iPhoneのLINE引き継ぎ|クイックスタートで失敗しない移行方法

新しいiPhoneに買い替える時、一番気になるのがLINEのデータ移行じゃないでしょうか。友だちリストはもちろん、大切なトーク履歴や思い出の写真、ずっと使ってきたスタンプまで、全部ちゃんと新しい端末に移せるのか心配になりますよね。私も何度か機種変更を経験してきましたが、最初の頃はトーク履歴が消えてしまったり、ログインできなくなったりと、けっこうドキドキする作業でした。

でも安心してください。最近のiPhoneには「クイックスタート」という便利な機能があって、これを使えば多くのデータを簡単に移行できるようになっています。ただし、LINEに関しては少し特別な準備が必要なんです。何も知らずに進めてしまうと、せっかくの思い出が消えてしまうかもしれません。

このページでは、iPhoneのクイックスタートを使ってLINEを安全に移行する方法を、初心者の方でも分かるように丁寧にお伝えしていきます。専門用語はできるだけ避けて、実際の画面操作に沿って説明しますので、スマホ操作に自信がない方でも大丈夫です。機種変更を控えている方、すでに新しいiPhoneを手にしている方、ぜひ最後まで読んでみてください。

LINEデータ移行で知っておきたい基本知識

まず最初に、iPhoneの機種変更でLINEを移すときの基本的な仕組みを理解しておきましょう。ここを押さえておくと、後の作業がずっとスムーズになります。

クイックスタートで移行できるデータとできないデータ

iPhoneのクイックスタートは本当に優秀な機能で、古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけで、たくさんのデータを自動的に移してくれます。連絡先やカレンダー、写真、アプリの配置まで、ほとんどそのままコピーされるので、まるで古いiPhoneがそのまま新しくなったような感覚です。

ただ、LINEに関しては少し話が違ってきます。LINEアプリ自体は新しいiPhoneにインストールされるのですが、中身のデータは別の手順を踏まないと移行されないんです。具体的には、友だちリストやプロフィール情報、購入したスタンプやきせかえは比較的簡単に引き継げます。でも、トーク履歴や写真、送られてきたファイルなどは、事前にバックアップを取っておかないと消えてしまう可能性が高いんですね。

これはLINEの仕組み上、仕方のないことなんです。プライバシー保護のため、トークの内容は端末内にしっかり保存されていて、勝手に他の場所へコピーされないようになっています。だからこそ、自分で意識的にバックアップを取る作業が必要になってくるわけです。

なぜバックアップが重要なのか

「別にトーク履歴なんて残らなくてもいいや」と思う方もいるかもしれません。でも、後になって「あの時の会話、もう一度見たいな」と思うことって意外とあるんですよね。仕事の連絡だったり、友人との約束の詳細だったり、大切な人との思い出話だったり。一度消えてしまったトーク履歴は、基本的に復元できません。

私の友人にも、バックアップを取らずに機種変更して、後悔している人がいます。特に写真は要注意で、LINEのトーク内で共有された写真は、保存していない限りトーク履歴と一緒に消えてしまいます。「あの時の旅行の写真、LINEにしか残してなかった」なんてことになったら、取り返しがつきませんよね。

LINEアカウント自体の引き継ぎについて

トーク履歴とは別に、LINEアカウント自体の引き継ぎも理解しておく必要があります。これは、あなたが誰であるかを新しいiPhoneに証明する作業です。電話番号やメールアドレス、パスワードを使って本人確認をするんですが、ここを間違えるとアカウント自体にログインできなくなってしまいます。

特に注意したいのが、機種変更と同時に電話番号も変わる場合です。この場合は事前に準備が必要で、古いiPhoneがまだ使える状態のうちに、LINEに新しい電話番号を登録しておく作業が必要になります。これを忘れると、新しいiPhoneでLINEが使えなくなる可能性もあるので、しっかり確認していきましょう。

アカウント情報で引き継げるもの

アカウント情報さえ正しく引き継げれば、次のようなデータは自動的に新しいiPhoneに反映されます。友だちリストはもちろん、グループのメンバー情報、自分のプロフィール画像や名前、ステータスメッセージなどです。過去に購入したスタンプやきせかえも、再ダウンロードすれば使えるようになります。

LINE Payの残高やポイントも引き継がれますし、公式アカウントやLINE NEWSなどのサービスもそのまま使い続けられます。これらは全て、あなたのLINEアカウントに紐付いている情報なので、アカウントさえ引き継げれば問題ありません。

iCloudとの関係性

iPhoneユーザーなら、iCloudという言葉を聞いたことがあるでしょう。これはAppleが提供するクラウドストレージサービスで、写真や動画、アプリのデータなどを自動的にバックアップしてくれる便利な機能です。LINEのトーク履歴も、実はこのiCloudを使ってバックアップすることができます。

iCloudにバックアップしておけば、新しいiPhoneでLINEにログインした時に、トーク履歴を復元できるんです。ただし、これも事前設定が必要で、何もしていないと自動的にはバックアップされません。後ほど詳しい手順を説明しますが、機種変更前には必ずiCloudバックアップの設定を確認しておきましょう。

機種変更前の準備作業

では、実際の作業に入る前に、必要な準備を整えていきましょう。ここでしっかり準備しておくことが、スムーズな移行の鍵になります。

古いiPhoneでやっておくべきこと

まずは今使っているiPhoneで、いくつか確認と設定を済ませておきます。焦らず一つずつ進めていきましょう。

LINEアプリを最新版にアップデート

最初にやるべきことは、LINEアプリを最新バージョンにすることです。App Storeを開いて、LINEアプリにアップデートがあるかチェックしてください。古いバージョンのままだと、うまく移行できなかったり、バックアップが正常に動かなかったりすることがあります。ついでにiOS自体も最新バージョンにしておくと、より安心です。

アップデートは時間がかかることもあるので、余裕を持って実行しましょう。Wi-Fi環境で行うのがおすすめです。モバイルデータ通信だと、通信量が多くなってしまいますし、途中で接続が切れるリスクもあります。

電話番号とメールアドレスの確認

次に、LINEに登録している電話番号とメールアドレスが正しいか確認します。LINEアプリを開いて、ホーム画面の右上にある設定ボタンをタップ。「アカウント」という項目を選ぶと、登録情報が表示されます。

ここで電話番号が正しく登録されていることを確認してください。もし登録していない場合は、必ず登録しておきましょう。メールアドレスも同様です。これらの情報は、新しいiPhoneでLINEにログインする時に必要になります。パスワードも設定してあるか確認して、もし忘れてしまっている場合は、ここで再設定しておくと安心です。

アカウント引き継ぎ設定をオンにする

機種変更の直前には、「アカウント引き継ぎ」という設定をオンにする必要があります。これは、これから機種変更しますよ、とLINEに伝えるための設定です。設定画面から「アカウント引き継ぎ」を選んで、オンにするだけです。

ただし、この設定は36時間しか有効ではありません。あまり早くオンにしすぎると期限が切れてしまうので、機種変更する当日か前日にオンにするのがいいでしょう。オンにしたら、できるだけ早く新しいiPhoneでの作業を始めることをおすすめします。

トーク履歴のバックアップ手順

さて、ここからが最も重要な作業です。LINEのトーク履歴をiCloudにバックアップしていきます。この作業を忘れると、新しいiPhoneでトークが空っぽになってしまうので、必ず実行してください。

iCloudの容量を確認する

バックアップを始める前に、iCloudの空き容量をチェックしましょう。iPhoneの設定アプリを開いて、一番上の自分の名前をタップします。「iCloud」を選ぶと、現在の使用状況が表示されます。

LINEのトーク履歴バックアップには、それなりの容量が必要です。特に写真や動画が多いトークルームがある場合は、数GBになることもあります。もしiCloudの容量が足りない場合は、有料プランにアップグレードするか、他の不要なバックアップを削除して空き容量を作る必要があります。無料プランは5GBまでなので、長年iPhoneを使っている方は足りないことが多いかもしれません。

LINEアプリでバックアップを実行

容量の確認ができたら、いよいよバックアップです。LINEアプリを開いて、ホーム画面の設定から「トーク」を選択します。その中に「トークのバックアップ」という項目があるので、それをタップしてください。

すると、前回のバックアップ日時と、「今すぐバックアップ」というボタンが表示されます。このボタンを押すと、バックアップが始まります。トークの量によっては、数分から十数分かかることもあるので、Wi-Fiに接続して、充電しながら実行するのがおすすめです。

バックアップ中は、他のアプリを使っても大丈夫ですが、LINEアプリを閉じたり、iPhoneの電源を切ったりしないようにしてください。バックアップが中断されてしまいます。画面に「バックアップが完了しました」と表示されたら成功です。念のため、バックアップ日時が今日の日付になっているか確認しておきましょう。

バックアップに含まれるものと含まれないもの

iCloudバックアップには、基本的に全てのトークルームの履歴が保存されます。テキストメッセージはもちろん、スタンプや写真、動画、ボイスメッセージなども含まれます。ただし、一部のファイルや、保存期間が過ぎた写真などは復元できない場合もあります。

また、トークルーム内で共有されたリンクや位置情報なども、基本的には復元されます。でも、大切な写真や動画は、念のためiPhoneの写真アプリにも保存しておくと安心です。LINEのトーク画面で写真を長押しして、「保存」を選べば、カメラロールに保存できます。

大切なトークやメディアの追加保存

バックアップとは別に、特に大切なトークや写真は、他の方法でも保存しておくことをおすすめします。万が一バックアップがうまくいかなかった時の保険になります。

トーク履歴のテキスト保存

重要なやり取りがあるトークルームは、テキストファイルとして保存することもできます。トークルームを開いて、右上のメニューボタンから「その他」を選び、「トーク履歴を送信」を選択すると、メールやメモアプリなどに送ることができます。

この方法だと、テキストだけになってしまい、スタンプや写真は含まれませんが、重要な会話の内容を文字で残しておきたい時には便利です。仕事の連絡や大切な約束、住所や電話番号などが含まれるトークは、この方法で別途保存しておくと安心ですね。

写真や動画の個別保存

トーク内の写真や動画は、一つずつ選んで保存することもできます。特に大切な思い出の写真は、LINEだけでなく、iPhoneの写真アプリやGoogleフォト、iCloudフォトライブラリなど、複数の場所に保存しておくと安心です。

複数の写真を一度に保存したい時は、トークルーム内の写真一覧から選択できます。トークルーム右上のメニューから「写真・動画」を選ぶと、そのトークで共有された全ての写真が表示されるので、まとめて保存しやすいですよ。

購入スタンプやきせかえの確認

購入したスタンプやきせかえは、アカウントに紐付いているので、基本的には新しいiPhoneでも使えます。でも、念のため購入履歴を確認しておくと安心です。ホーム画面の設定から「スタンプ」や「着せかえ」を選ぶと、購入済みのアイテムが表示されます。

もし有効期限付きのスタンプなどがある場合は、期限を確認しておきましょう。また、プレゼントされたスタンプやきせかえも、ちゃんとダウンロードしてあるか確認しておくといいですね。

クイックスタート実行の手順

準備が整ったら、いよいよクイックスタートを実行します。ここからは新旧両方のiPhoneを使った作業になります。

作業を始める前の環境確認

クイックスタートを始める前に、いくつか確認しておきたいことがあります。まず、両方のiPhoneが十分に充電されているか確認しましょう。できれば80パーセント以上、理想的には充電しながら作業できる環境がいいですね。途中でバッテリーが切れると、データ転送が中断されてしまいます。

次に、安定したWi-Fi環境を用意してください。クイックスタートはBluetoothとWi-Fiを使ってデータを転送するので、Wi-Fiの電波が弱いと時間がかかったり、失敗したりすることがあります。できるだけルーターの近くで作業するのがおすすめです。

また、時間にも余裕を持っておきましょう。データ量によっては、30分から1時間以上かかることもあります。急いでいる時や、途中で出かける予定がある時は避けた方がいいですね。

新しいiPhoneの初期設定開始

それでは実際の手順に入っていきます。新しいiPhoneの電源を初めて入れると、「こんにちは」という画面が表示されます。ここから初期設定が始まります。言語や国の設定を進めていくと、「クイックスタート」という画面が出てきます。

ここで古いiPhoneを新しいiPhoneの近くに置いてください。すると、古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」というメッセージが表示されます。「続ける」をタップすると、新しいiPhoneの画面にアニメーションが表示されるので、古いiPhoneのカメラでそれを読み取ります。

うまく読み取れない場合は、「手動で認証」を選ぶこともできます。その場合は、表示されるコードを入力することになります。どちらの方法でも問題ありませんが、カメラで読み取る方が簡単で早いですね。

データ転送方法の選択

認証が終わると、新しいiPhoneでパスコードの入力を求められます。これは古いiPhoneで使っていたパスコードを入力してください。Face IDやTouch IDの設定もここで行います。

次に、データの転送方法を選ぶ画面が表示されます。「iPhoneから転送」と「iCloudからダウンロード」という選択肢が出てきますが、ここでは「iPhoneから転送」を選びましょう。この方が早く、確実にデータを移行できます。

データ転送が始まると、画面に進行状況が表示されます。この間、両方のiPhoneを近くに置いておいてください。離れすぎると転送が中断されてしまいます。また、Wi-Fiやワイヤレス通信をオフにしないように注意しましょう。

転送中の注意点

データ転送中は、基本的に待つだけです。でも、いくつか気をつけたいポイントがあります。まず、両方のiPhoneを触らないようにしましょう。画面をタップしたり、アプリを開いたりすると、転送が中断される可能性があります。

また、電話がかかってきた時も注意が必要です。転送中に電話に出ると、作業が止まってしまうことがあります。できれば機内モードにするか、電話がかかってこない時間帯を選んで作業するといいですね。

転送にかかる時間は、データ量によって大きく変わります。写真や動画が多い場合は、1時間以上かかることもあります。画面に表示される残り時間は、あくまで目安なので、多少ずれることもありますが、気長に待ちましょう。

転送完了後の初期設定

データ転送が完了すると、新しいiPhoneでいくつかの追加設定を求められます。Apple Payの設定やSiriの設定、画面の明るさや文字サイズなどです。これらは後から変更できるので、とりあえず進めていって大丈夫です。

全ての設定が終わると、ホーム画面が表示されます。アプリのアイコンが並んでいますが、一部のアプリには雲のマークがついていることがあります。これは、アプリ自体はまだダウンロードされていない状態です。タップすると自動的にダウンロードが始まりますが、全て一度にダウンロードすると時間がかかるので、必要なアプリから順番にダウンロードしていくといいですね。

LINE引き継ぎ作業の流れ

クイックスタートが完了したら、次はLINEアプリの引き継ぎ作業です。ここが最も重要な工程なので、落ち着いて進めていきましょう。

新しいiPhoneでLINEアプリを起動

ホーム画面からLINEアプリを探してタップします。クイックスタートでアプリはインストールされていますが、初めて開く時は少し時間がかかることがあります。アプリが開くと、「LINEへようこそ」という画面が表示されます。

ここで「ログイン」を選びます。「新規登録」ではないので注意してください。新規登録を選んでしまうと、新しいアカウントが作られてしまい、今まで使っていたLINEのデータにアクセスできなくなってしまいます。

電話番号でログイン

ログイン方法はいくつかありますが、最も確実なのは電話番号を使う方法です。「電話番号でログイン」を選んで、古いiPhoneで使っていた電話番号を入力します。電話番号に間違いがないか、しっかり確認してください。

入力したら「→」ボタンをタップすると、SMSで認証番号が送られてきます。この認証番号を入力すれば、本人確認完了です。認証番号が届かない場合は、電話番号が間違っていないか再確認しましょう。それでも届かない時は、SMS受信の設定を確認したり、少し時間をおいてから再度試してみてください。

パスワード入力と本人確認

認証番号を入力すると、次にパスワードを求められることがあります。これは、古いiPhoneのLINEで設定したパスワードです。もし設定していなかった場合や、忘れてしまった場合は、古いiPhoneがまだ手元にあれば確認できます。

パスワードが分からない時は、「パスワードを忘れた場合」というリンクから再設定することもできます。ただし、メールアドレスが登録されていないと再設定できないので、事前にメールアドレスを登録しておくことが大切なんですね。

アカウント情報の確認画面

ログインが成功すると、アカウント情報の確認画面が表示されます。自分の名前やプロフィール画像が表示されているか確認してください。間違いがなければ「はい、私のアカウントです」をタップします。

もし違う人のアカウントが表示されたら、何か間違えている可能性があります。その場合は「いいえ、違います」を選んで、もう一度電話番号を確認してみましょう。家族のiPhoneと間違えていたり、以前使っていた電話番号を入力してしまっていたりすることがあります。

友だち追加設定と年齢確認

次に、友だち追加設定の画面が表示されます。「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」という二つの項目があります。これは、電話帳に登録されている人を自動的にLINEの友だちに追加する機能です。

この設定は後から変更できるので、とりあえずオフにしておいても問題ありません。人によっては、仕事の連絡先までLINEに追加されたくない場合もありますよね。自分の使い方に合わせて選んでください。

年齢確認については、キャリアの契約情報を使って確認する方法と、クレジットカードを使う方法があります。年齢確認をしないと、ID検索機能が使えませんが、QRコードや電話番号での友だち追加はできるので、必須ではありません。

トーク履歴の復元作業

ここからが最も重要な部分です。画面に「トーク履歴を復元」というボタンが表示されたら、必ずタップしてください。これを飛ばしてしまうと、せっかくバックアップしたトーク履歴が復元されません。

「トーク履歴を復元」をタップすると、iCloudから自動的にバックアップデータが読み込まれます。復元にかかる時間は、データ量によって変わります。数分で終わることもあれば、20分以上かかることもあります。

復元中は、Wi-Fiに接続したまま、LINEアプリを閉じないようにしてください。他のアプリを使うことはできますが、LINEアプリをスワイプして閉じたり、iPhoneの電源を切ったりすると、復元が中断されてしまいます。画面に「復元が完了しました」と表示されるまで、そのまま待ちましょう。

復元完了後の確認

復元が完了したら、いくつかのトークルームを開いて、ちゃんと履歴が残っているか確認してみましょう。友だちリストも確認して、以前と同じように友だちが表示されているかチェックします。

購入したスタンプやきせかえも、「マイスタンプ」や「マイ着せかえ」から再ダウンロードできます。一つずつダウンロードする必要がありますが、アカウント情報に記録されているので、購入履歴は失われません。

古いiPhoneのLINEについて

新しいiPhoneでLINEが正常に動作することを確認したら、古いiPhoneのLINEはログアウトしておきましょう。一つのLINEアカウントは、一台の端末でしか使えません。新しいiPhoneでログインした時点で、古いiPhoneのLINEは自動的にログアウトされますが、念のため確認しておくと安心です。

古いiPhoneを売却したり、下取りに出す予定がある場合は、LINEだけでなく、全てのデータを削除する「リセット」作業も忘れずに行いましょう。設定アプリから「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶと、工場出荷時の状態に戻せます。

トーク履歴を確実に残す方法

ここまでの手順で、基本的な引き継ぎは完了しているはずです。でも、より確実にトーク履歴を守るためのテクニックや、知っておくと便利な情報をお伝えします。

バックアップの適切なタイミング

LINEのトーク履歴バックアップには、実は有効期限があります。iCloudにバックアップしたデータは、基本的には14日間保存されます。つまり、バックアップを取ってから2週間以内に新しいiPhoneで復元しないと、データが消えてしまう可能性があるんです。

だから、機種変更の予定が決まったら、あまり早くバックアップを取りすぎないことも大切です。理想的なのは、機種変更の前日か当日にバックアップを取って、その日のうちに新しいiPhoneへの移行を完了させることです。

ただ、普段から定期的にバックアップを取っておくことも重要です。iPhoneが故障したり、紛失したりした時のために、週に一度くらいはバックアップを実行する習慣をつけておくといいですね。

バックアップの自動化設定

実は、LINEのトーク履歴バックアップを自動的に実行する設定もできます。設定アプリから「トーク」→「トークのバックアップ」を選んで、「バックアップ頻度」という項目を見てみましょう。

ここで「毎日」「3日に1回」「1週間に1回」などを選べます。自動バックアップを設定しておけば、いつiPhoneを機種変更することになっても、比較的新しいトーク履歴が残っている状態になります。ただし、自動バックアップはWi-Fiに接続している時だけ実行されるので、普段からWi-Fiを使う環境がない方は、手動でこまめにバックアップを取ることをおすすめします。

写真や動画の保存期限について

LINEのトーク内で共有された写真や動画には、実は保存期限があります。送信されてから一定期間が経つと、サーバーから削除されてしまい、表示できなくなってしまうんです。

そのため、大切な写真や動画は、トークで受け取ったらすぐに端末に保存しておくことが大切です。保存した写真は、iCloudフォトライブラリやGoogleフォトなどのクラウドサービスにも自動的にバックアップされるので、より安全に保管できます。

「あとで保存しよう」と思っていると、いつの間にか期限が過ぎて見られなくなっていた、なんてこともあります。特に旅行の写真や、子どもの成長記録など、思い出の写真は早めに保存しておきましょう。

複数端末でのLINE利用

スマホだけでなく、パソコンやタブレットでもLINEを使いたい方もいるでしょう。実は、PC版やiPad版のLINEなら、スマホのLINEと同時にログインして使うことができます。

PC版LINEにログインしておけば、万が一スマホのデータが消えても、パソコン側にトーク履歴が残っていることがあります。完全なバックアップというわけではありませんが、一つの保険にはなりますね。

ただし、PC版やiPad版からはトーク履歴のバックアップができないので、あくまでスマホ版が基本です。サブ的な使い方として考えておくといいでしょう。

グループトークの特別な注意点

グループトークについても、基本的には個人トークと同じようにバックアップ・復元されます。ただ、グループを退会してしまうと、そのグループのトーク履歴は見られなくなってしまいます。

また、機種変更の前後でグループから追い出されていたり、グループが削除されていたりすると、履歴が復元できないこともあります。重要なグループトークは、テキストファイルとして別途保存しておくと安心です。

よくある失敗パターンと回避策

これまで多くの方がiPhoneの機種変更でLINEを移行してきましたが、その中には失敗してしまったケースもたくさんあります。ここでは、よくある失敗パターンとその回避方法をご紹介します。

バックアップを取り忘れて機種変更してしまった

これが最も多い失敗パターンです。クイックスタートの便利さに油断して、LINE専用のバックアップを取らずに新しいiPhoneへ移行してしまうケースですね。この場合、残念ながらトーク履歴は復元できません。

でも、友だちリストやアカウント情報は残っているので、LINEそのものは使えます。過去のトークは見られませんが、これからの会話は普通にできるので、気持ちを切り替えて使い続けるしかありません。

このミスを防ぐには、機種変更のスケジュールを立てた時点で、真っ先にLINEのバックアップを取ることです。「あとでやろう」と思っていると、忘れてしまうんですよね。新しいiPhoneが届いたその日の朝に、まずバックアップを取る習慣をつけましょう。

古いiPhoneでログアウトしてから新しいiPhoneで作業した

これも時々見かける失敗です。「古いiPhoneのLINEを先に削除しておかなきゃ」と思って、新しいiPhoneでの設定前にログアウトしてしまうパターンです。実は、ログアウトしてしまうと、そのタイミングでトーク履歴が消えてしまうことがあります。

正しい順序は、新しいiPhoneで完全に引き継ぎ作業が終わってから、古いiPhoneを操作することです。新しいiPhoneでLINEにログインした時点で、古いiPhoneは自動的にログアウトされるので、自分から操作する必要はありません。

万が一、先にログアウトしてしまった場合でも、iCloudにバックアップがあれば復元できる可能性はあります。諦めずに、新しいiPhoneでログインしてトーク履歴の復元を試してみましょう。

電話番号を変更したのに古い番号でログインしようとした

携帯電話会社を変更したり、新しい電話番号に変わったりする場合、少し手順が複雑になります。新しい電話番号を先にLINEに登録しておかないと、ログインできなくなってしまうんです。

この問題を防ぐには、古いiPhoneがまだ使える状態で、新しい電話番号をLINEに登録しておく必要があります。設定画面のアカウント情報から、電話番号を新しいものに変更できます。その後、機種変更を進めれば、スムーズにログインできます。

もし既に古いiPhoneが使えなくなっていて、電話番号も変わってしまった場合は、かなり厄介です。メールアドレスとパスワードでログインできる可能性もありますが、それも設定していなかった場合は、残念ながらアカウントを引き継げないこともあります。

Wi-Fiが不安定で転送が中断された

クイックスタートの途中でWi-Fiの接続が切れたり、電波が弱くなったりすると、データ転送が止まってしまうことがあります。特に大容量のデータを転送している時は、安定した通信環境が必要です。

もし転送が中断されてしまった場合は、両方のiPhoneを再起動してから、もう一度やり直しましょう。最初からやり直す必要がありますが、一度失敗したからといって、データが壊れることはありません。

安定した環境を作るには、ルーターの近くで作業することと、他の家族がNetflixを見ていたり、大きなファイルをダウンロードしていたりしない時間帯を選ぶことが大切です。夜間や休日よりも、平日の昼間の方がネットワークが空いていることが多いですね。

iCloudの容量不足に気づかなかった

バックアップを取ろうとしたら、「iCloudストレージの容量が不足しています」というエラーが出て、バックアップできないケースもあります。特に無料プランの5GBだと、写真や他のアプリのバックアップですぐに一杯になってしまいます。

容量が足りない時の対処法は、いくつかあります。一つは、不要なバックアップを削除すること。iCloudの設定画面から、ストレージを管理して、使っていないアプリのバックアップをオフにできます。

もう一つは、有料プランにアップグレードすることです。月額数百円で50GBや200GBのプランが使えるので、長期的に考えれば便利です。LINEのバックアップだけでなく、写真や動画の自動バックアップにも使えるので、一度検討してみる価値はあります。

トーク履歴の復元ボタンを押し忘れた

新しいiPhoneでLINEにログインした時、「トーク履歴を復元しますか?」という画面が表示されるのですが、これを見逃してスキップしてしまう方がいます。一度スキップすると、後から復元するのが難しくなってしまいます。

もしスキップしてしまった場合は、一度LINEアプリを削除して、もう一度インストールし直してみてください。そうすると、再度ログイン画面が表示されるので、トーク履歴の復元を選ぶチャンスが戻ってきます。ただし、この方法が必ず成功するとは限らないので、最初から注意深く進めることが一番です。

電話番号が変わる場合の注意点

携帯電話会社を変更したり、新しい番号に変わったりする場合、通常の機種変更よりも注意が必要です。電話番号の変更を伴う引き継ぎについて、詳しく見ていきましょう。

事前準備が特に重要な理由

LINEアカウントは、基本的に電話番号と紐付いています。だから、電話番号が変わると、その番号で本人確認ができなくなってしまうんです。新しい番号を事前にLINEに登録しておかないと、アカウントにログインできなくなる可能性があります。

特に注意が必要なのは、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使わずに、完全に新しい番号になる場合です。この場合は、古いiPhoneがまだ使える状態で、新しい番号を手に入れた後に、LINEの電話番号を変更する作業が必要になります。

電話番号変更の具体的な手順

まず、新しいSIMカードを古いiPhoneに挿入します。これで、古いiPhoneで新しい電話番号が使えるようになります。次に、LINEアプリを開いて、設定からアカウント情報に進みます。

「電話番号」という項目があるので、それをタップして、新しい電話番号を入力します。すると、その番号にSMSで認証コードが送られてくるので、それを入力すれば番号変更完了です。この作業を済ませてから、クイックスタートや機種変更の作業を始めましょう。

もし新しいSIMカードが機種変更当日にしか手に入らない場合は、少し工夫が必要です。まず新しいiPhoneに新しいSIMを入れて、電話番号を確認します。その後、一旦古いiPhoneにSIMを差し替えて、LINEの電話番号を変更してから、改めてクイックスタートを実行する方法もあります。

メールアドレスとパスワードの重要性

電話番号が変わる場合、メールアドレスとパスワードの設定がさらに重要になります。万が一、電話番号変更の手続きがうまくいかなくても、メールアドレスとパスワードがあれば、アカウントにログインできる可能性があります。

機種変更前には、必ずメールアドレスが正しく登録されているか、パスワードを覚えているか確認しましょう。特にパスワードは、普段入力する機会がないので、忘れてしまっている方も多いです。確認方法は、設定画面のアカウント情報から、一度パスワードを変更してみることです。新しいパスワードを設定すれば、確実に覚えていられますね。

Facebook連携という選択肢

電話番号やメールアドレスとは別に、Facebookアカウントと連携させる方法もあります。これをしておくと、電話番号が変わってもFacebookアカウントでログインできるので、より安全です。

連携方法は、設定画面のアカウント情報から「Facebook」を選んで、連携を許可するだけです。普段からFacebookを使っている方には、おすすめの方法です。ただし、Facebookアカウント自体にログインできなくなると困るので、そちらのパスワードもしっかり管理しておきましょう。

引き継ぎ許可設定の有効期限

電話番号が変わる場合、「アカウント引き継ぎ設定」を必ずオンにしておく必要があります。これは、普段はセキュリティのためにオフになっていて、機種変更の時だけオンにする設定です。

この設定は、オンにしてから36時間しか有効ではありません。だから、あまり早くオンにしすぎると、機種変更するまでに期限が切れてしまいます。理想的なのは、機種変更の当日にオンにして、その日のうちに作業を完了させることです。

もし期限が切れてしまった場合は、もう一度オンにすれば大丈夫です。何度でもオンにできるので、期限を気にしすぎる必要はありませんが、忘れないようにすることが大切ですね。

データが消えてしまった時の対処法

最善の準備をしていても、何らかのトラブルでデータが消えてしまうことがあります。そんな時、少しでもデータを取り戻すための方法をご紹介します。

まず落ち着いて状況を確認

トーク履歴が見当たらなかったり、友だちリストが空っぽだったりすると、パニックになってしまいますよね。でも、まずは落ち着いて、本当にデータが消えているのか確認しましょう。

アプリの読み込みに時間がかかっているだけで、少し待てば表示される場合もあります。特にトーク履歴の復元直後は、全てのトークが表示されるまでに時間がかかることがあります。Wi-Fiに接続して、しばらく待ってみてください。

また、友だちリストが空に見えても、検索機能を使えば友だちが見つかることもあります。画面の表示がおかしくなっているだけで、データ自体は残っている可能性もあるので、いくつか試してみましょう。

LINEアプリの再インストール

データが表示されない時の一つの方法は、LINEアプリを一度削除して、再インストールすることです。アプリのバグや読み込みエラーが原因で表示されていないだけなら、この方法で解決することがあります。

ただし、再インストールする前に、必ずメールアドレスとパスワードを確認しておいてください。アプリを削除すると、再度ログインが必要になります。電話番号だけでなく、パスワードも必要になる場合が多いので、準備してから実行しましょう。

再インストール後は、電話番号でログインして、トーク履歴の復元を選びます。iCloudにバックアップが残っていれば、ここで復元できる可能性があります。バックアップの日付が古い場合は、最新のトークまでは復元できませんが、それまでの履歴は取り戻せるかもしれません。

iCloudバックアップから全体を復元

LINEだけでなく、iPhone全体のデータがおかしくなってしまった場合は、iCloudバックアップからiPhone全体を復元する方法もあります。これは最終手段ですが、試してみる価値はあります。

方法は、iPhoneを初期化してから、初期設定の途中で「iCloudバックアップから復元」を選びます。クイックスタートを実行する前のバックアップがあれば、そこからデータを取り戻せる可能性があります。

ただし、この方法だと新しいiPhoneにインストールしたアプリや、クイックスタート後に撮った写真なども消えてしまうので、本当に最後の手段として考えてください。

サポートに問い合わせる

自分で試せる方法を全て試しても解決しない場合は、LINEの公式サポートに問い合わせてみましょう。LINEアプリ内の設定から、ヘルプセンターにアクセスできます。

問い合わせる時は、できるだけ詳しく状況を説明することが大切です。いつ機種変更したのか、どんな手順で作業したのか、どのタイミングでデータが消えたのかなど、思い出せる限りの情報を伝えましょう。

ただし、サポートが必ずデータを復旧してくれるわけではありません。特にトーク履歴は、バックアップがなければ復元できないのが現実です。でも、アカウント自体にログインできない場合など、解決方法を教えてもらえることもあるので、諦めずに相談してみる価値はあります。

今後のための予防策

データが消えてしまった経験は辛いものですが、これを機に今後の対策を考えましょう。まず、定期的なバックアップの習慣をつけることです。週に一度、または重要なトークをした後には、手動でバックアップを取るようにしましょう。

また、大切な写真や動画は、LINEだけに保存せず、iPhoneの写真アプリやクラウドストレージにも保存しておくことです。複数の場所に保存しておけば、どこかでトラブルがあっても、他の場所からデータを取り戻せます。

重要なトークは、定期的にテキストファイルとして書き出しておくのもいい方法です。仕事の連絡や大切な約束、住所や電話番号などが含まれるトークは、メモアプリなどに記録しておくと安心ですね。

スムーズな移行のためのチェックリスト

最後に、iPhoneの機種変更でLINEを移行する際の、総合的なチェックリストをまとめておきます。このリストを印刷するなどして、一つずつ確認しながら作業を進めれば、失敗のリスクを大幅に減らせます。

機種変更の1週間前にやること

まず、機種変更の予定が決まったら、1週間前くらいから準備を始めましょう。早すぎても遅すぎてもよくないので、このくらいのタイミングが理想的です。

LINEアプリとiOSを最新バージョンにアップデートしてください。古いバージョンのままだと、バックアップや復元がうまくいかないことがあります。App StoreとiPhoneの設定の両方を確認しましょう。

次に、LINEに登録している情報を確認します。電話番号、メールアドレス、パスワードが正しく設定されているか、設定画面のアカウント情報から確認してください。パスワードが分からない場合は、ここで再設定しておきます。

iCloudの容量もチェックしておきましょう。設定アプリから自分の名前をタップして、iCloudを選ぶと使用状況が分かります。空き容量が少ない場合は、不要なバックアップを削除するか、有料プランを検討します。

機種変更の前日にやること

機種変更の前日には、実際のバックアップ作業を行います。Wi-Fi環境で、充電しながら作業するのがおすすめです。

LINEアプリから「トークのバックアップ」を実行してください。バックアップが完了したら、日時を確認して、今日の日付になっていることを確かめます。バックアップに失敗した場合は、もう一度試してみましょう。

大切な写真や動画を、LINEのトークから写真アプリに保存しておきます。特に思い出の写真は、複数の場所に保存しておくと安心です。

重要なトークは、テキストファイルとして書き出しておくのもいいでしょう。仕事の連絡や住所、電話番号などが含まれるトークは、メモアプリなどに記録しておきます。

機種変更当日の朝にやること

いよいよ機種変更の当日です。作業を始める前に、もう一度バックアップを取っておくと安心です。前日からさらにトークが増えているかもしれないので、最新の状態でバックアップしましょう。

「アカウント引き継ぎ設定」をオンにします。設定画面から選んで、スイッチをオンにするだけです。この設定は36時間有効なので、当日の朝にオンにすれば、十分時間があります。

古いiPhoneと新しいiPhoneの両方を充電しておきます。バッテリー残量は、できれば80パーセント以上が理想的です。充電しながら作業できる環境を整えておきましょう。

クイックスタート実行時のチェック項目

クイックスタートを始める前に、Wi-Fi環境を確認します。電波が強い場所で作業しましょう。できればルーターの近くがいいですね。

両方のiPhoneのBluetoothとWi-Fiがオンになっているか確認します。機内モードにはしないでください。データ転送に必要な通信がオフになってしまいます。

時間に余裕があることを確認します。データ量によっては1時間以上かかることもあるので、急いでいる時は避けましょう。作業中は、両方のiPhoneを近くに置いたまま、触らないようにします。

LINE引き継ぎ時のチェック項目

新しいiPhoneでLINEアプリを開いた時、「ログイン」を選ぶことを忘れないでください。「新規登録」を選んでしまうと、新しいアカウントが作られてしまいます。

電話番号でログインする時は、番号を間違えないように慎重に入力します。SMS認証コードが届いたら、制限時間内に入力してください。

「トーク履歴を復元」の画面が表示されたら、必ずタップします。これを飛ばしてしまうと、トーク履歴が復元されません。復元中はWi-Fiに接続したまま、アプリを閉じないでください。

作業完了後の確認項目

全ての作業が終わったら、いくつか確認しておきましょう。まず、友だちリストが正しく表示されているか確認します。グループも全て表示されているか見てみましょう。

いくつかのトークルームを開いて、履歴が残っているか確認します。写真も表示されるか、タップして確認してみてください。

購入したスタンプやきせかえを、マイスタンプやマイ着せかえから再ダウンロードします。全てのスタンプを一度にダウンロードすると時間がかかるので、よく使うものから順番にダウンロードしましょう。

設定画面から、通知設定や表示設定などが、好みの状態になっているか確認します。クイックスタートで多くの設定はコピーされますが、一部変わってしまうこともあるので、確認しておくと安心です。

古いiPhoneの処理

新しいiPhoneで全てが正常に動作することを確認したら、古いiPhoneの処理に移ります。LINEアプリは自動的にログアウトされているはずですが、念のため確認してください。

古いiPhoneを売却や下取りに出す場合は、全てのデータを削除する必要があります。設定アプリから「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます。

Apple IDからもサインアウトしておきましょう。「iPhoneを探す」機能もオフにする必要があります。これをしないと、次の人がそのiPhoneを使えなくなってしまいます。

トラブルが起きた時の対処

もし何か問題が起きた場合は、焦らず一つずつ解決していきましょう。まずは再起動を試してみてください。多くの問題は、再起動で解決します。

それでも解決しない場合は、Wi-Fi接続を確認したり、LINEアプリを再インストールしたりしてみます。自分で解決できない問題の場合は、LINEの公式サポートに問い合わせましょう。

データが消えてしまった場合でも、諦めずにいくつかの方法を試してみてください。バックアップが残っていれば、復元できる可能性はあります。

機種変更を成功させるための心構え

最後に、技術的な手順とは別に、機種変更を成功させるための心構えについてお話しします。

余裕を持ったスケジュール

機種変更は、思った以上に時間がかかるものです。特にLINEのデータ移行は、慎重に進める必要があります。新しいiPhoneが届いたその日に全ての作業を終わらせようと焦ると、ミスをしてしまう可能性が高まります。

できれば、機種変更する日は他の予定を入れず、丸一日使えるくらいの余裕を持っておくといいですね。特に週末や祝日など、ゆっくり作業できる日を選ぶのがおすすめです。

焦らず確実に

作業中に「このボタンを押していいのかな」「この画面、なんか不安だな」と思ったら、一度手を止めて確認しましょう。分からないことがあれば、ネットで調べたり、この記事を読み返したりしてから進めてください。

特にLINEのログイン時や、トーク履歴の復元時は、慎重に進めることが大切です。一度間違えると取り返しがつかないこともあるので、確実に理解してから次に進みましょう。

バックアップの重要性を再確認

何度も繰り返しになりますが、バックアップは本当に大切です。「まあ大丈夫だろう」と思って省略すると、後で後悔することになります。特にLINEのトーク履歴は、一度消えてしまったら復元できません。

バックアップを取る手間は、たかだか数分です。その数分を惜しんで、大切な思い出を失ってしまうのは、本当にもったいないことです。必ずバックアップを取ってから、機種変更を始めましょう。

サポートを活用する

一人で悩まず、分からないことがあれば遠慮なく助けを求めましょう。LINEの公式サポートはもちろん、携帯電話ショップのスタッフ、周りの詳しい友人や家族など、頼れる人はたくさんいます。

特に初めて機種変更をする方や、スマホ操作に自信がない方は、誰かと一緒に作業するのもいいかもしれません。二人で確認しながら進めれば、ミスも減りますし、何かあった時も相談できて安心です。

新しいiPhoneを楽しむ

機種変更は大変な作業ですが、新しいiPhoneを手に入れるワクワク感も大切にしてください。最新のカメラ機能や、速くなった処理速度、大きくなった画面など、新しいiPhoneには魅力がたくさんあります。

データ移行の作業が無事に終わったら、新しいiPhoneでLINEを開いて、友だちに「機種変更したよ!」とメッセージを送ってみましょう。ちゃんとトーク履歴が残っていることを確認できると、安心感と達成感が得られますよ。

最新iOS環境での特記事項

iOSは定期的にアップデートされていて、新しいバージョンが出るたびに機能が追加されたり、仕様が変更されたりします。ここでは、最新のiOS環境で特に注意したい点をお伝えします。

iOS17以降の変更点

iOS17からは、クイックスタートの手順が少し変わりました。データ転送の選択画面で、より詳細なオプションが表示されるようになっています。基本的な流れは同じですが、画面の表示が以前と少し違うかもしれないので、焦らず確認しながら進めてください。

また、プライバシー設定がより厳格になったため、一部のアプリでは追加の許可が必要になることがあります。LINEも、初回起動時に通知の許可や連絡先へのアクセス許可などを求められるので、必要に応じて許可してください。

eSIMを使っている場合

最近のiPhoneは、物理的なSIMカードを使わない「eSIM」にも対応しています。eSIMを使っている場合、クイックスタートでeSIM情報も自動的に転送されることがありますが、携帯電話会社によっては手動で設定が必要な場合もあります。

eSIMの設定がうまくいかない場合は、携帯電話会社に問い合わせてみましょう。多くの場合、QRコードを読み取るだけで簡単に設定できますが、会社によって手順が異なるので、事前に確認しておくと安心です。

新しいセキュリティ機能

最新のiOSでは、セキュリティ機能が強化されています。例えば、アプリの権限管理がより細かくなったり、パスワードの管理方法が変わったりしています。これらの変更は、基本的にはユーザーのプライバシーを守るためのものですが、慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。

特にLINEでは、通知の設定やマイク・カメラへのアクセス許可などが重要です。これらの設定を間違えると、メッセージの通知が来なかったり、ビデオ通話ができなかったりするので、初期設定の段階でしっかり確認しておきましょう。

よくある質問と回答

これまで多くの方から寄せられた質問の中から、特に多いものをピックアップして回答します。

トーク履歴は完全に復元できますか

iCloudにバックアップを取っていれば、基本的には完全に復元できます。ただし、バックアップを取った後に送受信したメッセージは、当然ながら復元されません。また、保存期限が過ぎた写真や動画は、復元できないこともあります。

一番確実なのは、機種変更の直前にバックアップを取ることです。できれば当日の朝に最新のバックアップを取っておけば、ほとんど全てのトーク履歴を新しいiPhoneに移すことができます。

クイックスタートにどのくらい時間がかかりますか

データ量によって大きく変わりますが、一般的には15分から1時間程度です。写真や動画が多い場合や、たくさんのアプリをインストールしている場合は、もっと時間がかかることもあります。

Wi-Fi環境の速度も影響します。高速なWi-Fiを使っていれば早く終わりますが、電波が弱い場所だと時間がかかります。余裕を持って作業できる時間を確保しておくことをおすすめします。

機種変更後、古いiPhoneでLINEは使えますか

一つのLINEアカウントは、一台の端末でしか使えません。新しいiPhoneでログインした時点で、古いiPhoneは自動的にログアウトされます。古いiPhoneでLINEアプリを開くと、ログイン画面が表示されるはずです。

ただし、PC版やiPad版のLINEなら、スマホ版と同時にログインできます。古いiPhoneをWi-Fi専用機として使い続ける場合でも、LINEアプリでは同じアカウントにはログインできないので、注意してください。

電話番号なしでもLINEは引き継げますか

基本的には電話番号が必要です。でも、Facebookアカウントと連携していれば、電話番号なしでもログインできることがあります。また、固定電話の番号でも登録できるので、携帯電話の番号がなくても大丈夫な場合があります。

ただ、セキュリティの観点から、できれば携帯電話の番号で登録しておくことをおすすめします。本人確認がしやすく、アカウントを乗っ取られるリスクも減ります。

購入したスタンプは引き継げますか

はい、購入したスタンプやきせかえは引き継げます。ただし、自動的にダウンロードされるわけではないので、新しいiPhoneで手動で再ダウンロードする必要があります。

マイスタンプやマイ着せかえの画面から、購入済みのアイテムを選んでダウンロードできます。購入履歴はアカウントに紐付いているので、料金を再度支払う必要はありません。

グループの管理者権限は引き継がれますか

はい、グループの管理者権限も含めて、全ての情報が引き継がれます。機種変更したからといって、グループから抜けたり、管理者権限がなくなったりすることはありません。

ただし、引き継ぎ作業に失敗してしまい、新しいアカウントを作ってしまった場合は、当然ながら以前のグループには参加していない状態になります。だからこそ、正しい手順で引き継ぎを行うことが重要なんですね。

LINE PayやLINEポイントは引き継げますか

はい、LINE PayもLINEポイントも引き継げます。これらはアカウント情報に紐付いているので、正しく引き継ぎができていれば、そのまま使い続けることができます。

ただし、LINE Payの本人確認をしていない場合や、一部の機能については再設定が必要になることもあります。機種変更後は、一度LINE Payの画面を開いて、正常に動作するか確認しておくと安心です。

安全で確実な移行のために

ここまで、iPhoneのクイックスタートを使ったLINEの移行方法について、詳しくお伝えしてきました。手順は複雑に感じられるかもしれませんが、一つずつ丁寧に進めていけば、必ず成功します。

最も大切なのは、事前の準備とバックアップです。この二つを怠らなければ、ほとんどの問題は防ぐことができます。新しいiPhoneを手に入れるワクワク感に流されて、つい急いでしまいがちですが、焦らず確実に作業を進めることが成功の秘訣です。

もし分からないことがあったり、不安に感じることがあったら、この記事をもう一度読み返してみてください。または、LINEの公式サポートや携帯電話ショップのスタッフに相談するのもいいでしょう。一人で悩まず、助けを求めることも大切です。

新しいiPhoneで、これまでと変わらずLINEを使い続けられることを願っています。大切な友だちとのトークや、思い出の写真が無事に新しいiPhoneに移行できますように。機種変更という一大イベントを、楽しみながら乗り切ってくださいね。

状況別の具体的な対応方法

ここまで一般的な手順をお伝えしてきましたが、実際には様々な状況があります。ご自身の状況に合わせた対応方法を確認してみましょう。

家族みんなで機種変更する場合

家族全員が同時に機種変更する場合、一人ずつ丁寧に作業を進めることが大切です。特に複数台のiPhoneを同時にクイックスタートすると、Wi-Fiの帯域が圧迫されて時間がかかったり、どのiPhone同士が通信しているのか分からなくなったりすることがあります。

おすすめの方法は、一人ずつ順番に作業することです。一人目の作業が完全に終わってから、次の人の作業を始めましょう。特にLINEの引き継ぎでは、電話番号を間違えないように注意が必要です。家族で似たような電話番号を使っている場合、入力ミスに気をつけてください。

また、子どもの機種変更を手伝う時は、子どものLINEパスワードやアカウント情報を事前に確認しておきましょう。本人も覚えていないことが多いので、保護者が管理しているメールアドレスなどを使って、事前にパスワードをリセットしておくと安心です。

海外在住の方や海外で機種変更する場合

海外でiPhoneを機種変更する場合も、基本的な手順は同じです。ただし、いくつか注意点があります。まず、SMSでの認証コードが海外の電話番号に送られることになるので、ちゃんと受信できるか確認しておきましょう。

また、時差の関係でLINEのサポートに問い合わせにくい場合があります。できるだけトラブルが起きないよう、事前準備を念入りに行うことをおすすめします。特にバックアップは何度か確認して、確実に取れていることを確かめておきましょう。

海外版のiPhoneを購入する場合、一部の機能が日本版と異なることがあります。基本的なクイックスタートやLINEの機能は同じですが、FeliCa(Suicaなど)が使えないなどの違いがあるので、購入前に確認しておくといいですね。

仕事用とプライベート用で複数アカウントを持っている場合

LINEは基本的に一つの電話番号につき一つのアカウントしか作れません。仕事用とプライベート用で分けたい場合、多くの方は二台のスマホを使っているでしょう。

二台同時に機種変更する場合は、それぞれのLINEアカウントを間違えないように注意が必要です。特に電話番号を入力する時、どちらの番号がどちらのアカウントに紐付いているか、しっかり確認してから進めましょう。付箋などに番号を書いて貼っておくと、間違えにくくなります。

また、LINE公式アカウントやビジネスアカウントを運用している場合は、別途管理画面からの設定も必要になることがあります。通常の個人アカウントとは手順が異なる場合があるので、公式のサポートページを確認しながら進めてください。

高齢の方や機械が苦手な方をサポートする場合

ご両親や祖父母など、スマホ操作に慣れていない方の機種変更を手伝う場合は、より丁寧なサポートが必要です。できれば隣に座って、一緒に画面を見ながら作業を進めるのがいいですね。

特に注意したいのは、パスワードやPINコードの管理です。普段使っていない情報なので、本人も覚えていないことが多いです。事前に確認して、メモに書いておくと安心です。ただし、そのメモを他人に見られないよう、保管場所には気をつけてください。

作業中は、一つ一つの操作をゆっくり説明しながら進めましょう。「ここをタップしてください」「この番号を入力してください」と、具体的に指示を出すと分かりやすいです。完了後は、実際にLINEでメッセージを送受信してみて、ちゃんと使えることを一緒に確認するといいですね。

中古iPhoneに機種変更する場合

新品ではなく中古のiPhoneを購入する場合、前の所有者がちゃんとデータを消去しているか確認が必要です。もし初期化されていない状態で届いた場合は、まず完全に初期化してから使い始めましょう。

中古iPhoneでも、クイックスタートは問題なく使えます。ただし、バッテリーの劣化などで充電が持たない場合があるので、作業中は充電ケーブルに接続しておくことをおすすめします。

また、AppleCareなどの保証が切れている場合が多いので、データ移行中にトラブルが起きても自己責任になります。より慎重に、確実に作業を進めることが大切です。

トラブル事例と解決方法の詳細

実際に起きたトラブル事例と、その解決方法をより詳しく見ていきましょう。

ケース1 認証コードが届かない

LINEにログインしようとしたとき、SMSで送られてくるはずの認証コードが届かないことがあります。この場合、いくつかの原因が考えられます。

まず、電話番号を間違えて入力していないか確認してください。特にハイフンの有無や、市外局番の0を入れるか入れないかで迷うことがあります。LINEの場合、ハイフンなしで入力するのが基本です。

電話番号が正しい場合、SMS受信の設定を確認しましょう。一部の格安SIMや、海外のキャリアでは、SMS受信に制限がかかっていることがあります。設定アプリから、メッセージの設定を確認してみてください。

それでも届かない場合は、少し時間をおいてから再度試してみましょう。サーバーが混雑していたり、通信状況が悪かったりすると、配信が遅れることがあります。5分くらい待ってから、もう一度「再送信」を試してみてください。

ケース2 旧端末が故障していて準備ができない

古いiPhoneが故障していて、バックアップが取れない場合は、かなり厳しい状況です。もし少しでも動く状態なら、最低限のバックアップだけでも取れないか試してみましょう。

画面が割れていても、タッチ操作ができればバックアップは可能です。Siriを使って音声でアプリを起動したり、外部キーボードを接続して操作したりする方法もあります。

完全に動かない場合は、残念ながらトーク履歴の復元は難しいです。ただし、定期的にiCloudバックアップを取っていた場合や、PC版LINEを使っていた場合は、一部のデータは残っている可能性があります。新しいiPhoneで復元を試してみる価値はあります。

ケース3 復元したトークが古い状態で止まっている

トーク履歴は復元できたけれど、数週間前や数ヶ月前の状態で止まっているケースがあります。これは、最後にバックアップを取ってから時間が経っていることが原因です。

残念ながら、バックアップ以降のトークは復元できません。今後このようなことがないよう、定期的にバックアップを取る習慣をつけましょう。自動バックアップを設定しておけば、このような問題は防げます。

少しでも新しいバックアップが残っていないか、iCloudの設定を確認してみてください。複数のバックアップがある場合、より新しいものを選んで復元できることもあります。

ケース4 一部の友だちが表示されない

友だちリストの大部分は復元できたけれど、一部の友だちだけ表示されないケースもあります。これは、その友だちがアカウントを削除していたり、あなたをブロックしていたりする可能性があります。

また、グループ経由でしか繋がっていなかった友だちの場合、グループから抜けると友だちリストからも消えることがあります。本当に必要な連絡先なら、もう一度友だち追加してもらうようお願いしましょう。

ケース5 スタンプが使えなくなった

購入したスタンプが使えなくなったように見える場合、多くはダウンロードがまだ完了していないだけです。マイスタンプの画面から、使いたいスタンプをもう一度ダウンロードしてみてください。

期間限定のスタンプや、プレゼントされたスタンプで有効期限が切れている場合は、再度購入またはプレゼントしてもらう必要があります。購入履歴を確認して、どのスタンプが使えるはずなのか確認しましょう。

セキュリティとプライバシーの保護

機種変更は、セキュリティとプライバシーについて考える良い機会でもあります。この機会に設定を見直してみましょう。

LINEのセキュリティ設定を強化する

新しいiPhoneでLINEを使い始めるタイミングで、セキュリティ設定を見直すことをおすすめします。設定画面から「プライバシー管理」を選ぶと、様々な項目が設定できます。

特に重要なのは「Letter Sealing」という機能です。これはエンドツーエンド暗号化を有効にする設定で、オンにしておくとメッセージの内容がより安全に保護されます。デフォルトでオンになっているはずですが、念のため確認しておきましょう。

また、「ログイン許可」の設定も確認してください。PC版やiPad版のLINEを使う予定がない場合は、オフにしておくとより安全です。不正なログインを防ぐことができます。

パスワードの管理

LINEのパスワードは、定期的に変更することをおすすめします。機種変更のタイミングで新しいパスワードに変更しておくと、より安全です。パスワードは他のサービスと使い回さず、LINEだけの独自のものにしましょう。

パスワードは、iPhoneのキーチェーン機能やパスワード管理アプリに保存しておくと便利です。忘れてしまうリスクも減りますし、セキュリティも保たれます。

二段階認証の活用

可能であれば、二段階認証を設定しておくことをおすすめします。これは、パスワードに加えて、もう一つの認証方法を追加するセキュリティ機能です。LINEでは、SMSやメールアドレスを使った二段階認証が利用できます。

二段階認証を設定しておくと、万が一パスワードが漏れても、不正なログインを防ぐことができます。少し手間が増えますが、セキュリティを重視する方にはおすすめの設定です。

友だち追加の設定を見直す

機種変更のタイミングで、友だち追加の設定も見直しておきましょう。「友だち自動追加」や「友だちへの追加を許可」をオンにしていると、電話帳に登録されている人が自動的に友だちに追加されます。

プライベートと仕事を分けたい方や、知り合い全員とLINEで繋がりたくない方は、これらの設定をオフにしておくといいでしょう。必要な人とだけ、QRコードやID検索で繋がるようにできます。

古いiPhoneのデータ削除は確実に

古いiPhoneを手放す前には、必ず全てのデータを完全に削除しましょう。単にLINEアプリを削除するだけでなく、iPhone全体を初期化する必要があります。

初期化する前に、Apple IDからサインアウトして、「iPhoneを探す」機能もオフにしておきます。これをしないと、次の人がそのiPhoneを使えなくなってしまいます。

データの削除は、必ず自分の手で行いましょう。買取店に出す場合でも、店員に任せるのではなく、自分で初期化してから持っていくことをおすすめします。

今後のために知っておきたいこと

機種変更を無事に終えたら、今後のために知っておくと便利な情報もお伝えします。

次回の機種変更に向けて

今回の経験を活かして、次回の機種変更をよりスムーズに行えるよう準備しておきましょう。まず、LINEのアカウント情報をしっかり管理することです。電話番号、メールアドレス、パスワードを、安全な場所に記録しておきます。

また、定期的なバックアップの習慣をつけることも大切です。週に一度くらい、手動でバックアップを取るか、自動バックアップを設定しておけば、次回はもっと簡単に移行できます。

iCloudのストレージプランも、必要に応じて見直しておきましょう。無料の5GBだと足りないことが多いので、有料プランを検討する価値はあります。月額わずかな金額で、多くのデータを安全にバックアップできます。

LINEの新機能にも注目

LINEは定期的にアップデートされ、新しい機能が追加されています。特にデータ移行に関する機能は、年々便利になっています。最新の情報をチェックして、より簡単で安全な方法が出ていないか確認してみましょう。

例えば、最近では「かんたん引き継ぎQRコード」という機能が追加されました。これを使うと、より簡単にアカウントを引き継げる場合があります。次回の機種変更時には、こういった新機能も活用してみてください。

他のアプリのデータ移行も忘れずに

LINEの移行が完了したら、他のアプリのデータも確認しておきましょう。特にゲームアプリや電子書籍、音楽アプリなどは、個別にデータ移行の手続きが必要な場合があります。

クイックスタートで多くのアプリは移行されますが、ゲームのセーブデータやアプリ内課金の情報などは、別途引き継ぎが必要なことが多いです。よく使うアプリについては、それぞれの公式サイトで移行方法を確認しておくといいですね。

機種変更は、確かに少し面倒な作業です。でも、この記事で紹介した手順を一つずつ確実に進めていけば、必ず成功します。大切なLINEのデータを守りながら、新しいiPhoneでの生活を楽しんでください。何か困ったことがあったら、いつでもこの記事を見返してみてくださいね。

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