、ゴルフをする目的によって異なります。
個人事業主や法人が、接待や営業のためにゴルフをする場合、ゴルフ保険の保険料は経費として計上できる可能性があります。ただし、プライベートでのゴルフと明確に区別できることが条件です。
サラリーマンの場合、基本的には経費にはなりません。ただし、会社の業務命令でゴルフに行く場合など、特殊なケースでは経費として認められることもあります。
税務上の取り扱いについては、税理士や税務署に相談することをおすすめします。
こんな時どうする?ゴルフ保険の活用事例
打球が他の人に当たってケガをさせた
ゴルフ場で最も多い事故の一つが、打球が他のプレーヤーに当たってケガをさせてしまうケースです。
例えば、ティーショットを打った時、ボールが大きくスライスして隣のホールに飛んでいき、そこでプレーしていた人の頭に当たってしまった。相手は救急車で病院に運ばれ、脳震盪と診断されて3日間入院することになった。
この場合、治療費や入院費はもちろん、仕事を休んだことによる休業補償、慰謝料なども請求される可能性があります。総額で数十万円から百万円以上になることも珍しくありません。
このような時、ゴルフ保険の賠償責任補償が役立ちます。保険会社が治療費や慰謝料などを補償してくれます。示談交渉サービスが付いていれば、保険会社が相手との交渉も代行してくれるので、精神的な負担も軽減されます。
事故を起こした時の対応
まず相手の安全を確認し、必要なら救急車を呼びます。次に、ゴルフ場のスタッフに連絡します。そして、できるだけ早く保険会社に連絡してください。相手の連絡先も必ず確認しておきましょう。
高価なクラブが折れてしまった
プレー中にクラブが折れることは、意外とよくあります。
例えば、ラフからのショットで、クラブのシャフトが木の根に当たって折れてしまった。そのクラブは3年前に10万円で購入したドライバーだった。
このような場合、ゴルフ用品補償で修理費や再購入費が補償されます。ただし、保険金は時価(現在の価値)で計算されます。3年前に10万円で買ったクラブでも、現在の価値は7万円程度と評価されることもあります。
また、免責金額(自己負担額)が3千円設定されている場合、実際に受け取れる保険金は、時価から免責金額を引いた金額になります。
それでも、高価なクラブが使えなくなった時の経済的負担を軽減できるのは大きなメリットです。

クラブが折れた時の写真を撮っておくと、保険金請求の時にスムーズよ。
ロッカーからクラブが盗まれた
ゴルフ場のロッカーやカートからゴルフ用品が盗まれる被害も発生しています。
例えば、プレー後にお風呂に入っている間に、ロッカーから高価なクラブセット(時価30万円相当)が盗まれてしまった。
このような場合も、ゴルフ用品補償の対象になります。ただし、警察に盗難届を出して、受理番号を取得する必要があります。
また、盗難の場合も、保険金は時価で計算されます。そして、免責金額がある場合は、その分が差し引かれます。
ゴルフ場やゴルフ練習場の敷地外での盗難は、補償の対象外となることが多いので注意が必要です。例えば、車の中に積んでいたクラブが盗まれた場合は、補償されないことがほとんどです。
ホールインワンを達成した
ホールインワンを達成した時は、嬉しい反面、お祝いの費用が心配になります。
例えば、会社のゴルフコンペでホールインワンを達成した。キャディと同伴プレーヤー3人が目撃していた。後日、参加者20人に記念品(1人5千円)を配り、ゴルフ場に記念植樹(3万円)をした。さらに、仲間を集めて祝賀会(10万円)を開催した。総額で23万円の出費となった。
このような場合、ホールインワン・アルバトロス費用補償で、実際にかかった費用が補償されます(補償限度額まで)。
保険金を受け取るには、ゴルフ場が発行する達成証明書、同伴プレーヤーとキャディの証明書、記念品や祝賀会の領収書などが必要です。
ホールインワンを達成したら、その場でしっかり証明してもらい、かかった費用の領収書は必ず保管しておきましょう。
補償対象となる費用
- 記念品代(ゴルフ用品、時計、酒類など)
- 祝賀会の費用
- ゴルフ場への記念植樹代
- ゴルフ場への記念品寄贈
- 同伴キャディへのご祝儀
ただし、商品券やプリペイドカードは対象外となることが多いです。
プレー中に転倒して骨折した
ゴルフ場での転倒事故も少なくありません。
例えば、雨上がりのラウンドで、濡れた芝で足を滑らせて転倒し、手首を骨折してしまった。整形外科で診察を受け、ギプス固定で6週間の通院治療が必要と診断された。
このような場合、傷害補償で治療費がカバーされます。
入院が必要になった場合は、入院保険金(例えば1日5千円)が支払われます。通院した場合は、通院保険金(例えば1日3千円)が支払われます。手術を受けた場合は、手術保険金も支払われます。
骨折の場合、通院期間が長くなることがあります。6週間(約42日)通院した場合、通院保険金が日額3千円なら、合計で12万6千円の保険金が受け取れる計算です。
ゴルフは自然の中で行うスポーツなので、天候や地形によってはケガのリスクが高まります。傷害補償があると、安心してプレーできます。
ゴルフ保険加入のタイミング
ゴルフを始めたらすぐに加入しよう
ゴルフ保険は、ゴルフを始めたらできるだけ早く加入することをおすすめします。
初心者のうちは、スイングが安定していなかったり、ボールがどこに飛ぶか予測しにくかったりします。そのため、他の人にケガをさせてしまうリスクや、自分がケガをするリスクが高いと言えます。
最初のラウンドから保険に加入しておけば、万が一の事故にも対応できます。保険料も年間2千円台からあるので、経済的な負担も大きくありません。
先輩や友人に誘われて初めてゴルフに行くことになった時、コースに出る前に短期契約の保険に加入しておくといいでしょう。

確かに、初心者のうちこそ事故を起こしやすいですよね。最初から保険に入っておくことにします。
定期的にプレーするなら年間契約が便利
月に1回以上ゴルフに行く方、年間を通じて定期的にゴルフを楽しむ方には、年間契約がおすすめです。
年間契約のメリットは、以下の通りです。
- 保険料が割安になる
- 1年間ずっと補償が続くので安心
- 毎回申し込む手間が不要
- 突然ゴルフに誘われた時も対応できる
- 練習場でのケガや事故にも対応
特に、会社でゴルフコンペがよく開催される方、ゴルフが趣味で毎週のようにプレーする方は、年間契約が断然お得です。
契約のタイミングは、いつでも構いません。ただし、ゴルフシーズンが始まる春(3月から4月)に契約する人が多いようです。
年に数回なら短期契約でOK
年に2回から3回程度しかゴルフに行かない方、会社のコンペなど特別な時だけゴルフをする方には、短期契約が向いています。
短期契約のメリットは、以下の通りです。
- 必要な時だけ加入できる
- トータルの保険料を抑えられる
- 当日でも加入できる保険がある
- スマートフォンから簡単に申し込める
ゴルフに行くことが決まったら、前日までに保険に加入しておきましょう。当日でも加入できる保険もありますが、できるだけ余裕を持って手続きすることをおすすめします。
短期契約を何度も繰り返すうちに、ゴルフの頻度が増えてきたら、年間契約に切り替えることも検討しましょう。
保険選びで失敗しないためのチェックポイント
補償内容をしっかり確認する
ゴルフ保険を選ぶ時は、補償内容を細かく確認することが大切です。
保険料が安いからといって飛びつくのではなく、以下の点をチェックしましょう。
- 賠償責任補償の金額は十分か(1億円以上が望ましい)
- 示談交渉サービスは付いているか
- ゴルフ用品補償の金額は自分の持ち物に合っているか
- 免責金額(自己負担額)はいくらか
- 傷害補償の内容は十分か(入院日額、通院日額など)
- ホールインワン補償の要不要と金額
- 補償される場所の範囲(国内のみか、海外も含むか、自宅も含むか)
複数の保険を比較する時は、保険料だけでなく、これらの補償内容も合わせて比較しましょう。
重要事項説明書を必ず読もう
契約前に、重要事項説明書や約款を必ず確認してください。補償の詳細や免責事項、保険金が支払われないケースなどが記載されています。
自分のゴルフスタイルに合わせて選ぶ
ゴルフ保険は、自分のゴルフスタイルや経験に合わせて選ぶことが大切です。
初心者の方は、賠償責任補償と傷害補償を重視したプランがおすすめです。ホールインワン補償は最小限か、外しても構いません。その分、保険料を抑えられます。
中級者から上級者の方は、ホールインワン補償を手厚くすることを検討しましょう。また、高価なクラブを使っている場合は、ゴルフ用品補償も高めに設定すると安心です。
セルフプレーが中心の方は、ホールインワン補償を外して保険料を節約できます。逆に、キャディ付きでのプレーが多い方は、ホールインワン補償を充実させましょう。
海外でもゴルフをする方は、海外補償があるプランを選んでください。自宅で頻繁に練習する方は、自宅補償があるプランが向いています。

自分のゴルフスタイルをよく考えて、本当に必要な補償を選ぶことが、賢い保険選びのコツよ。
口コミや評判も参考にする
ゴルフ保険を選ぶ時は、実際に加入している人の口コミや評判も参考になります。
インターネット上には、ゴルフ保険の比較サイトや口コミサイトがあります。そこで、以下のような情報を確認できます。
- 実際に保険金を受け取った人の体験談
- 保険会社の対応の良し悪し
- 保険金請求の手続きのしやすさ
- 保険金が支払われるまでのスピード
- サポート体制の充実度
ただし、口コミは個人の感想なので、全てを鵜呑みにするのではなく、参考程度にとどめておきましょう。
最終的には、自分のニーズに合った補償内容かどうか、保険料は予算に合っているかどうかで判断することが大切です。
定期的に見直しをする
ゴルフ保険は、年に一度は見直しをすることをおすすめします。
ゴルフの実力が上がってきたら、ホールインワン補償を追加したり、補償額を上げたりすることを検討しましょう。
新しいクラブを購入して、ゴルフ用品の総額が増えた場合は、ゴルフ用品補償の金額も見直しが必要です。
逆に、ゴルフの頻度が減ってきたら、年間契約から短期契約に切り替えることも検討できます。
また、保険会社は定期的に新しいプランを発表しています。より良い条件の保険が出ていないか、時々チェックしてみることをおすすめします。
更新の時期は、保険を見直す絶好のタイミングです。そのまま自動更新するのではなく、現在のプランが自分に合っているか、改めて確認してみましょう。
ゴルフ保険で安心してプレーを楽しもう
ゴルフは、老若男女が楽しめる素晴らしいスポーツです。でも、どんなに注意していても、事故やトラブルは起こる可能性があります。
ゴルフ保険に加入しておけば、万が一の事故やトラブルにも対応でき、安心してゴルフを楽しむことができます。他の人にケガをさせてしまった時の高額な賠償金、大切なゴルフクラブの破損や盗難、自分自身のケガ、そして日本独特のホールインワンのお祝い費用。これらのリスクに、手頃な保険料で備えることができるのです。
ゴルフ保険を選ぶ時は、保険料だけでなく、補償内容をしっかり確認することが大切です。賠償責任補償は最低でも1億円、できれば2億円あると安心です。ゴルフ用品補償は、自分の持ち物の価値に合わせて選びましょう。ホールインワン補償は、自分のレベルやゴルフスタイルに応じて、要不要を判断してください。
月に1回以上ゴルフに行く方は年間契約が、年に数回程度の方は短期契約がおすすめです。自分のゴルフ頻度に合わせて、最適なタイプを選びましょう。
今回ご紹介した3つの保険は、それぞれに特徴があります。三井住友海上の「ネットde保険@ごるふ」は、プランの選択肢が豊富で、初心者から上級者まで幅広くカバーできます。東京海上日動の「ゴルファー保険」は、すべてのプランで賠償責任補償が1億円と、安心感があります。楽天損保の「ゴルフアシスト」は、楽天ポイントが貯まる・使えるという独自のメリットがあります。
どの保険が自分に合っているかは、ゴルフの頻度、レベル、予算、そして何を重視するかによって異なります。この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりのゴルフ保険を見つけてください。
そして、ゴルフ保険で安心を手に入れたら、思い切りゴルフを楽しんでください。仲間との楽しいラウンド、スコアの更新、そしていつかはホールインワン。ゴルフには、たくさんの楽しみが待っています。
保険はあくまで万が一のための備えです。でも、その備えがあることで、より安心して、より積極的にゴルフを楽しむことができます。ゴルフライフを充実させるための一つのツールとして、ゴルフ保険をぜひ活用してください。

この記事を読んで、ゴルフ保険の大切さがよくわかりました。早速、三井住友海上のスタンダードAコースに申し込んでみます。

いい選択ね。保険に入って安心したら、一緒にラウンド行きましょう。思い切りゴルフを楽しめるわよ。
最後に一つ、大切なことをお伝えします。ゴルフ保険に加入したからといって、注意を怠っていいわけではありません。常に周囲に気を配り、安全にプレーすることが何より大切です。前の組との距離を十分に取る、打つ前に周囲の人の位置を確認する、素振りをする時も周りに人がいないか確認する。こうした基本的な安全確認を怠らないようにしましょう。
ゴルフは紳士のスポーツと言われます。マナーを守り、他のプレーヤーへの配慮を忘れず、そして万が一に備えて保険に加入する。これが、大人のゴルファーとしての心構えではないでしょうか。
あなたのゴルフライフが、より安全で、より楽しいものになりますように。そして、素晴らしいスコアとたくさんの思い出が生まれますように。ゴルフ保険は、そんなあなたのゴルフライフを影からサポートしてくれる、心強いパートナーです。
ゴルフ保険の具体的な補償額を比較してみる
賠償責任補償の金額による違い
賠償責任補償は、ゴルフ保険の中で最も重要な補償です。ここでは、補償金額によってどれくらいの違いがあるのかを見ていきましょう。
5000万円の補償の場合、軽度から中程度の事故であれば十分にカバーできます。打球が当たって軽いケガをさせた、相手のゴルフクラブを折ってしまったなどのケースでは問題ありません。保険料は比較的安く抑えられます。
1億円の補償の場合、多くのケースで十分な補償額と言えます。相手が入院するようなケガを負った場合でも、ほとんどのケースでカバーできます。現在のゴルフ保険の主流は、この1億円の補償です。
2億円の補償の場合、重大な事故にも対応できます。相手に後遺障害が残るような事故、複数の人にケガをさせてしまった場合など、賠償額が高額になるケースでも安心です。保険料は1億円の補償と比べて、それほど大きな差はありません。
実際の賠償事故では、治療費だけでなく、休業損害(仕事を休んだことによる収入減)、慰謝料、後遺障害による逸失利益(将来得られたはずの収入)なども含まれます。これらを合計すると、思った以上に高額になることがあります。
賠償責任補償は妥協しない
保険料を節約するために補償額を削るとしても、賠償責任補償だけは妥協しないことをおすすめします。1千万円や2千万円の節約のために、数百万円から数千万円のリスクを負うのは得策ではありません。
ゴルフ用品補償の金額設定の考え方
ゴルフ用品補償の金額は、自分が持っているゴルフ用品の総額を基準に考えます。ここでは、レベル別に適切な補償額を考えてみましょう。
初心者レベル(10万円から20万円の補償)では、ゴルフを始めたばかりで、比較的安価なクラブセットを使っている方に適しています。中古のクラブセットや、初心者向けのセットで揃えた場合、総額は10万円から20万円程度のことが多いです。
具体的には、ドライバー2万円、フェアウェイウッド1万5千円、ユーティリティ1万5千円、アイアンセット5万円、ウェッジ2本で2万円、パター1万5千円、ゴルフバッグ1万円、シューズやウェアなどで3万円、合計で17万5千円といった感じです。この場合、20万円の補償があれば十分です。
中級者レベル(20万円から40万円の補償)では、ある程度ゴルフに慣れてきて、クラブも買い替えた方に適しています。人気ブランドの新しいモデルを揃え始めると、この価格帯になります。
具体的には、ドライバー5万円、フェアウェイウッド3万円、ユーティリティ2万円、アイアンセット10万円、ウェッジ3本で4万5千円、パター3万円、高級ゴルフバッグ3万円、シューズやウェアなどで5万円、合計で35万5千円といった感じです。この場合、40万円の補償があると安心です。
上級者レベル(50万円以上の補償)では、高級クラブを複数セット持っている方、最新の高級モデルを揃えている方に適しています。プロモデルや限定品などを集めている方は、この価格帯になります。
具体的には、ドライバー2本で15万円、フェアウェイウッド2本で8万円、ユーティリティ2本で5万円、アイアンセット2セットで25万円、ウェッジ5本で8万円、パター2本で8万円、高級ゴルフバッグ2つで10万円、その他で10万円、合計で89万円といった感じです。この場合、80万円以上の補償が必要です。
ゴルフ用品補償を考える時は、現在持っているクラブの時価(現在の価値)を考慮することが大切です。5年前に10万円で買ったドライバーは、現在の価値としては5万円から6万円程度と評価されることが多いです。
ホールインワン補償の金額別シミュレーション
ホールインワン補償の金額によって、どれくらいの費用をカバーできるのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。
10万円の補償の場合は、最低限のお祝いに対応できます。同伴プレーヤー3人に記念品(1人1万円)で3万円、キャディへのご祝儀2万円、ゴルフ場への記念樹3万円、その他2万円で、合計10万円程度です。これは、仲間内の小規模なゴルフでホールインワンを達成した場合を想定しています。
30万円の補償の場合は、一般的なお祝いに対応できます。会社のゴルフコンペ(20人参加)で達成した場合を考えてみます。参加者全員に記念品(1人5千円)で10万円、祝賀会の開催10万円、ゴルフ場への記念樹5万円、キャディへのご祝儀3万円、その他2万円で、合計30万円です。
50万円の補償の場合は、手厚いお祝いに対応できます。大きなコンペや、取引先も含めたゴルフでホールインワンを達成した場合を考えます。参加者やお世話になっている方々に記念品(30人×1万円)で30万円、盛大な祝賀会の開催15万円、ゴルフ場への豪華な記念品5万円、その他5万円で、合計55万円。この場合、50万円の補償があれば、自己負担を5万円に抑えられます。
100万円の補償の場合は、非常に手厚いお祝いや、複数回の達成にも対応できます。経営者の方や、ゴルフを頻繁にする方で、豪華なお祝いを予定している場合に適しています。
ホールインワンの補償額を決める時は、自分がどのようなゴルフをすることが多いか、達成した時にどの程度のお祝いをしたいかを考えましょう。仲間内でのプライベートなゴルフが中心なら10万円から20万円、会社のコンペに参加することが多いなら30万円、取引先とのゴルフもある経営者の方なら50万円以上といった具合です。
保険会社別の特徴をさらに詳しく見る
三井住友海上の強みと選ぶべき人
三井住友海上の「ネットde保険@ごるふ」は、業界トップクラスの充実した内容が特徴です。
最大の強みは、プランの豊富さです。スタンダードプランのA、B、Cコースと、プレミアムプランのA、B、Cコース、合計6つのプランから選べます。初心者向けの低価格プランから、上級者向けの充実プランまで、幅広いニーズに対応しています。
スタンダードAコース(年間2620円)は、ホールインワン補償がない代わりに、賠償責任補償1億円、ゴルフ用品補償20万円、傷害補償がしっかり付いています。初心者の方や、ホールインワン補償が不要な方には、非常にコストパフォーマンスの高いプランです。
スタンダードBコース(年間8950円)になると、賠償責任補償が2億円にアップし、ホールインワン補償30万円も付きます。バランスの取れた補償内容で、多くの方に選ばれている人気プランです。
プレミアムCコース(年間18190円)は、最も充実した補償内容です。ゴルフ用品補償が80万円、ホールインワン補償が50万円と、業界最高水準の補償額です。高価なクラブを複数持っている方、ホールインワンを達成した時に盛大なお祝いをする可能性がある方に最適です。
もう一つの大きな特徴が、補償範囲の広さです。海外でのプレー(ホールインワン・アルバトロスを除く)も補償対象ですし、自宅でのゴルフ練習中の賠償事故も補償されます。自宅の庭やガレージで素振りや練習をする方には、この自宅補償が非常に心強いです。
示談交渉サービスも標準装備されており、国内で発生した賠償事故については、保険会社が交渉を代行してくれます。
さらに、インターネットから24時間いつでも申し込めて、前日までの申し込みに対応しています。スマートフォンからでも簡単に手続きできるので、忙しい方でも手軽に加入できます。
三井住友海上を選ぶべき人
- 自分のレベルや予算に合わせてプランを選びたい方
- 初心者で、まずは低価格から始めたい方
- 上達に合わせてプランを変更していきたい方
- 自宅でもゴルフの練習をする方
- 海外でもゴルフをする機会がある方
- 業界大手の安心感を求める方
- トータルバランスを重視する方
東京海上日動の強みと選ぶべき人
東京海上日動の「ゴルファー保険」は、賠償責任補償の手厚さと、大手損保ならではの安心感が特徴です。
最大の特徴は、すべてのプランで賠償責任補償が1億円という点です。最も安いCプラン(年間3880円)でも、1億円の補償が確保されています。これは、どんな方でも、万が一の高額賠償に備えられるという安心感があります。
Cプラン(年間3880円)は、賠償責任補償1億円、ゴルフ用品補償10万円、ホールインワン補償10万円と、基本的な補償が揃っています。保険料を抑えたいけれど、賠償責任補償だけはしっかり確保したい、という方に最適です。
Bプラン(年間6020円)は、ゴルフ用品補償が20万円、ホールインワン補償が20万円にアップします。賠償責任補償は変わらず1億円で、バランスの取れた内容です。
Aプラン(年間8690円)は、ゴルフ用品補償が30万円、ホールインワン補償が30万円と、さらに充実した内容になります。傷害補償も手厚くなり、死亡・後遺障害が500万円、入院日額5千円、通院日額2千円と、ケガに対する備えも十分です。
東京海上日動の特徴として、付帯サービスの充実も挙げられます。24時間緊急医療相談サービスでは、ケガや病気の時に、看護師や医師に電話で相談できます。介護・健康・生活相談サービスでは、介護や健康に関する悩みを専門家に相談できます。
これらのサービスは、ゴルフ保険に直接関係するものではありませんが、日常生活での困りごとを相談できる窓口があるのは便利です。特に、高齢の方や、健康に不安がある方には嬉しいサービスです。
示談交渉サービスも付いており、国内で発生した賠償事故については、保険会社が専門的な知識を持った担当者を通じて交渉を代行してくれます。
海外でのプレーも補償対象(ホールインワン・アルバトロスを除く)ですので、海外旅行でゴルフを楽しむ方にも対応しています。
東京海上日動を選ぶべき人
- 賠償責任補償を特に重視する方
- 保険料を抑えつつも、十分な賠償補償を確保したい方
- 中価格帯(5千円から1万円程度)で比較したい方
- 大手損保会社の安心感やブランド力を求める方
- 付帯サービスも活用したい方
- 海外でもゴルフをする方
楽天損保の強みと選ぶべき人
楽天損保の「ゴルフアシスト」は、楽天ポイントとの連携と、手頃な保険料が特徴です。
最大の特徴は、楽天ポイントが貯まる・使えるという点です。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まります。また、貯まった楽天ポイントを保険料の支払いに使うこともできます。普段から楽天市場で買い物をしている方、楽天カードを使っている方、楽天経済圏を活用している方には、大きなメリットです。
スタンダードプラン(年間3850円)は、賠償責任補償1億円、ゴルフ用品補償20万円、ホールインワン補償10万円、死亡・後遺障害300万円、入院日額3千円と、必要な補償がバランスよく揃っています。
1ヶ月あたり約321円という計算になり、缶コーヒー3本分程度の金額で1年間の安心を買えるのは、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ダイヤモンドプラン(年間7570円)になると、賠償責任補償が無制限、ゴルフ用品補償が30万円、ホールインワン補償が30万円と、より充実した内容になります。賠償責任補償が無制限というのは、万が一の高額賠償にも対応できる最高の安心感です。
楽天損保の特徴として、熱中症も補償対象という点も挙げられます。夏場のゴルフで心配な熱中症による入院や通院も、傷害補償の対象となります。暑い時期にもゴルフを楽しむ方には嬉しいポイントです。
海外でのプレーも補償対象(ホールインワン・アルバトロスを除く)ですので、海外旅行でゴルフを楽しむ方にも対応しています。
インターネットから24時間いつでも申し込めて、プレー前の当日でも加入可能です。急にゴルフに行くことになった時でも、スマートフォンから手軽に申し込めます。
楽天損保を選ぶべき人
- 楽天のサービスをよく利用する方
- 楽天ポイントを効率的に貯めたい・使いたい方
- 楽天カードで保険料を支払いたい方
- 手頃な保険料で基本的な補償を確保したい方
- 夏場にもよくゴルフをする方(熱中症補償)
- 前日や当日でも加入できる柔軟性を求める方
- インターネットでの手続きに慣れている方
レベル別おすすめプランの選び方
初心者におすすめのプランとその理由
ゴルフを始めたばかりの初心者の方には、以下のようなプランがおすすめです。
三井住友海上「スタンダードAコース」(年間2620円)は、ホールインワン補償がない分、保険料が非常に安く抑えられています。初心者のうちは、ホールインワンを達成する可能性は低いので、この補償を外すことで保険料を節約できます。それでいて、賠償責任補償1億円、ゴルフ用品補償20万円、傷害補償と、必要な補償はしっかり確保されています。
初心者の方は、まだスイングが安定していないため、思わぬ方向にボールが飛んだり、クラブが手から離れたりするリスクがあります。そのため、賠償責任補償と傷害補償を重視したプランが適しています。
楽天損保「スタンダードプラン」(年間3850円)も、初心者におすすめです。ホールインワン補償が10万円付いていますが、保険料は4千円以下と手頃です。熱中症も補償対象なので、夏場にもゴルフを楽しむ初心者の方には安心です。
初心者の方がプランを選ぶ時のポイントは、以下の通りです。
- 保険料を抑えめにして、継続しやすい金額にする
- 賠償責任補償は1億円以上を確保する
- ホールインワン補償は最小限か、外しても良い
- 傷害補償(入院・通院)はしっかり確保する
- ゴルフ用品補償は、自分の持ち物の価値に合わせる
初心者のうちは、まず保険に慣れることが大切です。低価格のプランから始めて、ゴルフが上達してきたら、プランをアップグレードしていくのが賢い選択です。

初心者のうちは、保険料を抑えて、必要最低限の補償を確保することが大切なんですね。ゴルフが上手くなってきたら、プランを見直します。
中級者におすすめのプランとその理由
ある程度ゴルフに慣れてきた中級者の方には、補償内容のバランスが取れたプランがおすすめです。
三井住友海上「スタンダードBコース」(年間8950円)は、賠償責任補償2億円、ゴルフ用品補償25万円、ホールインワン補償30万円と、バランスの取れた内容です。中級者になると、ホールインワンの可能性も出てきますし、クラブも良いものに買い替えている方が多いでしょう。そんな中級者のニーズに応える、充実した補償内容です。
東京海上日動「Bプラン」(年間6020円)は、保険料を抑えつつ、基本的な補償を確保したい中級者に適しています。賠償責任補償1億円、ゴルフ用品補償20万円、ホールインワン補償20万円と、必要十分な内容です。
中級者の方がプランを選ぶ時のポイントは、以下の通りです。
- ホールインワン補償を20万円から30万円程度確保する
- 賠償責任補償は1億円以上、できれば2億円を選ぶ
- ゴルフ用品補償は20万円から30万円程度にする
- 傷害補償も、入院日額3千円から6千円程度を確保する
- 年間保険料5千円から1万円程度が目安
中級者になると、会社のゴルフコンペに参加する機会も増えてきます。コンペでホールインワンを達成すると、参加者全員に記念品を配る必要があるため、ホールインワン補償を確保しておくことが大切です。
また、クラブも良いものを使うようになっているでしょうから、ゴルフ用品補償も相応の金額を設定しておくと安心です。
上級者におすすめのプランとその理由
ゴルフの腕前が上がってきた上級者の方、頻繁にゴルフをする方には、充実した補償内容のプランがおすすめです。
三井住友海上「プレミアムBコース」(年間15370円)は、賠償責任補償2億円、ゴルフ用品補償50万円、ホールインワン補償50万円、入院日額8千円、通院日額5千円と、非常に充実した内容です。高価なクラブを複数持っている方、ホールインワンを達成する可能性が高い方に最適です。
三井住友海上「プレミアムCコース」(年間18190円)は、ゴルフ用品補償が80万円と業界最高水準です。最新の高級クラブを複数セット持っている方、限定品や特注品を使っている方には、この補償額が必要です。
楽天損保「ダイヤモンドプラン」(年間7570円)は、賠償責任補償が無制限という、最高の安心感があります。ゴルフ用品補償30万円、ホールインワン補償30万円と、上級者のニーズに応える内容です。
上級者の方がプランを選ぶ時のポイントは、以下の通りです。
- ホールインワン補償を30万円以上、場合によっては50万円以上確保する
- 賠償責任補償は2億円以上、または無制限を選ぶ
- ゴルフ用品補償は、自分の持ち物の価値に応じて30万円以上
- 傷害補償も手厚く、入院日額5千円以上を確保する
- 補償内容を重視し、保険料は二の次で考える
上級者になると、ホールインワンを達成する可能性も高まります。また、取引先とのゴルフや、大きなコンペに参加する機会も増えるでしょう。そんな時にホールインワンを達成すると、お祝いの費用も高額になります。50万円以上の補償があると安心です。
また、高価なクラブを複数持っている方は、ゴルフ用品補償も高めに設定しておく必要があります。80万円の補償があれば、ほとんどのケースでカバーできるでしょう。

上級者になったら、補償内容を重視して、万が一の時にしっかり対応できるプランを選ぶことが大切よ。特にホールインワン補償は手厚くしておきたいわね。
ゴルフ保険加入時の注意点をもっと詳しく
告知義務について知っておこう
ゴルフ保険に加入する時には、告知義務があります。これは、保険会社に正しい情報を伝える義務のことです。
具体的には、以下のような情報を正確に伝える必要があります。
- 契約者と被保険者の氏名、生年月日、住所
- 過去の保険金請求歴
- 他のゴルフ保険への加入状況
- 職業(一部の危険な職業は加入できない場合がある)
もし、これらの情報を偽ったり、隠したりした場合、保険金が支払われないことがあります。また、契約自体が解除されることもあります。
健康状態については、ゴルフ保険では通常、告知の必要はありません。ただし、極端に健康状態が悪い場合や、既往症がある場合は、保険会社に確認しておくと安心です。
正直に告知することが大切
告知事項で迷った時は、保険会社に問い合わせて確認しましょう。少しでも不安がある場合は、正直に伝えることが、後々のトラブルを避けるコツです。
保険の重複に注意する
複数のゴルフ保険に加入している場合や、他の保険と補償が重複している場合、注意が必要です。
保険金は、実際の損害額が上限となります。例えば、10万円の損害が発生した場合、2つの保険に加入していても、合計で10万円までしか受け取れません。それぞれの保険から10万円ずつ、合計20万円を受け取れるわけではないのです。
ただし、複数の保険に加入していることで、以下のようなメリットはあります。
- 補償限度額が実質的に上がる(例えば、ゴルフ用品補償が20万円の保険2つに加入していれば、合計40万円まで補償される)
- どちらかの保険で免責事項に該当しても、もう一方の保険でカバーできる可能性がある
- 保険金請求の選択肢が増える
とはいえ、保険料の無駄を避けるためには、重複した補償を持つよりも、一つの保険で必要な補償を確保する方が合理的です。
保険証券は大切に保管する
保険に加入すると、保険証券が郵送またはメールで送られてきます。この保険証券は、保険金を請求する時に必要になるので、大切に保管しましょう。
保険証券には、以下のような重要な情報が記載されています。
- 保険契約者と被保険者の情報
- 保険期間(いつからいつまで補償されるか)
- 補償内容と保険金額
- 保険料
- 保険会社の連絡先
- 保険金請求の方法
- 証券番号(保険金請求時に必要)
紙の保険証券の場合は、ファイルに入れて保管しましょう。電子証券の場合は、メールを保存するか、PDFをダウンロードして保管しておきます。
スマートフォンで写真を撮っておくのもおすすめです。ゴルフに行く時に、保険証券の写真をスマートフォンに入れておけば、万が一の事故の時にすぐに確認できます。
保険期間を確認する習慣をつける
年間契約のゴルフ保険は、1年後に更新が必要です。保険期間が切れていることに気づかずにゴルフに行ってしまうと、万が一の事故の時に補償を受けられません。
保険期間を確認する習慣をつけましょう。具体的には、以下のような方法があります。
- 保険証券に記載されている保険期間を確認する
- スマートフォンのカレンダーに、保険期間の終了日をリマインダー設定する
- 保険会社からの更新案内メールをチェックする
- ゴルフに行く前に、保険が有効か確認する習慣をつける
自動更新の保険でも、クレジットカードの有効期限が切れていたり、残高不足だったりすると、更新されないことがあります。更新の時期には、支払いが正常に完了したか確認しましょう。
保険金請求の実際の流れを詳しく解説
賠償事故が起きた時の対応手順
ゴルフ中に他の人にケガをさせてしまった場合の、具体的な対応手順を見ていきましょう。
事故発生直後(その場での対応)
まず、相手の安全を確認します。ケガの程度を確認し、必要であれば救急車を呼びます。軽いケガでも、念のため医療機関を受診することをすすめましょう。
次に、ゴルフ場のスタッフに連絡します。ゴルフ場には事故報告書があるので、事故の状況を記録してもらいます。
相手の連絡先(氏名、住所、電話番号)を確認し、自分の連絡先も伝えます。この時、その場で示談の話をしてはいけません。保険会社に連絡する前に示談してしまうと、保険金が支払われないことがあります。
事故の状況を、できるだけ詳しくメモしておきます。日時、場所、天候、事故の経緯、目撃者の有無などを記録します。スマートフォンで現場の写真を撮っておくのも有効です。
事故当日中(できるだけ早く)
保険会社に連絡します。保険証券に記載されている事故受付の電話番号に電話します。24時間365日受け付けている保険会社が多いです。
保険会社には、以下の情報を伝えます。
- 証券番号
- 契約者と被保険者の氏名
- 事故が発生した日時と場所
- 事故の状況
- 相手のケガの程度
- 相手の連絡先
保険会社から、今後の対応について指示があります。示談交渉サービスが付いている場合は、保険会社が相手との交渉を代行してくれます。
事故後数日から1週間程度
保険会社から、保険金請求に必要な書類が送られてきます。事故状況報告書などの書類に記入して、保険会社に返送します。
相手が医療機関を受診した場合は、診断書や治療費の領収書のコピーを入手します。相手から直接もらうか、保険会社を通じて入手します。
示談成立後
保険会社と相手との間で示談が成立したら、示談書が作成されます。示談書には、賠償金額や支払い方法などが記載されます。
示談が成立したら、保険会社から相手に保険金が支払われます。あなたが立て替えて支払った費用がある場合は、その領収書を保険会社に提出すれば、後で返金されます。
示談成立までの期間は、ケガの程度によって異なりますが、軽いケガなら1ヶ月から2ヶ月、重いケガや後遺障害が残る場合は半年以上かかることもあります。
示談交渉は保険会社に任せる
示談交渉サービスが付いている保険の場合、相手との交渉は全て保険会社に任せましょう。自分で勝手に交渉してしまうと、保険金が支払われなくなることがあります。
ゴルフ用品が破損・盗難した時の対応手順
ゴルフクラブが折れた、ゴルフバッグが盗まれたという場合の、具体的な対応手順を見ていきましょう。
破損の場合
クラブが折れたり曲がったりした時は、まず破損したクラブの写真を撮ります。できるだけ複数の角度から撮影しておきましょう。
次に、ゴルフ場のスタッフに報告します。ゴルフ場で事故証明書を発行してもらえることもあります。
その後、できるだけ早く保険会社に連絡します。保険会社から指示があるので、それに従って手続きを進めます。
破損したクラブは、修理見積もりを取ります。ゴルフショップに持ち込んで、修理が可能か、修理費用はいくらかを確認します。修理不可能な場合や、修理費用が新品購入より高い場合は、買い替えを検討します。
修理見積書または新品購入の見積書、購入時の領収書(あれば)、破損したクラブの写真などを保険会社に提出します。
盗難の場合
クラブが盗まれたことに気づいたら、まずゴルフ場のスタッフに報告します。ゴルフ場内で防犯カメラの映像を確認してもらえることもあります。
次に、警察に盗難届を出します。警察署に行って、被害届を提出します。この時、受理番号をもらうので、必ずメモしておきます。保険金請求に必要です。
その後、保険会社に連絡します。盗難の日時、場所、盗まれたクラブの詳細(メーカー、モデル、購入時期、購入価格など)を伝えます。
保険金請求には、警察への届出証明書、盗まれたクラブの購入時の領収書(あれば)、事故状況報告書などが必要です。
盗難の場合、保険金は時価(現在の価値)で計算されます。5年前に10万円で買ったドライバーは、時価5万円程度と評価されることが多いです。また、免責金額(自己負担額)がある場合は、その分が差し引かれます。
自分がケガをした時の対応手順
ゴルフ中に自分がケガをした場合の、具体的な対応手順を見ていきましょう。
ケガをした直後
まず、応急処置をします。軽いケガでも、念のため医療機関を受診することをおすすめします。
ゴルフ場のスタッフに報告し、事故報告書を作成してもらいます。ケガをした状況を詳しく記録しておくことが大切です。
医療機関を受診した後
医療機関を受診したら、できるだけ早く保険会社に連絡します。保険会社には、以下の情報を伝えます。
- ケガをした日時と場所
- ケガの状況
- 受診した医療機関名
- 診断内容
- 今後の治療予定
医師から診断書をもらいます。診断書には、ケガの内容、治療の内容、入院や通院の必要性などが記載されます。
治療費の領収書は、必ず保管しておきます。通院のたびに領収書をもらい、まとめて保管しておきましょう。
入院した場合
入院した場合は、入院証明書を医療機関からもらいます。入院期間、病室の種類、入院中に受けた治療内容などが記載されます。
入院日数に応じて、入院保険金が支払われます。例えば、入院日額5千円の補償で10日間入院した場合、5万円の保険金が支払われます。
通院した場合
通院した場合は、通院証明書を医療機関からもらいます。通院日と治療内容が記載されます。
通院日数に応じて、通院保険金が支払われます。例えば、通院日額3千円の補償で20日間通院した場合、6万円の保険金が支払われます。
保険金請求
治療が一段落したら、保険金を請求します。保険会社に以下の書類を提出します。
- 保険金請求書
- 事故状況報告書
- 診断書
- 入院証明書または通院証明書
- 治療費の領収書
- その他、保険会社が求める書類
書類を提出してから、通常1週間から3週間程度で保険金が支払われます。
ホールインワンを達成した時の対応手順
ホールインワンを達成した時の、具体的な対応手順を見ていきましょう。
達成直後(その場での対応)
ホールインワンを達成したら、まず同伴プレーヤーとキャディに確認してもらいます。達成の事実を、複数の人に目撃してもらうことが重要です。
スコアカードに、ホールインワンを達成したホール番号とスコアを記録します。同伴プレーヤー全員にサインをもらっておくと、後で証明する時に役立ちます。
ホールインワンを達成したボールは、記念に取っておきましょう。ゴルフ場によっては、達成を祝福してくれるサービスがあることもあります。
プレー終了後
ゴルフ場のフロントまたは支配人に報告します。ゴルフ場から、ホールインワン達成証明書を発行してもらいます。この証明書は、保険金請求に必要なので、必ずもらっておきましょう。
同伴プレーヤーとキャディに、証明書へのサインをお願いします。保険会社によっては、同伴プレーヤーとキャディそれぞれの証明書が必要なこともあります。
保険会社に連絡して、ホールインワンを達成したことを報告します。保険金請求に必要な書類について、指示を受けます。
お祝いの準備
記念品を購入する場合は、必ず領収書をもらって保管します。記念品の内容(品物の名称、数量、単価)が分かるようにしておきましょう。
祝賀会を開催する場合は、会場の予約や料理の手配をします。祝賀会の費用の領収書も、必ず保管しておきます。
ゴルフ場に記念樹を植える場合は、ゴルフ場に申し込みます。植樹の費用の領収書をもらいます。
キャディへのご祝儀を渡した場合は、金額と日付をメモしておきます。
保険金請求
お祝いの費用が確定したら、保険金を請求します。保険会社に以下の書類を提出します。
- 保険金請求書
- ホールインワン達成証明書(ゴルフ場発行)
- 同伴プレーヤーの証明書
- キャディの証明書
- 記念品の領収書
- 祝賀会の領収書
- 記念樹の領収書
- その他、保険会社が求める書類
書類を提出してから、通常2週間から4週間程度で保険金が支払われます。
補償対象となる費用の範囲
ホールインワン・アルバトロス費用補償で対象となるのは、達成を祝うために社会通念上妥当な範囲の費用です。あまりに高額な費用や、達成と関係のない費用は対象外となることがあります。不安な場合は、費用を使う前に保険会社に確認しましょう。
ゴルフ保険に関するさらに詳しいQ&A
Q: 保険に入っていることを証明する書類は必要ですか
A: ゴルフ場によっては、プレーする際に保険加入証明書の提示を求められることがあります。
保険証券のコピーやスマートフォンで撮影した保険証券の写真を持っていくと安心です。最近では、保険会社のアプリで保険加入を証明できるサービスもあります。
ゴルフ場側が保険加入を必須としているケースは少ないですが、一部の名門ゴルフ場やメンバーシップ制のゴルフ場では、保険加入が条件となっていることもあります。予約の際に確認しておきましょう。
Q: 雨天やコンペのキャンセルは補償されますか
A: 一般的なゴルフ保険では、雨天やコンペのキャンセル自体は補償の対象外です。
ゴルフ保険は、ゴルフプレー中の事故やトラブルを補償するものであり、天候不良によるキャンセルや、プレーできなかったことによる損失は補償されません。
ただし、一部の保険会社では、オプションで「キャンセル補償」を付けられることがあります。この特約を付けると、悪天候や急な病気などでゴルフをキャンセルした場合、予約のキャンセル料などが補償されます。
Q: 保険料は年末調整や確定申告で控除できますか
A: ゴルフ保険の保険料は、残念ながら生命保険料控除や地震保険料控除の対象にはなりません。
生命保険料控除の対象となるのは、生命保険、医療保険、個人年金保険などです。ゴルフ保険のような傷害保険や賠償責任保険は、控除の対象外です。
ただし、個人事業主や法人が、業務上の必要性からゴルフ保険に加入した場合、保険料を経費として計上できる可能性があります。詳しくは税理士に相談してください。
Q: 保険料の支払いが遅れたらどうなりますか
A: 保険料の支払いが遅れると、保険契約が失効する可能性があります。
年間契約の場合、保険料を一括で支払うのが一般的です。クレジットカード払いの場合、カードの有効期限が切れていたり、残高不足だったりすると、支払いができません。
保険料の支払いができなかった場合、保険会社から督促の通知が来ます。この通知に記載された期限内に支払いをしないと、保険契約が失効してしまいます。
失効した後は、万が一の事故があっても保険金は支払われません。支払いが遅れそうな場合は、早めに保険会社に連絡して相談しましょう。
Q: 保険期間中に引っ越した場合、手続きは必要ですか
A: はい、住所が変わった場合は、必ず保険会社に連絡して住所変更の手続きをしましょう。
住所変更の手続きをしないと、保険会社からの重要な通知が届かないことがあります。更新の案内や、保険内容の変更に関する通知などが届かないと、不利益を被る可能性があります。
住所変更の手続きは、保険会社のウェブサイトや電話で簡単にできます。引っ越したら、できるだけ早く手続きをしましょう。
Q: 海外のゴルフ場でトラブルがあった場合、日本語でサポートを受けられますか
A: 多くの保険会社では、海外でのトラブル時にも日本語でサポートを受けられる体制を整えています。
海外で事故やトラブルがあった場合、保険会社の日本のコールセンターに電話すれば、日本語で対応してもらえます。24時間365日対応の保険会社も多いです。
ただし、海外から日本への国際電話になるため、通話料は高額になることがあります。保険会社によっては、コレクトコール(相手払い)に対応しているところもあるので、確認しておきましょう。
また、海外での賠償事故の場合、示談交渉サービスは適用されないことがほとんどです。現地の法律や慣習に従って、自分で対応する必要があります。
Q: ゴルフ保険に加入していることを、ゴルフ仲間に知られたくないのですが
A: ゴルフ保険の加入は、個人のプライバシーに関わることなので、保険会社から第三者に情報が漏れることはありません。
あなたが自分で言わない限り、ゴルフ仲間があなたの保険加入状況を知ることはできません。
ただし、万が一事故を起こした場合、保険を使って賠償や治療をすることになれば、結果的に保険に加入していたことは分かってしまいます。でも、それは事故が起きた後の話なので、通常のプレー中に知られることはありません。
Q: 保険会社が倒産したらどうなりますか
A: 保険会社が倒産した場合、契約者保護の仕組みがあります。
損害保険会社が破綻した場合、「損害保険契約者保護機構」が保険契約を引き継ぎます。破綻時点での責任準備金(将来の保険金支払いに備えた積立金)の80パーセントまでが補償されます。
ただし、一般的な損害保険(自動車保険、火災保険など)に比べて、ゴルフ保険のような小額短期の保険は、保護の対象外となることもあります。
保険会社を選ぶ際は、財務の健全性も一つの判断材料にするといいでしょう。大手の保険会社や、格付けの高い保険会社を選ぶことで、リスクを軽減できます。
ゴルフ保険で本当に役立った実例集
実例1: 打球が直撃して相手が入院したケース
Aさん(40代男性、ゴルフ歴5年)は、会社のゴルフコンペに参加していました。
パー4のミドルホールで、ティーショットを打ったところ、ボールが大きくスライスして隣のホールに飛んでいきました。そのボールが、隣のホールでプレー中だったBさんの頭部に直撃してしまいました。
Bさんは意識を失い、救急車で病院に搬送されました。診断は脳震盪で、念のため3日間入院することになりました。
Aさんはすぐに保険会社に連絡し、示談交渉サービスを利用しました。保険会社の担当者が、Bさん側と交渉を行い、治療費、入院費、休業損害、慰謝料などを含めて、総額85万円の賠償金で示談が成立しました。
Aさんが加入していたのは、賠償責任補償2億円のプランでした。85万円の賠償金は全額保険から支払われ、Aさんの自己負担はありませんでした。
Aさんは後で振り返って、こう語っています。「もし保険に入っていなかったら、85万円を自己負担しなければならなかったし、示談交渉も自分でしなければならなかった。保険に入っていて本当に良かった」
実例2: 高価なドライバーが折れてしまったケース
Cさん(50代男性、ゴルフ歴15年)は、お気に入りの高級ドライバーを使っていました。そのドライバーは、3年前に12万円で購入したものでした。
ある日のラウンドで、ティーショットを打った瞬間、ドライバーのシャフトが根元から折れてしまいました。地面を強く打ちすぎたのが原因でした。
Cさんはすぐに保険会社に連絡し、ゴルフ用品補償で保険金を請求しました。折れたドライバーの写真を撮り、ゴルフショップで修理不可能という見積もりを取りました。
保険会社の査定では、3年前に12万円で購入したドライバーの時価は7万円と評価されました。免責金額が3千円だったので、実際に受け取った保険金は6万7千円でした。
Cさんは、受け取った保険金と自己資金を合わせて、新しいドライバーを購入しました。「高価なクラブを使っている人は、ゴルフ用品補償をしっかり確保しておいた方がいい」とCさんは語っています。
実例3: 会社のコンペでホールインワンを達成したケース
Dさん(30代女性、ゴルフ歴8年)は、会社の大きなゴルフコンペ(参加者50人)に参加していました。
パー3のショートホールで、Dさんの打ったボールは見事にカップイン。初めてのホールインワンを達成しました。
喜びもつかの間、Dさんは「お祝いの費用が心配」と思いました。でも、Dさんはホールインワン補償50万円の保険に加入していました。
Dさんは、参加者全員に記念品(1人1万円のゴルフボール)を配り、50万円かかりました。さらに、後日祝賀会を開催し、20万円かかりました。ゴルフ場への記念樹も5万円でした。合計で75万円の出費となりました。
Dさんは保険会社に保険金を請求し、補償限度額の50万円を受け取りました。自己負担は25万円でしたが、「保険に入っていなかったら75万円全額を自己負担するところだった。50万円も補償してもらえて助かった」とDさんは語っています。
この経験から、Dさんは友人にもゴルフ保険への加入を勧めているそうです。
実例4: 自分が骨折して長期通院したケース
Eさん(60代男性、ゴルフ歴20年)は、雨上がりのゴルフ場でプレーしていました。
濡れた芝で足を滑らせて転倒し、右腕を強く打ちました。激しい痛みがあったため、すぐにゴルフ場のスタッフに連絡し、病院に行きました。
診断は右腕の骨折で、ギプス固定による治療が必要とのことでした。医師からは「完治まで3ヶ月の通院が必要」と告げられました。
Eさんは保険会社に連絡し、傷害補償で保険金を請求しました。Eさんが加入していたのは、入院日額5千円、通院日額3千円のプランでした。
Eさんは3ヶ月間(約90日)、週に2回のペースで通院しました。実際の通院日数は25日でした。通院保険金として、3千円×25日=7万5千円を受け取りました。
さらに、骨折の治療のため手術を受けたので、手術保険金として5万円も受け取りました。合計で12万5千円の保険金を受け取ることができました。
「ゴルフで自分がケガをするとは思っていなかったが、保険に入っていて本当に良かった」とEさんは語っています。
保険に入った上で、事故を防ぐための心がけ
ゴルフ保険は万が一の時の備えですが、何より大切なのは事故を起こさないことです。ここでは、ゴルフ場での安全な プレーのために心がけたいことをご紹介します。
打つ前の安全確認を習慣化する
ボールを打つ前には、必ず周囲の安全を確認しましょう。
前の組との距離は十分にありますか。ティーグラウンドでは、前の組が次のショットを打ち終わって移動するまで待ちましょう。セカンドショット以降も、前の組がグリーンから離れるまで待つのが基本です。
隣のホールにボールが飛ぶ可能性はありませんか。特に、ドッグレッグのホールや、隣のホールと近いホールでは注意が必要です。
後ろや横に人はいませんか。素振りをする時も、周囲に人がいないか確認しましょう。クラブが当たると、重大なケガにつながります。
「フォアー!」と叫ぶ準備はできていますか。ボールが人に向かって飛んでいったら、すぐに大きな声で「フォアー!」と叫んで危険を知らせましょう。
ゴルフカートの安全運転を心がける
ゴルフカートの事故も少なくありません。
カートを運転する時は、スピードを出しすぎないように注意しましょう。特に、下り坂やカーブでは、ゆっくり走行します。
カートから降りる時は、カートが完全に停止してから降りましょう。動いているカートから降りると、転倒する危険があります。
同乗者がいる時は、全員が乗り込んだことを確認してから発進します。
カート道以外の場所を走行する時は、地面の状態を確認しながら慎重に運転しましょう。濡れた芝や凸凹した地面では、スリップや横転の危険があります。
自分の体調管理も大切
ゴルフは長時間屋外でプレーするスポーツです。体調管理も事故防止につながります。
夏場は、こまめに水分補給をしましょう。熱中症は命に関わる危険があります。帽子をかぶる、日陰で休憩する、塩分も補給するなど、熱中症対策をしっかり行いましょう。
冬場は、十分に準備運動をしてから